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【ワンパブ・オープン社内報 vol.28】 共創が会社をさらに大きくする。グループ会社から来たからこそわかる「ワンパブの強み」とは

ビジネスソリューション部ビジネスソリューションチーム 濵兆永・齋藤菜菜恵

【ワンパブ・オープン社内報】は、ワン・パブリッシングで働く人を通して、会社・雑誌・メディアが、いまどのような新しいことにチャレンジしているかをお伝えしている連載です。今回取材したのは、ワン・パブリッシングが所属する日本創発グループのひとつ、東京リスマチックからの出向でワンパブにジョインしている濵兆永さんと齋藤菜菜恵さん。同じグループ会社だからできることや、これから挑戦したいこと、そしてワンパブに対する率直な印象までを聞きました。(所属や肩書は取材当時のものです)

【プロフィール】

濵 兆永(はま よしひさ)
2009年3月、グループ会社にあたる東京リスマチック株式会社にDTP・印刷オペレーターとして入社。2022年2月にワンパブにジョインするまでの間に、CSRの会社・WEBマーケの会社・文房具やお菓子を扱う会社(いずれもグループ会社)などに所属し、まったく違う分野での営業経験を多々積むことになる。その経験が、ワンパブのどのメディアにも属さない営業形態のビジネスソリューション部という部署の機能にもマッチしている。

齋藤 菜菜恵(さいとう ななえ)
2014年にグループ会社である東京リスマチックに新卒入社。新宿センターで店舗の受注スタッフとして約2年間勤務した後、営業サポートチームに異動。印刷にとどまらない様々な案件を経験し、2022年2月にワンパブへ出向。リスマチック在籍時の蓄積を活かしつつ、未知の業務にも向き合い、更に経験値を積むべく奮闘中。


どんな案件も開拓&サポートする最強の「なんでも屋」コンビ

8年以上同じチームにいる二人。阿吽の呼吸で話が進みます。

―お二人は、2022年2月より、東京リスマチック(以下、リスマ)からワンパブにジョインされています。具体的には、どのようなお仕事をされているのですか?

「二人ともビジネスソリューション部という部署にいます。そのなかでも僕は、『日本創発グループの営業なら、誰でもなんでも相談していいですよ』という受け皿を担っているつもりです。

たとえば、WEBサイトを作りたい、ワンパブのメディアを使ってイベントをやりたい、キャンペーンを開催したい……自社ができる範囲を超えたご提案をしたいとき、その相談に乗りつつ、営業同行や営業代行をしています。

『こういうクライアントがいるんだけど、もう少しご意向などを引き出したいので一緒に行ってください』とか、『この企業が可能性ありそうなので一緒に企画案を考えてください』なんてオーダーもありますね」

齋藤「私も以前は濵さんと同じように、新規案件獲得のために動いていたんですが、半年くらい前からはワンパブのいろいろな部署の方が決めてきた案件のサポートに入ることが増えてきました。すでにお付き合いのあるクライアントさんへの提案や、決まった案件の進行サポートがメインですね」

―ということは、濵さんが新規開拓して決まった案件を、齋藤さんがサポートして進める、ということもあるのでしょうか?

「ありますね。言うなれば、相談に来てくれる営業の方が持っていないスキルとかアイデアを出して、ソリューションの『スキマ』を埋めるのが僕の役割。決まった案件の中で、一筋縄ではいかない『スキマ』を埋めて前進させるのが齋藤さんの役割です。

お互い、営業をするときもあれば企画やプランを考えることもあるし、クリエイティブなこともやる。印刷手配だってします。齋藤さんにいたっては、イラストも描けるので、その方面で貢献することも多いです」

