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企業理念について考える 後編

今日のマエオキ

こんにちは。OneSelFの佐藤です。

年が明けましたね。
毎年言ってるような気がしますが、あっという間ですね。

さて、2022年です。
どんな年になっていくか、自分としてはどういう年にしていくか。
楽しみですね^^

と、その前に2021年の振り返りを。
実は2021年は『深く掘る』、というテーマを掲げていました。
変化の多かった2020年、いろんなことにチャレンジしました。

2020.5.26 第一回緊急事態宣言解除前のFacebookより

これらのチャレンジは全てが初めてで、上手くいく根拠などどこにもありませんでした。
しかしながら、新型ウィルスの感染症拡大という生活様式までガラッと変えられる衝撃は、同時にチャレンジへのハードルをガクッと下げてくれるものでもあったと思います。

こうした種蒔きを経て、自分達に"今"できることと、"今"できないことの選別ができるようになってきました。
#”今”というのがポイント

そして、迎えた2021年。
自分たちの”今”できることに注力するため、まずは施設として、ユーザーへ、そしてスタッフへ何が提供できるか、という思案に明け暮れました。

そして、僕自身、少しずつOneSelFとは何者か、が見えてくるようになってきました。

そうした中で2021年に達成できたことを3つあげたいと思います。
#もはやマエオキではなくなっている

  1. スタッフの充実:2020年までは限られた人員の中でやりくりすることが多く、特に感染症蔓延期には感染対策として施行したスプリットオペレーションなどで特定のスタッフへ大きな負荷がかかることもありました。OneSelFのスタッフは大学院や専門学校、または別の職場と兼務しているスタッフが多く、組織としても多様な働き方を推奨・支援し、そこで得られた知見からより多くの可能性を見出すことを強みとしています。そうした意味で2021年はスタッフの成長・加入により、スタッフ間で上手くサポートがし合え始められ、多様性を促進する足がかりを築くことができました。

  2. 継続的な黒字化:感染症による外出自粛の影響は決して少なくなかったと思います。近隣でも複数の同業者が閉業を余儀なくされました。これらの出来事はトレーニングジム、運動施設としての在り方を再考するきっかけとなりました。そうした中でもユーザーの皆さまに支えていただき、組織として継続できる状態へ押し上げていただきました。本当にありがとうございます。様々なチャレンジをするにも、この継続する土台がなければ実行できません。さらに皆さまにとって充実した空間となるよう創意工夫を継続して参ります。

  3. 施設のリニューアル工事:安心してカラダに向き合い、自分を磨ける空間。この空間づくりに終わりはないと思います。その中で、2020年頃から計画していたリニューアル工事を行うことができ、バリアフリー化・休憩スペースの充実・トレーニングスペースの拡充を図ることができました。さらに有意義に空間を活用できるよう吟味を重ねて参ります。

こうして2021年に深く掘ったところに、2022年は柱を建てようと思います。それも複数本。

具体的な目標は、新たな店舗展開・スタッフの拡充・施設(三鷹)以外のプロジェクトの確立、です。この辺りを話し始めるとマエオキで終わってしまいそうなので、また別の機会にお話させていただきます。

ということで、2022年のテーマは『複数の柱を建てる』です。

企業理念を作成するきっかけ

さて、ようやく本題の企業理念です。
前回、前々回で、なぜ企業理念を作るに至ったかを会社設立時からの想いの変遷とともにご紹介しました。

簡単にまとめてみます。
ありがたいことにスタッフ・サポートしてくれる方々の数が想定以上に大きくなり、もはや設立当初の私の考えを遥かに上回る想いやアイデアで溢れ、OneSelFとしてできる可能性が大きく広がりました。
そして、数が増えることで多様性が生まれ、アプローチの方法やベクトルにも幅が生まれきました。
この多様性を活かし、チームとして昇華するには、プロセスではなく、ビジョン(理想の未来図)を示す必要性を感じたからです。そして、そのゴールを様々なプロセスで目指すことで、組織としての魅力が増してくるのではないかと感じます。


