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安定という不安定

私は安定を求めている。
忙しいよりゆるゆるするほうが好き。
でも今は安定なんて言葉を使ったら
四方八方から刺されるんじゃないかってくらい
「安定」という言葉がなんだか風の時代とマッチしてないようで
悪い言葉のような扱いを受ける。
そして私も軽々と「安定」という言葉を使えないし、
使っちゃだめだという気になる。

もっとたくさん行動してリスクも背負って進まないと道は開けないよ。
今のままじゃだめだよ。

と、誰に言われたわけでもないのになぜか心ばかり焦って、
今の自分のままじゃいけないと思いながらもいや、
今のままでも十分安定してるからいいやん〜って思ってる自分もいる。
なんでこんなにも「安定」という言葉が自分の中で
「不安定」になってしまったのだろうか。
それはきっと自分の心が安定なんてしていないからだ。
何かしら環境に不安がある。本当に今のままで過ごしてもいいのだろうか。でも一歩踏み出す場所がまだ分からない。置かれた場所で咲きなさいというけれども、果たしてこの置かれた場所でうまく咲けているのだろうか?と。
正体の分からぬ焦燥感にかられながらも私には大きな契機や事件がおきない。
そらそうだ。私が目立たないように大きな嵐にならないように生きているからだ。だって安定を崩されたくないから。
今はステイ期間なのだと思う。いつでも動ける準備ができるように、
肩書きがない「私」という存在が誰かの役に立てるように。
納得のいく「安定」という名の旅はまだまだ続く。


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