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《社員インタビュー》自分でキャリアは掴みにいく。上海オフィスから東京オフィスへ初の転籍。Manager 邵鴻成さん

第3回目のインタビューは、マーケティングサービス部門に所属する邵鴻成(ショウコウセイ)さんです。

キャリアサマリー
邵鴻成さんは、中国人の両親のもと、京都で生まれ育ち、大学入学を期に東京に移住、東京大学を卒業しました。在学中にフランスと中国へ留学された経験もお持ちです。ファーストキャリアは、中国という自分のバックグラウンドや留学での原体験も踏まえ、中国に関係するキャリアを歩みたいと思い、ByteDance株式会社に入社されました。2年間、人事広報として会社の文化や魅力を対外・対内に伝えていく人事広報に従事した後、2020年3月にOnedot上海オフィスに入社し、2022年4月に東京オフィスに転籍されました。現在は、マーケティングサービス部門で営業を行っています。

邵さんはOnedot上海オフィスから、東京オフィスに転籍した社員1号とのことですが、そもそもOnedot上海オフィスに入社を決めた理由を教えてください。

元々、前職ByteDance株式会社の時に、現在の上長と上海で知り合いまして、いろいろ交流を続けていたのですが、彼が入社した後に、彼のチームに誘われたことが直接のきっかけでしたね。前職では日本市場の採用広報や企業文化作りに主に関わっていましたが、「営業」という仕事や、中国のメディア、ECなど高速で変化する最新のトレンドにガッツリ関われることに魅力を感じ、Onedotに入社を決めました。

東京オフィスの転籍は希望を出されて来たのでしょうか?

はい、希望です。大学卒業後、かれこれ4年半も中国に滞在し、そろそろ日本に一度ベースを置いてもよかったというのと、日本での業務経験を積みたかったからですね。
東京では、主に日本企業に対し、いわゆる中国進出支援の営業をしているのですが、意思決定権を持つ方々に直接お会いして、中国の現状を私の体験談も含めてお伝えし、営業できるのは東京オフィスでしか出来ないことだと思っています。また、世界でも特異な慣習や商習慣を持つ日本企業とやりとりできること自体がとても学びになり、自分にとっても価値のある経験ができていると思います。

入社前と入社後で感じたギャップをお聞かせください。

一言で言うと、思ったよりスタートアップだと思いました(笑)。会社の成長フェーズよりも、ここで出来る仕事の内容に惹かれて入ってきたので、良くも悪くもあまりスタートアップという点を意識していなかったですね。前職だと、大企業だったこともあり、アドミン関連の制度や福利厚生の制度等が充実していたのですが、Onedotではこれから作り上げていく、という段階だったと思います。

一方、経営陣との距離がとても近いことは、良いギャップです。経営陣がどのように考えて行動するのか、意思決定をするのか、どのように社員とコミュニケーションするのか等……直接聞けますし、OnedotではSlack等で可能な限り情報がオープンにされているので、いろいろ見えるという点が、私にとっては棚からぼたもちですね(笑)。

入社後、一番に任されたのはどのような仕事でしたか?

入社時が、コロナが中国で流行り出したというタイミングでしたので、最初の数ヶ月間は東京で働いていました。そこでは、上長と営業同行し、キャッチアップのために、ひたすら議事録を取ったり、デスクリサーチ、営業資料作成という営業の基本を学ばさせていただいたと思います。その中で、特に印象に残っているのが、ある日本企業の食品を、当社の越境ECプラットフォームで販売するプロジェクトでした。当時の中目黒オフィスを、一時的に商品の倉庫として使っていたのですが、集荷の際に、缶詰が入った何十箱の重たい段ボールを、運転手と2人で黙々とトラックに載せてた時は、さすがスタートアップ、何でもやるなと思いましたね(笑)。

前職と比べて職務内容がガラリと変わったかと思いますが、その点についてどう思われましたか?

