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【ワンパブ・オープン社内報 vol.20】 前例がないから、おもしろい。目指すは「新しいパブリッシャーのカタチ」

メディアソリューション部 兼 ビジネスソリューション部 川上 真奈美

【ワンパブ・オープン社内報】は、ワン・パブリッシングで働く人を通して、会社・雑誌・メディアが、いまどのような新しいことにチャレンジしているかをお伝えしている連載です。今回お話を聞いたのは、メディアソリューション部とビジネスソリューション部を兼務する川上真奈美さん。常に新しいことにチャレンジし続ける川上さんの仕事にかける想いや、目指す将来像などを教えてもらいました。(所属や肩書は取材当時のものです)

【社員プロフィール】
川上 真奈美(かわかみ まなみ)
2011年 学研パブリッシングに入社。
雑誌販売部、『FYTTE』編集部、PC編集部などを経て、受託営業チームに異動。雑誌編集と営業の経験を活かし、小中学生向けのキャリア教育、企業タイアップ商材の営業の企画編集を担当する。
その後、自社のメディアを活用した企業向けソリューションをおこなうメディアソリューション部に異動。2022年春からは、メディアの枠を越え、グループ企業と共にコンテンツマーケティングのノウハウを企業に提供する、新しいソリューションの企画開発に取り組んでいる。


編集者に憧れた幼少期。自費出版をした学生時代。そして念願の出版社へ

―川上さんは、メディアソリューション部とメディアビジネス部を兼務されています。それぞれどのようなことをされているか、簡単に教えてもらえますか。

はい。メディアソリューション部は、ワンパブが持つメディアやコンテンツを活用しながら、クライアントとなる企業の課題解決をサポートするソリューション営業が主な業務です。私がメインで扱う媒体は、ヘルスケア情報メディア『FYTTE』と料理メディア。加えて最近は、小中学生向けの情報メディア『学研キッズネット』も担当しています。各メディアが持つ発信力やコンテンツ制作ノウハウ、著名人や専門家とのコネクション、ファンとのコミュニティなどを活かしたソリューション提案や企画の開発を進めています。

もうひとつ、この春から所属しているのがビジネスソリューション部です。こちらは、メディアありきではないソリューション営業……たとえば、企業のマーケティング戦略設計をお手伝いさせていただいたり、アクションプランとしてWEBサイトやオウンドメディア、SNSの運営を支援したりと、クライアントに寄り添った活動をしています。

そのほかにも、クライアントの課題に応じ、動画、イベント、キャスティングなどを行うこともあります。幅広く、コンテンツマーケティング全般を支援するのがビジネスソソリューションでの業務です。メディアソリューションとの違いは、コンサルティングからプロモーションまで、マーケティングの上流設計から担う点ですね。さらに、ワンパブが属している日本創発グループの企業と協業して、これまでにない新たな提案をしていくこともミッションです。

幼少期、川上さんが夢中で読んでいた雑誌『POTATO』

―いわゆる「出版社の営業」とはまったく違った、新たなビジネスに取り組んでいるのですね! ちなみに、入社以来、販売、編集、営業とすべてのセクションを経験されてきた川上さんですが、もともとはどの職種が希望だったのですか?

編集です。小学5年生の頃から、編集者になりたいとずっと夢見ていました。雑誌が好きになったきっかけは、実はワンパブが出している『POTATO』なんですよ! お小遣いをもらったら、すぐに書店まで走って、『POTATO』の最新号を買うことが楽しみでした。私の実家は本当に田舎で、周りには田んぼと海しかなくて。エンタメと言ったら、雑誌だったんですよね。

『POTATO』 のほかにもいろいろな雑誌を買って、夢中で読み漁っていました。何か困ったとき、頑張りたいとき、楽しみたいとき……どんなときでも書店に行けば、自分の気持ちを満たしてくれる雑誌や書籍に出会えたんです。だからいつか、自分も本を作る側になって、私と同じような体験を提供したいなと思っていました。

