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大学生も、不調や健康の悩み、保健師や医師に相談してみませんか。

<ヘルスサポート(健康相談)を上智大学、東京経済大学の学生を対象に実施しました。>

  #OneMoreChoice プロジェクトを進めるツムラでは、大学生が不調を「隠れ我慢」※1しない環境づくりを目指し、2023年4月からCarellege Action(ケアレッジアクション)※2をスタートしています。この活動の一環として行った「ヘルスサポート」とは、大学生が無料で、医師などの専門家に心身の不調などについて相談できる機会と場を提供するものです。
 今回は、Carellege Actionに賛同する上智大学、東京経済大学の学生を対象にヘルスサポートを実施しましたのでその様子を紹介します。


ヘルスサポート実施の背景

 2023年に公表した調査※3では、女子学生の多くは、生理やPMSによる不調を隠れ我慢しながら、大学や学校に行っていることが明らかになっています。そして、生理やPMSの不調を誰かに相談したい(61.8%)と思いながらも、それ以上に相談しにくい(68.6%)とも感じています。
 一方で、女子学生の約7割、男子学生でも4割以上が「生理やPMSへの対処法をもっと知りたい」と関心が高いこともわかっています。
 そこで、#OneMoreChoice プロジェクトでは、「ヘルスサポート」をCarellege Actionに賛同する大学の要望に応じて行っています。
 なお、「生理やPMSに関する大学生の不調実態調査」では、大学生が生理・PMSを隠れ我慢したエピソードや、様々な調査結果も公表しています。こちらもぜひご覧ください。

今回のヘルスサポートの様子

 2024年1月17日、上智大学のウェルネスセンター内で実施した今回のヘルスサポート。学生からの相談には、産婦人科医の日原華子先生(日原医院、新宿区)に応対いただきました。上智大学の学生(計4名)は対面で、東京経済大学の学生(計4名)はオンラインで、一人あたり約15分の相談でした。

上智大学ウェルネスセンター内の個室で、医師が学生からの健康相談に応対
(写真は、相談前に撮影)
東京経済大学の学生は、今回はオンラインで医師に相談。(写真は、本人確認のうえ撮影)

実際に相談した学生からの感想(アンケート)

 医師に相談した学生のうち、相談後に回答のあったアンケートの一部を紹介します。

Qヘルスサポートを利用してみようと思った理由は?

・病院に行くべきか迷っていたから(57%)
・身近で開催があったから(29%)
・相談する人がいなかったから(14%)

Q相談しての感想

・「知人で生理による症状が重く辛い思いをしている人がいたため、どう
  対応していいのかわからず相談した。」

・「生理などについてWEBでの情報だけでなく、医師など専門家にアドバ
 イスをもらうことも大切だと思った。」

 その他、「ヘルスサポートに相談してよかった(100%)」「またこのような機会があれば利用したい(100%)」という回答もいただきました。
 
 自分自身の症状についての悩み、知人が抱えている症状に対してどの様に対応してあげるべきかなど、ずっと抱えていた疑問・悩みを医師に相談できたようです。
(※本内容は、相談後の任意アンケートの結果の一部です。)

心身の不調は、まずは学校の保健室などに相談してみませんか。

 学生の多くが、心身に不調を感じ、一人で悩んでいます。
「不調症状について悩んでいるのは自分だけかも」
「このくらいのことで相談していいのか…」
そう思っている学生も少なくありません。
 不調症状を感じている学生の方は、通っている学校の保健室、医務室や、住んでいる自治体の保健センター、またはお近くの医療機関などに相談してみるのも隠れ我慢をなくす選択肢の一つです。
 また、Carellege Actionは大学の要望に応じながら今後も実施します。
不調を抱えている人は、どんな小さなことでも、誰かに相談してみることを考えてみませんか。

(ツムラ #OneMoreChoice プロジェクト担当)

※1 Carellegeは、CareとCollegeを合わせた造語です。
Carellege Action の取り組みについてはこちらからご覧ください。
https://www.tsumura.co.jp/onemorechoice/carellege/

※2隠れ我慢とは、心身の不調を無理に我慢して仕事や家事を行うこと。
  ツムラで定義。
―隠れ我慢に関する実態調査は、こちらからご覧ください。
 https://www.tsumura.co.jp/newsroom/item/survey-release.pdf

ー隠れ我慢チェッカーはこちらのページでチェックできます。 
 https://www.tsumura.co.jp/onemorechoice/checker/home/

※3「生理やPMSに関する大学生の不調実態調査」ツムラ調べ
■実施時期:2022年12月23日(金)~ 12月24日(土)
■調査手法:インターネット調査 
■調査対象:調査①全国の15歳〜35歳の男女  10,000人(人口構成比に合わせて回収) 調査②「生理」「PMS」いずれかの不調を自覚する大学生の女性1,000人 
■調査委託先:マクロミル