【動画の秘密ダダ漏れ】 ONE MEDIAの動画だと一発でわかってもらえるクリエイティブのこだわりを公開! "VIDEOGRAPHERS TOKYO"レポート後編

こんにちは!ONE MEDIA広報の本多です。
"VIDEOGRAPHERS TOKYO"レポート後編、公開です!
昨日に続き、惜しげも無くイケてる動画の作り方をだだ漏らしします。
注目は古谷のパンチライン『一つの塊として扱えるようデザインする』です。ちょいとかっこよすぎませんかね。

ー"ONE MEDIA"として考えるキービジュアルの重要性とは?

ダストマン:ONE MEDIAの作品って、すごく目に残るというか印象に残りますよね。ストーリーやメッセージ性もあるかと思いますが、ビジュアル面でそれぞれの作品ごとに強い。ビジュアルインパクトの与え方含めぜひ、教えていただきたいです。

古谷:僕らはキービジュアル=期待値と考えています。
キービジュアルって多種多様な捉え方があると思いますが、、、。
ONE MEDIAの動画には、フック・イントロ・ボディ・エンドという構成の決まりがあるのですがその中で僕らの考えるキービジュアルは頭15秒(フック、イントロ部分)のタイトル周りです。

頭15秒でこの動画がどんな内容なのかを説明することで、視聴者が動画への期待値を設定できるように心がけてます。

ーSNS動画におけるアートディレクションの特長

ダストマン:CMとSNS動画って似ているようで全く違いますよね。CMを見てる時って邪魔がないのに対してSNS動画って着信やLINEなどの通知がきたりして邪魔が多いと思います。その邪魔に負けずSNS動画に集中させるような工夫はなんですか?

古谷:2点ありますね。
1つ目は「視聴環境・視聴態度への対応」
TV・スマホで視聴環境・視聴態度って違いますよね。
TVはCM含め俗に言う強制視聴。対してスマホは自由視聴。能動的な態度だから興味のあることのみを追いかけられるし、気に入らなかったらスキップ(スワイプ)できる。だからこそSNS動画は視聴者が見たいもの、欲しい情報を提供しなくてはいけないと思っています。

2つ目は「デザインへのこだわり」
スマホはTVのサイズに比べるとかなり小さい画面なので、視聴者が見ていて疲れないように自然な視線の誘導が必要です。よくチーム内で話していますが、特にテロップの位置はかなりこだわりますね。視線が上下左右に動きすぎない、など大事なことはいっぱいあります。

あと、こだわっているのは文字
スマホは能動的に見られるからこそ、ビジュアルがダサいとスクロールされてしまう。動画にのせる文字にもこだわってます。日本語ってアルファベットと違ってデザインがかなり複雑なので、簡単にイケてる感じにならない(日本語がダサいという話では決してないです汗)。そこで考えついたのが、一つの文章はそれぞれがデザインされたバラバラの文字列ではなく、一つの塊として扱えるようデザインするということ。
文字の下にベースを引いてレイアウトを作り、習字のように箱(四角形)の中に文字を入れました。文字列を一つのマテリアルにしてしまうことで、全体的なデザインをイカした仕上がりに見せることができます。

ーコンテンツスタジオのチーム構成・スケジュール感

ダストマン:ONE MEDIAってすごい頻度で動画を出してるなって思っていて。しかもクオリティーが高い。どうやってクオリティーを保ちつつ動画を量産してるんですか?チーム体制含め聞きたいです。

古谷:体制は作品にもよりますが、1つの動画に対して作業をするのは3名程です。カメラマンや分業のエディターなど含めると6名とか。もっと関わるケースもあります。制作期間は作品によりますが、2〜3ヶ月のものもあれば半年かけることもあります。
基本的にコンテンツスタジオという制作チームが主導で制作を進めます。しかし時にはメディアチームなど事業や役職を超えてディスカッションをして意見を出し合い、ONE MEDIAみんなで作っているという感じです。

ー使っているプラグイン

ダストマン:聞きに来ている方は制作人が多いと思うので、ここでぜひ使ってるプラグインを教えてください!

古谷:会社ではマスクのプラグインのみで、基本機能だけでやってます。
エクスプレッションちょこっと使うこともありますが、実は泥臭くやってるんですww

ダストマン:古谷さんの作品て本当に魅力的で惹き込まれてしまうのですが、ここだけの話どこからインスピレーションを受けてるんですか?

古谷:日常的にYouTubeとか映像作品は観たりしますが、「うわ、これやりたい!」みたいなことはあんまり無いかもしれないです。プラグインに頼って動画を制作するのではなく「この演出やりたいから、このプラグインいれましょう」と提案して完成のイメージに近づけるようにしています。