齋藤「何者なのかと問われたら、何者でもない、ちょっと形容しがたい業務内容ですね」

グループ内の協業によって、世界と可能性がぐっと広がる

―ぜひ、お二人が携わった具体的な案件のお話を聞きたいです。日本創発グループにいるからこそ実現できたという例を教えてください。

齋藤「リスマのクライアントだったあるスポーツメーカーさんの新商品の販促としてご提案した案件が、まさにそれかなと思います。店頭でのPOP展開に加えて、ワンパブの媒体である『mer』と『FYTTE』でモデルを起用した記事、動画制作を展開しました。クライアントにも好評で、第一回に続き第二回も実現できたのはうれしかったですね」

「あれは良い展開だったよね。あとは……東京でのプロモーション方法に困っている地方のクライアントに向けて、何か良い案がないかとグループ会社の営業から相談を受けまして。そこで、親和性のあるワンパブのクライアントを紹介し、コラボレーションをしたクリスマスイベントを開催したこともあります。ワンパブと日本創発グループの会社がハブとなり、双方のクライアントを結ぶという、まさに協業の良い例ではないでしょうか」

―確かに、一つの会社だけでは実現しえなかった展開ですね。では、別の会社から異動してきたからこそわかる、ワンパブの印象、社内の雰囲気などを教えてもらえますか。

「皆さん勘が良いですよね。2~3話しただけで10理解してもらえる、この先の展開がどうなるかという見通しが立つ人がすごく多いです。特に編集スタッフと僕のような営業が一緒に動くときって、どこからが自分の領域かを即座に判断して動くことが求められます。そのあたりの鼻が利くというか、勘所が良いんですよね。

お互いお見合いをしていても進まないし、ガツガツ前に出る人ばかりでもバランスが悪い。チームで案件を進める難しさって、そこにあると思うんですよ。ワンパブのみんなは、そのバランスが黄金比です」

―黄金比! パワーワードをいただきました(笑)。齋藤さんはどうですか?

齋藤「働き者気質の方が多いですね。チームインした瞬間から、自分ができること、すべきことを考えて積極的に動かれているので、余分な指示出しがなくてもスムーズに案件が進んでいきます。私も遅れないようについていかないと、と必死です」

クリエイティブスキルと真逆の発想で、今年も新規案件に挑戦!

―先ほど、齋藤さんはイラストも描かれるというお話でしたが、なにか見せてもらってもいいですか?

「齋藤さんはどんなテイストの絵でもササっと描いちゃうんですよ。一枚絵でも4コマでも、なんでも。美大を出ているから基礎能力が高いんだと思うんですが、やっぱりセンスですよね。クライアントに企画を持って行く際に、イメージラフをお願いすることもあるし、実際にクライアントのサービスをあらわすDMのマンガをお願いすることもあります。

しかも、僕が出したアイデアは全体の2割くらいしかないので、それを具現化したうえで、10割まで持って行くのが齋藤さんの役割であり才能です。キレながらも、素晴らしいものを描いてくれます(笑)」

齋藤さんのイラストを使ったDM

齋藤「いや、あのときは、本当にマンガのネタしかアイデアをもらえなくて、キャンペーンにつながる要素は一切くれなかったじゃないですか! それ全部私が考えることになったから怒ってたんです(苦笑)」

―プロのイラストレーターさんの作品かと思いました!

齋藤「ありがたいことに、『このイラストは誰が描いたのですか?』という問い合わせもあったようで、うれしかったです」

―ここからは、お二人ご自身のお話も聞かせてください。濱さんがお仕事をしていて楽しいとき、反対に大変なとき、悲しいときはどんなときですか?

「案件が決まったときはもちろんうれしいけど……日々業務に追われているので、『今日は一切企画書を書かないぞ! メールの返信だけ!』って決めたときはうれしいですね。(取締役の)松井さんと正田さんと席が近いから、いろいろ業務内外の話を取り留めもなくしている瞬間も楽しいです。お互いの良い点とか、企画書の内容の評価とか。でも、7~8分したら『もういいですか』って切り上げられちゃうから、そのときが悲しいときです(笑)」

―とても良い雰囲気でお仕事されているのが伝わってきました! では齋藤さん、これまでの仕事を振り返って、自分が成長できたなと感じる点はありますか?

