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【ワンパブ・オープン社内報 vol.24】今秋に新動画サービスをローンチ! メディア×動画のハイブリッド配信=圧倒的な強みはスピード感!

4thclue 長谷川裕一/古澤慎也

【ワンパブ・オープン社内報】は、ワン・パブリッシングで働く人を通して、会社・雑誌・メディアが、いまどのような新しいことにチャレンジしているかをお伝えしている連載です。今回は、ワンパブと業務提携している映像制作会社「4thclue」の長谷川裕一さん、古澤慎也さんを直撃取材。いまやワンパブの強みのひとつとなった動画配信を支えるお二人に、配信イベントの裏話や今後チャレンジしたいことなどを聞きました。(所属や肩書は取材当時のものです)

【プロフィール】

長谷川 裕一(はせがわ ひろかず)
フリーランスのカメラマンを経て、4thclue株式会社を設立。さまざまな企業の動画制作で関わる一方、ベビー向けコンテンツ「ベビムビ!」の動画商品など、自社での商品や事業開発にも奮闘中。その他、動画スクール事業「lilyclue」の立ち上げにも携わる。

古澤 慎也(ふるさわ しんや)
4thclueでは、主に広告やタイアップなどの企業案件を担当。丁寧なヒアリングをベースとした「その人らしさ」を引き出すことを大切にし、配信をメインに企業の助けになる動画を数々手掛ける。アーティストPVやファッションモデル撮影など、幅広いジャンルへの対応が可能。


信頼できる仲間と、楽しみながら、最高の仕事を。

4thclueのスタッフ。左から、今林さん、長谷川さん、渡辺さん、古澤さん

―まずは、4thclueという会社について教えてもらえますか?

長谷川「4thclueは、外部委託をしているフリーランス含めて、総勢35名以上のチームです。まだ動画制作を始めたばかりの人からハイクリエイティブなクリエイターまで、さまざまなスタッフがいますが、個人個人が成長していけるようなチームを目指して全員が日々精進しています」

古澤「ワンパブと直接絡んでいるのは、10名くらいです。長谷川が対会社として大きめの案件の相談を受けたり、新しい企画を提案したりしています。一方、僕は現場のメイン担当として、各編集部のスタッフから動画や配信企画の相談をもらった後、その案件に最適なメンバーでチームを組んで進めていく……という感じですね」

長谷川「4thclueの合言葉は『遊びを仕事に、仕事を遊びに』。友達の延長線上のようなイメージで、信頼できる仲間と、遊びと同じような感覚で、没頭できるまで仕事を突き詰める、ということをビジョンにしています」

―ちなみに、お二人はどこで出会われたのですか?

長谷川「実は小学校の同級生なんです」

古澤「中学では同じバスケ部でした。卒業後も定期的に連絡を取り合っていて、常に夢を語り合っていましたね。孫正義さんの講演会を一緒に聴きに行って、『俺たちも志を高く持とうぜ!』なんて宣言したこともあります(笑)」

長谷川「その後はそれぞれ別の仕事をしていたのですが、僕が4thclueを立ち上げて、徐々に企業さんの仕事が増えてきたタイミングで、人を増やしたいなと思ったんですね。信頼できて、自分と同じくらいの熱量があって……と考えたら、古澤しかいないなと。僕は、テンションと行動力で突き進むタイプなんですけど、古澤は数字をベースとしたマーケティング分析が得意。一緒に組んだら良い掛け算になるなと思って、口説き落としました」

―だから、お二人の息がすごく合っているのですね! ワンパブと業務提携して2年以上経ちますが、組む前と後で、会社として、また仕事内容として、どのような変化がありましたか?

古澤「業務提携前は単発の受注やSNS向けの動画制作がメインでしたが、提携後は圧倒的に企業案件が増えました。特に、コロナ以降はライブ配信の需要が増え、いまでは4thclueの主要ソリューションになっています」

長谷川「やはり、自分たちだけでは接点を作れないようなナショナルクライアントの広告やタイアップが増えたことが、一番の変化です。あとは、企業側が抱えている課題解決のために、これまではクリエイティブそのもの、すなわち動画の内容を中心に提案していましたが、いまは、媒体のセレクトからクリエイティブの手法まで、いろいろな視点で提案ができるようになったことも大きいですね。プロデューススキルが格段に上がったと思います」

500分間の生配信!『ムー民感謝祭』の舞台裏

ムー民感謝祭のアーカイブはこちら

―(2022年)7月9日の『ムー民感謝祭』の配信も、お二人が手がけられたんですよね。長時間お疲れ様でした! ワンパブとしても初の試みでしたが、大変だったことや配信の裏話などを教えてもらえますか? 

