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社長体験記07~朗読劇の脚本・演出~≪後編≫

2022年11月27日、岩沼市民会館・大ホールにて
私が脚本・演出した朗読劇『ベートーヴェンへの手紙』が上演され、無事に終幕しました。
3月のオファーから本番終了までのストーリーを記事にして残したいと思います。

≪後編≫です。

❸脚本を書く の続き

限られた時間に集中して構想をし
なんとか期限内に脚本のアウトラインを提出する事ができました。
気付けば8月中旬。
オファーを受けてから約5ヶ月が経過していました。

駆け出しの事業者、何でも屋・岩ちゃんである私は、その他の営業や小売/卸売、コーディネート(ブランディング)などの業務をやりながら、常に朗読劇の脚本のことが頭の片隅にありました。

●岩ちゃんの一人会社・株式会社ワンイズム
https://www.i-oneism.com

やらねばならぬのはわかっている。
しかし、書けない。
オフィス部屋の机、街中の喫茶店やカフェでは書けない。
色々気になってしまう。
パソコンを開いたら、他の仕事をやってしまう!
時間はこちらの事情とは無関係に進んでいく。

うおおおお、どうすれば良いんだぁーーー!!!

という事で…
9月11日・日曜日、私は鳴子にいました。
温泉旅館で一人合宿をし脚本を執筆する事に。
(シェイクスピア・カンパニー主宰の下館氏がこれまでの脚本構想の多くを温泉旅館に籠って行った、という話を思い出して。)

宿は、いきつけの居酒屋「おかたか家」の店長、温泉愛好家の三浦くんからの情報で、赤這温泉・阿部旅館を予約しました。

●おかたか家
(高校時代からの友人・高岡君がオーナーのこだわりの日本酒と旬の食材を使った絶品料理のお店)
https://s.tabelog.com/miyagi/A0401/A040101/4017274/

●赤這温泉 阿部旅館
⇒ 赤這温泉 阿部旅館 - 旅館 鳴子 (business.site)

阿部旅館・入口

旅館の駐車場から入口に歩いて向かう途中
ふわ〜んと硫黄の香りがしました。
これぞ鳴子。ザ・温泉。
私にとっては成功を予感させる香りでもありました。

一人で過ごすにはもったいない、とても広い2階の大部屋に通され、早速、セッティングし、パソコンを開く。
隔離された静かな空間で一人、黙々と執筆。
こ、これは、はかどるぞ!!!
ご褒美の温泉と美味しいごはんとお酒を
人参として自分の前にぶら下げる。
おおお、はかどります!!!

二階の大部屋
脚本執筆中のテーブル
厳選かけ流しの最高の温泉
晩ごはん

結果、朗読劇の脚本は7~8割でき、合宿は大成功でした。

さて、残すはもうひと山。
最後のひと山。

しかしここで立ち止まることになります。

ふと思い立ったことがあったからです。

『今の時代を生きる一人の人間として、この作品を通して、何を表現したいのか?』

この自分への問いの答えを見つけることが
脚本の完成の鍵となるわけなのですが…

続きはまた次回に。

≪後編その2へ続く…≫

ここまでお読み下さり、誠にありがとうございました!!!

これまでの記事はこちら
《前編》
https://note.com/oneism_iwazumi/n/n66ff96cdbbb4

《中編》
https://note.com/oneism_iwazumi/n/n92ff5a5b8e1a

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