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The Compass サステナビリティのコンパス

気候変動、資源枯渇、廃棄物、生物多様性の減少など、環境問題は多様で、多岐に渡り、どう解決していけば良いか迷ってしまうこともあります。

そういった環境問題を解決するための「魔法の鍵」を何らかの方法で見つけたとしたら、どうでしょう。

サステナビリティの取り組みを、正しい方向で進めるためのコンパス!


それは、スウェーデン語では、Kretsloppet(クレツロッペット)と呼ばれ、「環境循環」を表します。

弊社でも20 年以上にわたり、この「コンパス」を、研修や取り組み支援、そして個人の日々のアクションに活用してきました。もちろん、バナナペーパー事業でも!

直感ではなく、科学に基づき、国や地域、取り組み領域を問わず活用できる、サステナビリティ原理原則、Kretsloppet クレツロッペットがこちらです:

最近注目が集まる「サーキュラー エコノミー(循環型経済)」も、その達成には2つの大切な循環(サイクル)に従う必要があります。


循環 1: Technical Cycle テクニカル サイクル

これは、図の中央にある「赤」のサイクルです。
皆さんよくご存じの「3R」が存在する場所です。

Reduce(減らす)、Reuse(リユース)、Recycle(リサイクル)

これは、私たち人間が社会の中で、技術を使ってまわすサイクルです。
自然を回復(再生)させるためには、このテクニカルサイクルの範囲内で、資源を可能な限り長く維持することが重要です。


循環 2: Bio Cycle バイオサイクル

これは、テクニカルサイクル外に存在する「緑」のサイクルです。多くの人がまだ知らない「2R」が存在する場所です。

Recover(リカバー / 再生)と Return(リターン / 還す)があります。

これは、自然がいのちのつながりを使ってまわすサイクルです。

私たち人間は、これまでこのバイオサイクルをよく無視してきました。しかし、この循環こそが、自然界の中では環境問題がほとんど生まれない理由です。

この原理原則では、「自然が回復できる以上のものを、自然から奪ってはいけない」ということが示されています。サーキュラーエコノミーへの道は「循環型経済」だけではなく、「環境循環型経済」の視点が必要ですね。

そして、ここに嬉しいニュースがあります。

これら5つのRを、製品、サービス、エネルギーなどのあらゆる選択において、判断基準にすることができれば、余分なCO2や「ゴミ」と呼ばれるものはなくなり、自然界と同じように、様々な資源が形を変えながら常に循環するようになります。


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