長谷川「通常、配信時は自分たちの機材を使うことがほとんどなのですが、このときは、会場に備わっている配信機材を使用するということで、機材のオペレーション部分での苦労はありました。配信中に資料素材や収録動画をインサートするシーンも多かったので、制作チームスタッフとの息を合わせることも大変でしたね」

-イベント開始直前に、おそらく写してはいけないであろう動画が流れたと記憶しているのですが……。あれはトラブルだったのでしょうか?

古澤「ムーのスタッフや僕が映っちゃったシーンですよね。実は、通常の配信設定ではなく、PCカメラを活かす設定になってしまっていて。いざ配信開始しようとしたら、自分たちが大写しになって焦りました」

―でも、すぐに別のURLを設定し、ホームページやSNSで拡散して、とてもスムーズに、まるで何事もなかったようにライブ配信がスタートしましたよね。さすがのリカバリー力だなと思いました。生放送で500分というと、いろんなアクシデントが起こりそうですね。

長谷川「終盤に少し画質がカクカクと乱れてしまったのですが、『ムーならではの超常現象か!?』なんて視聴者の皆さんが盛り上がってくれて……。アクシデント自体がコンテンツになってしまうメディアのパワーはすごいなと感じました」

古澤「とにかく、何が起こっても対応できるように、常に最悪のシナリオを考えています。雷などで会場の電気が全部なくなったら、どう電源をとって、どんなルートでクライアントに報告するか、とか。ライブ配信って、100%事故が起こらない保証はないんですね。でもその分、いかに事前に予測をして準備をしておくかで、ほとんどのことは対応できます」

―事前の準備とチームのリカバリー力こそ、4thclue×ワンパブの強みですね。配信イベントを終えて、なにか反響はありましたか?

長谷川「はい。おかげさまで、配信後に『ムー民感謝祭見たよ! うちでも何かイベントやれないかな』とご相談いただく機会が増えました。あとは、配信の最後に流した、当日のエンドロールの撮って出しに感動したという感想もよくいただきます。自分としてもぐっと胸にくるものがありました。(当日現場を統括していた)ムー編集長のリーダーの男泣きや、やりきったスタッフの笑顔、ムーの視聴者の優しさが感じられた、本当に思い出に残る配信でした」

今秋から新サービス「ライブクリエイト」がスタート!

-この秋から、新しいサービス「ライブクリエイト」をスタートすると聞きました。具体的にどんなものか、教えてもらえますか?

長谷川「ざっくり言うと、ライブ配信した素材や商品発表会などで撮影した動画を、SNS用に編集して、その日のうちに流せるようにするものです。すでに他社もやっているサービスではありますが、うちが出せる強みはスピード感。そして、ワンパブのメディアとの連携です」

古澤「たとえば、商品発表会を行って、その2~3時間後にワンパブのWEBメディアで記事とあわせて動画を公開する。これが一週間後だと、価値は薄まってしまいますが、2時間後であれば、かなりのPR効果が期待できるはずです。もちろん、プレスリリースなどでも拡散できます。ひとつの素材でいくつものコンテンツを制作できるという点がポイントです」

―いろいろな企業へ提案できるサービスですね。動画×メディア×企業を掛け合わせることで、さらに可能性が広がる気がします。ちなみに、クライアントから依頼された動画を作る場合、意識していることがあれば教えてください。

古澤「最初の頃は、(動画の)クオリティだけを高くしようともがいていたことがありました。4thclueメンバーそれぞれにこだわりがあって。でも、自分たちが良いと思っても、お客さんが見てくれなかったら次に繋がらない。クライアントさんの要望をできるだけ取り入れながら、クオリティを維持しつつ、いかに自分たちの強みを出せるか? という点を意識するようになりました」

―なるほど、ありがとうございます! 最後に、これから挑戦してみたいことを教えてください。
 
長谷川「ワンパブにはたくさんの媒体があるので、年に1度の大特番のような、総合イベントが実現できたらスゴイだろうなぁと考えています。メディアミックスみたいな感じで。ムーで500分できたので、次は24時間配信もいけるんじゃないでしょうか!?(笑)やるからには、でっかいことをやりたいです!」
 
古澤「いまワンパブが持っているコンテンツを活かして、動画でもひとつの媒体を作ってみたいですね。現状の紙とWEBに加えて動画のメディアを作り出せれば、ものすごい強みになるんじゃないかなと思っています。雑談から生まれるアイデアってたくさんあると思うので、まずは飲みにでも行きながら、一緒におもしろいことを仕掛けたいです」
 
「このオープン社内報の取材素材を活かして、ワンパブスタッフの自己紹介動画が作れそう」「名刺にQRコードを載せれば、初対面でも人となりが伝わるのでは」など次から次へと新しいアイデアが二人の間で飛び交い、ワクワクしっぱなしのインタビューでした。これからも、ワンパブ×4thclueの新たな挑戦は続きます!

4thclue株式会社(https://4thclue.com/

 (取材:水谷映美/撮影:我妻慶一)


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