齋藤「人間性としては変わってないと思うんですが、スキル的には……ワンパブに来て、かなり大人数で案件を動かすことが多いので、全体の進行やスケジュール調整がスムーズにできるようになったかなとは思います。俯瞰で見て物事を進めることが、少しはできるようになったかな」

―8年間一緒に働いている濵さんから見て、どうですか?

「齋藤さんはね、最初から仕事がデキたんですよ。新入社員がステージ上で入社の抱負を述べる会があるんですけど、斎藤さんは群を抜いて自己紹介がうまかった。言葉が理路整然としていて、自分を出す部分と、社会性を表現する部分のバランスが新人とは思えないくらい素晴らしかったんです。当時の僕よりも、能力が上だったと思います。

実際に仕事を一緒にしてみると、クリエイティブのスキルは高いし、僕が教えたというよりも一緒に育ってきた感じですね。初期スキルが高かったから、そんなに成長してないんじゃないかな!(笑) 嘘です、いつも助けられています」

―では最後に、今後の目標や夢を教えてください。

齋藤「今年こそ、仕事ではなく、ちゃんと個人として絵を描こうと思っています。あとは、私(Jリーグの)川崎フロンターレのサポーターを14年ほどやってまして、ホームの試合は全部観に行ってるんです。そこに絡めるようなお仕事があったらうれしいなと思います」

齋藤さんのイラスト。タッチもテイストも多種多様

「僕も今年は絵を描きたいですね。描いたことないし、描けないけど、ちゃんとした絵を描いてみようかな」

齋藤「それ、私の目標をディスってます?」

「(笑)。あとは、目標というか常に意識していることは、物事を違う角度、真逆で見ること。クライアントに提案するとき、当然いろんな業者とか競合にも声をかけているわけで、同じ話をしても勝てないんですよね。

だからこそ、王道の提案ではなくて、真逆の発想や、ネガティブな部分をポジティブに表現する方法を常に考えています。より一層、多角度から物事を捉えられるようになりたいですね」

現在、齋藤さんはほぼ在宅勤務、濵さんはワンパブに3割、あとの7割はグループ会社や出先にいることが多いのだそう。そのため、以前よりもリアルで顔を合わせる機会が減ったとのことですが、お二人の会話のキャッチボールが見ていて気持ち良く、8年間の絆が垣間見える取材でした。

ちなみに、冒頭のプロフィールですが、じつはもう1パターンもらったので、裏プロフィールとしてご紹介します。これからも名コンビの活躍が、ワンパブの可能性をさらに広げていってくれるでしょう。濵さん、齋藤さん、ありがとうございました!

<裏プロフィール>
濵 兆永(はま よしひさ)
1974年4月、札幌にある天使病院で生を受ける(生まれた直後は、頭から湯気が出ていたとか、出てなかったとか……)。その後、学生・社会人生活をノビノビと満喫し、2022年2月にワンパブにジョイン。ワンパブの持つ独特な環境に合致し、ここでもノビノビと過ごすことになる。最近のマイブームは2つ。1つ目は、ひらがなの書き順を逆再生にして書くこと。書きやすいひらがなの四天王は、「く」「し」「つ」「へ」(五十音順)。2つ目は、オノマトペにギリギリ属さない言葉を探すこと。その条件に該当する暫定1位は「ほよよ」。

齋藤 菜菜恵(さいとう ななえ)
推しチームの本拠地に住民税を納めるため、数年前に引っ越し、現在は爬虫類5匹と哺乳類2匹とともに暮らしている。2014年にグループ会社の東京リスマチックに新卒で入社し、2年目に濱(さん)のチームにジョイン。5年目くらいから敬いの心が薄れて敬語が使えなくなったが、仲良くやっている(と思っている)。2022年2月にワンパブへ出向、6月に猫を拾ってほとんど出社しなくなり、最近オフィスにデスクがなくなった(フリーアドレスになった)。

(取材:水谷映美/撮影:我妻慶一)


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