全てが、新鮮でした。クライアントワークは初挑戦でしたので、彼ら目線で物事を考え、コミュニケーションすることは、大きな学びです。また、私が販売する商材は、中国デジタルマーケティング支援ですので、世界の数年先を行くとも言われる中国デジマのトレンドや、実際の運用現場を知れる環境は、とてもエキサイティングだと思います。そして、言語という面でも、前職では英語をメインに使用していたのですが、Onedotではチームメイトの9割以上が中国人で、その中で日本語を喋れない人もマジョリティーなので、中国語での社内コミュニケーションも新鮮でしたね。異なる文化背景を持ち、母語が違うことによるミスコミュニケーションが生まれやすいからこそ、背景や相手にやって欲しいことを、明確かつ順序立てて意識的に説明することの重要性を体感しました。

そうだったんですね。現在の仕事内容の詳細とやりがいを教えていただけますか?

中国支援事業の営業をしています。ただ営業と一言で言っても、そもそも誰が顧客になりえるのかの判断から始まり、彼らにリーチするためにはどの手段を使えば良いのかを考え、実行します。実際にアポイントをとった後は、成約に持っていくまでのストーリーを考え、クライアントごとにカスタマイズした内容を提案していきます。そして、成約したあとは、中国側の運営チームと連携し、プロジェクトを推進していきます。

やりがいとしては、上記のプロセス全体に関して、自分が主体的になって方法や考えを提案し、創意工夫できるのは、面白いですし、まさにスタートアップっぽいと思います。この経験は、今後どのようなキャリアに進もうと、貴重だと思いますね。あとは、シンプルに、売っている商材が好きですね。自分が、4年半で見て触ってきた最新の中国を、顧客に伝えて、分かってもらったり、驚いてもらうこと自体が、とても楽しいです。

会社の雰囲気はどうですか?

上海オフィスも東京オフィスも社内の皆が仲良く和やかな雰囲気ですね。意見が自由に言いやすく、風通しは非常に良いと思います。また、お子さんがいらっしゃる方が多いためか、ワークライフバランスという点においてもしっかり取れている人が多い印象でした。そして、特に重要なのですが、上海、東京オフィスに限らず、他のチームメイトを人として尊重出来る人が集まっているので、それは素晴らしいと思います。口で言うことは簡単ですが、その雰囲気を作り上げて、組織の規模が大きくなっても維持することは非常に難しいと思いますので。
オフィス間の違いで言いますと、規模として東京オフィスの方が小さいので、よりスタートアップ感があると思います。

仕事後や休日はどのように過ごしていますか? 

上海にいた時から運動が好きで、東京に戻ってきた今も、筋トレやランニングを継続しています。その中でも、スパルタンレースというアメリカ発で中国でも流行っている障害物レースにハマっています。トレーニングによって、クリア出来なかった障害物をクリアできるようになっていく感覚は、非常に達成感がありますね。
実は、上海オフィスにいた時は、スパルタンレース部という部活も作ったりしていて、みんなでランニングやジムに行ったりしていました。レースはコロナの影響で中止になりましたが(涙)

メッセージ 

日中に関するビジネスをしたい人にとっては、Onedotはとても良い環境だと思います。中国でも業界のトップランナーを雇って、育児プラットフォーム”Babily”やペット関連アプリ”Petnote”といった自社事業のグロースに積極的に投資しており、社内でアクセスできる中国デジタルマーケティングに関する知見の厚みは、圧倒的だと思います。
また、自社事業で得た集合知や人材を活かし、日本側でリソースを持った様々な企業と共同事業という形で中国進出も行っているので、自分で新規ビジネスを推進させたいという方にも、間違いなくおすすめできます。
最後に、副業やフリーランスなど、会社に所属しなくても、活躍することがますます一般になる中、会社を選ぶことで特に大事なのは、自分がその会社に、「コミュニティ」として所属したいかどうか、だと思っています。Onedotは雰囲気も良いですし、それでいて優秀な人材が揃っているので貴重な環境だと思います。

1日の仕事の流れ 

9:00- 出社、情報収集
11:00- 東京メンバーとの会議
12:00- 上海オフィスとの全体会議
14:00- 営業メンバーとの打ち合わせ、移動
15:00- 顧客との商談
18:00- 社内打ち合わせ
19:00- 資料作成
20:00- 退社

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