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ドラフトで投手の左右にこだわる必要はない ほか

今年もポストシーズンがまもなく始まる。そしてこの時期は同時にドラフトについて盛り上がりを見せるタイミングでもある。本コーナーでも10月26日(木)のドラフトに向けて、来週以降各球団のプレビュー、またはレビューを行っていく。

こうしたドラフトについての論評、各球団の補強ポイントを探るような記事は、他メディアでも少なくない。ただそういった記事における各球団のポイント分析はセイバーメトリクスの観点から見た場合、ピント外れのものも少なくない。重要でないものを必要以上に重要と取り上げるケースも多いのだ。今回は巷にあふれるドラフト論評について、誤解を問いていきたい。

投手の左右にこだわる指名は必要なのか

まず以下の画像を見てほしい。ドラフトに臨む際にはまず自チームの戦力分析が必要となる。戦力を把握したうえでどういった選手を指名するかを決めるのだ。その戦力を把握する際、以下のような年齢構成表を使うことが少なくない。縦軸に年齢、横軸にはポジションと左右を記述したものだ。

この表はロッテ投手陣の年齢構成表を一部切り取ったものだ。ドラフト指名対象となるのは若い投手であるため、その年齢層の部分のみを抽出した。さてこれを見てあなたはどう感じるだろう。 

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