大学時代は、仲間と一緒に自費出版にも挑戦しましたね……。懐かしいな。自分たちで本を作って、営業して、在庫も持って、注文が入ったら伝票を書いて送って。京都のとある書店さんでは、100冊も売ってくださったんですよ。全部で500冊くらい売れたと記憶しています。

大学時代に自費出版した1冊

―入社前から、編集・営業・販売・制作とすべての経験をされていたのですね! そして、念願の出版社に入社したのが、2011年。

はい、どんどん雑誌に対する思いが募っていって、就職留年もして、なんとか当時の学研パブリッシングに入社しました。採用は編集部門でしたが、まずは本の流通に関することを学ぶために、出版販売会社(出版取次)さんへの営業を2年間担当しました。

その後、当時はまだ月刊誌があった『FYTTE』編集部と、実用的なムックや書籍を発行していたPC編集部をそれぞれ1~2年ほど経験しました。ついに、念願の編集作業に携わることができたわけなのですが、その頃から少しずつ、雑誌広告のセールスに加えて、ソリューション型の営業を進めていくことが会社のミッションになりつつあって。必然的に、私もそうしたソリューションの販売をするようになっていったんですね。

たとえば、東京ビッグサイトなどで開かれる販促エキスポにも出展しました。編集ノウハウやコンテンツ、メディアのブランドなどを活かして、販促物の面から企業の課題解決をサポートすることに挑戦していたんです。社内では誰もやったことがないことに、上司と相談しながらチャレンジしていくのは、難しかったですがすごく楽しかったです。そこから、少しずつ営業の比率が高まってきて、今に至ります。

―正直、幼い頃から志していた編集業務をずっとやり続けたかった、という気持ちはありましたか?

異動が多かったので、最初は「どうなっちゃうんだろう……」と戸惑いは正直ありました。でも、編集じゃなきゃ嫌という思いは徐々になくなりましたね。特に最初に配属された流通営業の仕事が、すごく勉強になったんですよ。とても良いチームで、営業もおもしろいなと感じました。だから、職種にこだわらず、求められた場所で頑張るのもいいなって。いま取り組んでいる業務は、まさに編集・営業の垣根なく、みんなで課題に取り組んで提案していくチームなので、すごく楽しいし、やりがいを感じています。

「誰もがワクワクする提案を」コンテンツメーカーとしてのこだわり

―日本創発グループの企業と協業して、いろいろな提案をしているというお話でしたが、すでに実現した案件はありますか。

一年ほど前から、同じ日本創発グループの東京リスマチック(以下、リスマ)さんと、なにか一緒に提案できることはないかを話し合ってきました。そのなかのひとつに、昨年末から注力している資生堂ビューティ・スクエアさんとのコラボ企画があります。

ワンパブは各界の著名人やインフルエンサーの方と繋がりがあるので、そのコネクションを活かして、『FYTTE』でもお世話になっている人気の琉球風水志シウマさんをキャスティング。占いコンテンツの制作を『FYTTE』がサポートし、POP企画の一部をリスマさんが担当したイベントを昨年末に開催しました。

さらに、5月21日(土)、28日(土)には「秋倉諒子さん×Beauty Square『Beauty&Fit Special Lesson』supported by FYTTE」というイベントを開催することになりました。5月8日(日)23:59までチケット販売中なので、ぜひチェックしてみてください!

