ノンケとして生きる壁

初めに「ノンケって??」と思った人がいると思うので、説明します。

ノンケとは…
ゲイ/同性愛者からみた異性愛者のことです。
僕が言うノンケは「女性が好きな男性」のことを指します。ゲイの間では「ノンケ」と言う言葉は当たり前のように使われています。


大抵のゲイの人は、一度は必ずノンケのフリをして生きてきていると思います。自分がゲイだと自覚して、周りと違うと自覚してから、「バレないように隠さなきゃ!」と自分を偽って生活しています。

女性に興味があるフリをしたり、仕草や言葉遣いでゲイっぽさが出ないように振る舞ったり…。どれだけよく遊びに行くノンケ友達や女友達だったとしても、必ずウソが付き物になってしまいます。

必ず壁ができてしまうんです。
ノンケでよくある恋愛話だったり、タイプの話だったり…僕達にはウソをつくしかできないんです。

ウソなんかつかずに話を避ければいいじゃんって思う人もいると思います。でも、それだとノリが悪いだとか嫌いなのかなとか思われてしまい、もっと友達関係が薄いものになってしまいます。

そりゃ自分だってしたいですよ。
タイプの人が話しかけてくれたこととか、どういうことにドキドキするかとか…。

でも、それでも、ウソをついて自分を守るしかないんです。
まだ偏見のある世の中だからこそ。
ゲイもいて当たり前の世の中ではないからこそ。

僕はこの22年間、その壁を感じて過ごしてきました。

これから変わっていって
本音の言える明るい青春が送れるような
世界に変わってて欲しいなと願います。

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