企業理念

OneSelFの企業理念。
まずはVisionを、というかこれがメインです。

最高の『自分史』を刻む場、を創る。


ひとつひとつの言葉を解説します。

  • [最高の]:この言葉は、過去・現在・未来、全ての意味を含んでいます。そして”達成しなければならないモノ”ではなく、”達成している自分を想像してワクワクするモノ”を表しています。過去を振り返り、現在を見つめ、最高の未来へ踏み出す。ワクワクワードです。

  • [『自分史』]:OneSelFには自分自身、己などの意味があります。ただ”孤独”とは異なる、ということを表したかったので『史』という言葉を用いました。自分の歴史には様々な人が関わっています。そして、一時点では歴史にはなりません。一時点的に調子の良いことを言ってなんとなく関わるのではなく、楽しいこともしんどいことも全てひっくるめて、ひとつひとつ共に紡いでいく、その生き様をサポートできる組織でありたい、そんな願いが込められています。

  • [『刻む』]:最高の『自分史』は、他の誰でもなく、あなたが刻むからこそ価値があり、あなたが主役で、主語はあなたです。そして、私たちOneSelFはあなたの伴走者(パートナー)です。

  • [場]:最高の『自分史』を刻む人たちが集う場所、それはどんなチャレンジも承認し失敗も受け入れ、後押しし、お互いを尊重しながら認めあえる、安心した空間だと思います。OneSelFが目指すのは、いちトレーニング施設ではなく、プラットフォームです。

  • [創る]:最高の『自分史』を刻む場は、ただ作るだけでは完成しません。そこに集う人々(ユーザーであったりスタッフや私たち経営陣も含めて)が創意工夫を凝らし、あぁでもない、こうでもないと思案を巡らせながら自分たちの手で新たな空間を産み出していく、そのプロセスの中で完成に近づいていくと思います。真っ新な施設よりも、皆さまがトレーニングで汗を流すことでその施設がより輝くように、共創していきましょう。

ちなみに、これ敢えて、非常に抽象度を高くしています。そのため、『カラダ』という言葉も入れていません。

それは私たちが『セルフパーソナルトレーニングジム』という形態にこだわらず、あらゆるジャンルを取り入れながら、皆さまの最高の『自分史』を刻める場を、創っていこうと思っているからです。

どうぞ今後の展開をお楽しみに^^

セルフパーソナルトレーニングジムとしてのミッション

ビジョンを実現するためにやることを、ミッションと言います。
私はミッションはビジョンに対して、複数存在すると考えています。
そして、それはビジョンよりももっと具体的なものです。

なので、今回はまず、OneSelFのセルフパーソナルトレーニングジムとしてのミッション・ステートメントをご紹介します。

私たちがセルフパーソナルトレーニングを通して、どういう方々が、どういうプロセスを通して、どういう状態になることで、前述のビジョンへ到達できるか、ということを具体的に示しました。

私たちOneSelFは、
より輝く未来を目指すすべての人々が、
自分史上、最高のパフォーマンスを発揮するため、
スポーツ医科学に基づくカラダづくりを提供する、
人生の伴走者です。

私たちは今後も様々なミッションをコンプリートしながら、最高の『自分史』を刻む場を、創って参ります。

あとがき

3ヶ月に渡って企業理念を書きました。
まさか3部作に渡る長編になるとは…
#それはおそらく長いマエオキのせい

今回この理念を創るにあたって多くの人にお世話になりました。
一人で創っていてはある程度のものしかできなかったように思います。

こうして多くの人にお世話になれたのも、OneSelFがそういう場に近づけているからかもしれません。

理念を創るきっかけを与えてくれた三鷹実践経営塾の皆さま、いつも多くの気づきを与えてくださるメンタルコーチの河合さん、僕のまとまりのない思考を整理するためにいつも気長に会話を弾ませてくれる副代表のズーミノ、まだまだ未熟な組織である私たちOneSelFをいつも活用し応援してくださるユーザーの皆さま、そして、僕一人の力では大したことはできないことに気づかせてくれると同時に、多くの人が集うことで可能性が大きく広がっていくことにも気づかせてくれたOneSelFのスタッフに、心から感謝します。

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