―まさに、ワンパブとリスマさんが協業し、それぞれの強みを活かした、複合的な提案例ですね! 日本創発グループにはたくさんの会社があるので、まだまだ可能性は無限大ではないでしょうか。

おっしゃるとおりで、いままさにグループ内各社との営業面やソリューションの開発を進めているところです。クライアントに対して、さらに提供価値を高めていくために、一緒にできることを積極的に模索しています。

―これまでにない、新しいパブリッシャーのカタチへと近づいている気がします。ちなみに、企画書を作成する際にこだわっていることがあると聞きましたが……。

こだわりというほどのことではないのですが、企画書や提案書を作成するときに意識しているのは、「誰が見てもわかりやすい」「心躍る」「欲しくなる」という3点です。やはり、コンテンツメーカーとしては、「成果物に期待を抱かせることができるか」が重要だと思うんです。その意味では、すべてのソリューションの入り口となる「提案書」の質を高めることも、営業の役割かなと。こっそりカラーコーディネートについても勉強していて、目を引く色使いを工夫していたりします。編集での経験も活かされているかもしれませんね。

じつは先日、あるビジネスアカウントの方が、私の作った企画書をTwitterで紹介してくださっていて……。本を読んだりして独学で知識を得ていたんですが、やり方は間違っていなかったなと思えました。

常に変化と挑戦を。そして、いつか叶えたい夢

―ここからは、少しプライベートなこともお聞きしていきます。川上さんのご趣味は「北欧ヴィンテージ」を集めることだそうですね。

そうなんです。フィンランドがすごく好きで、これまでに5回ほど行ったことがあります。いつか北欧ヴィンテージのお店を開きたいと思っています。オンラインで開くのかリアルな店舗を持つのかまでは決めていませんが、フィンランドに買い付けに行って、いろいろな小物類を販売するのが将来の夢です。

大好きなフィンランド・ポルヴォーでの一枚

そのために、いまコツコツと小物類を集めています。家の中も、自分の好きなテイストで揃えて楽しんでいて。ハウスメーカーの方からお願いされて、週末に一般のお客様に向けて家のインテリアづくりについて語ったりもしています(笑)。完全なボランティアですけど。

大好きな北欧ヴィンテージで囲まれた自宅

―すごく素敵なお部屋ですね! いつか、ワンパブでインテリア関連の企画を出してはどうでしょうか!? そんな、趣味も充実している川上さんですが、日頃お仕事をしているなかで楽しい瞬間はどんなときですか?

そうですね……クライアントや広告代理店、社内外の関係者など、会社の垣根を超えて、同じ目線、同じ熱量で目標に向かって仕事ができたとき、でしょうか。ハードルが高い仕事が多いですが、だからこそ、ひとつのチームとして向き合えたときは、すごく楽しいなと思えます。

具体的には、こんなことがありました。先日、以前担当していた仕事に数年ぶりに携わることになったのですが、取引先のご担当者さんが前と変わっていなかったんです。その方から、「一緒に仕事をしていたときが一番楽しかったし、良いチームだったよ。また一緒に仕事ができてうれしい」という言葉をいただきました。私も同じように感じていたので、言葉にならないほどうれしかったです。

―最後に、今後の夢や目標を教えてください。

仕事では、「これは文句なしに大成功!」と言わしめる結果を残したい。そして、長く一緒に仕事がしたいと思ってもらえるような営業担当者になりたいです。

あとは……ファン歴20年を迎える憧れの方がいて、いつかお仕事をご一緒できるくらい、自分自身が成長することが大きな目標です。これまでにも、私自身が好きで、メディアの企画にピッタリだと思う方をイベントなどのキャスティングに提案しているのですが、やっぱり実現するとうれしいですね。最近では「バチェラー・ジャパン」シーズン4でカップルになった黄皓さん&秋倉諒子さんに『FYTTE』のイベントに出演していただきました。パーソナリティにピッタリのイベントだったと思うのですが、いかがでしたか? 

そして、いつか憧れの方とも、なにかお仕事をご一緒できたらと思っています。すでに、『FYTTE』に合いそうな企画を温めているので、実現させたいです!

学生時代のこと、仕事のこと、趣味のことなどを、目を輝かせながら語ってくれた川上さん。そのバイタリティと行動力に感動しました。いつか憧れの方とのお仕事が実現する日を楽しみにしています。川上さん、ありがとうございました!

(取材:水谷映美/撮影:我妻慶一)

FYTTE(フィッテ)
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