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[韓国語会話]使い分け 그렇네요~ と 그렇군요~ は同じ??

 今日は、「그렇군요~!」についてです。昨日の授業でちょうど質問が入ったので、前回の「相づち言葉」の内容を振り替えながら、一緒に話してみたいと思います。
(ご参考ください↓)

  前回の記事でお話させて頂いたように、日本語の「そうだ」が、会話で相づち?として使われる場面を、あえて日本語の「言い方」として分類してみると(もちろん人によって言い方は違いますが)、

①はい、そうです。その通りです
⇒ 네, 맞아요. (相手の言っていることが事実として合っている)
②そうなんです! それなんです!
⇒ 그렇죠!! (まさに! 感嘆詞)
③そうですか?(若しくは、低いトーンで、そうですかー)
⇒ 그래요? (返事として聞き返す、又は共感を表す)
④そうですね......
⇒ 글쎄요......(迷って?考えている)

 では ④の返事に迷ったり考える時の「そうですね......」以外で、天気などの共通の状況に対する共感(同感)の「そうですね」は、どういう風に言えば良いでしょうか。普通に考えたら「-네요」をつければ良いので、「그렇네요」を思い浮かぶ方が殆どだと思います。はい、合っています。
 つまり「そうですね」⇒ 그렇네요. になります。ただ、こちらはあくまで相手様と同じ状況や認識の下での「同感」になります。

 ところで、字幕などで同じように「そうですね」として出ている言葉として「그렇군요」という表現もあります。これを言う時というのは、その状況や認識がそもそも相手様と同じではなく、「同感」よりは「気づき」になります。
 つまり、「その場で聞いて初めて知った」「今言われて初めて気づかされた」の感覚になります。あえて日本語の言い方を当てれば、「(へ!)そうなんですね?!」的な感覚になります。

例を見ますと、

○「그렇네요」
⇒雨の日、2人て一緒に窓を見ながら
가   오늘 비가 많이 오네요.
나   네, 정말 많이 오네요!

○「그렇군요」
⇒韓国に住んでいる友達からの連絡
가   서울은 오늘 비가 많이 와요.
나   어머! 그렇군요! 서울에는 오늘 비가 오는군요!

 ちなみに、この「그렇군요!」は、字幕などで「なるほど」としてもよく出てきます。韓国語には「なるほど」にあたる相づちの言葉がないので「初めて知って、気づかされて、理解する」ようなニュアンスとしてはまさにぴったりしています。パンマルは「그렇구나!」(なるほどね/確かに)

 また、この「-군요」の活用は少し独特で、動詞には -는 がついて、「-는군요」になるので、使う場面がある方は、何回か口で真似して慣らしてみましょう。^^;

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