one_in_a_million

心にうつりゆくよしなしごとを、そこはかとなく書きつくれば、あやしうこそものぐるほしけれ。

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最近の記事

若葉のうた

新緑は風に揺すられ音を鳴らす 根は日に日に太く逞しく 誰もが手に入れ、そして手放す 若さというもの 順に訪れる実りの季節 不意に知る別れの季節 移ろいゆく ただ今を重ねゆく ー2024年4月 鹿児島の森で書いた詩

    • 自然はまちがわない

      満ちては引く海 登っては落ちる陽 自然はいつもまちがわない 人間も自然の一部だから きっとまちがわない すべてがつながる自然の摂理 ー2024年4月 鹿児島の海にて書いた詩

      • 「プラダを着た悪魔」が問いかける仕事観(ネタバレあり)

        映画「プラダを着た悪魔」は、主人公のアンディが有名ファッション誌「ランウェイ」の剛腕編集長のアシスタントになることから始まる。 アンディはジャーナリストになるという夢を叶えるためのステップとして、全く興味がないファッション誌のアシスタントに応募し、ファッションの世界に足を踏み入れる。 一方、ファッション誌「ランウェイ」の剛腕編集長ミランダは、豊富な知識と圧倒的な権威とプライドを持ってファッションの仕事に取り組んでいる。 彼女の態度はもし現実の職場でやったならばパワハラ確定!

        • トースト光る初名古屋

          トーストが光っていた 初めての名古屋旅行。名古屋といえばモーニング!と思い、個人経営の喫茶店にてトーストを注文。 運ばれてきたトーストは「美しかった」。 朝日がトーストを輝かせている! カフェモーニングでは、おいしいだけではない、光るトーストを見られるという大発見。 ちなみに、ひつまぶしも光っていた 初名古屋なので、もちろんひつまぶしもいただいた。 これまたタレによって艶々に輝いていた。

          広蔵市場のカルグクス屋のお兄さん

          2023年10月、韓国を旅行した。 旅行の思い出として、とある人について書き残したい。 屋台が立ち並ぶ広蔵市場のうち、有名店のひとつ「故郷カルグクス」。 調理担当のオモニと、注文取りや案内を担当するお兄さんで切り盛りしていた。 列で注文を聞かれて、席が空いたらすばやく案内。手際のよさに気後れしつつ、言われるがままに着席。周囲のお客さんの食事をちら見しながら10分ほど待つ。 ついに、注文のマンドゥカルグクスが出てきた。 うす塩スープに透明でもちっとした熱々の麺が入ってい

          広蔵市場のカルグクス屋のお兄さん

          THINK ABOUT 半径5メートル

          12月10日は人権デー 12月10日は国際連合で定められた「人権デー」である。日本では、毎年12月4日〜10日までを「人権週間」としている。 THINK ABOUT・・・ 今年度の人権週間のキャッチフレーズは、「THINK ABOUT」の後に入る単語を読み手に委ねる。 あなたは何を入れますか? THINK ABOUT 半径5メートル 私は「半径5メートル」を入れた。 「半径5メートル」は、手が届くとは限らないが肉眼で把握できる範囲である。 身近なものごとであり、意

          THINK ABOUT 半径5メートル

          新卒2年目道半ば チームへの誠意は即レスではなく仕事で示す

          新卒2年目、チームに貢献できることが限られている中で、業務時間中にチームメンバーから届くチャットに対して即レスすること誠意の表明だと思っていた。 ここ1ヶ月、即レスをやめたら作業効率が上がり、仕事が捗るようになった。 メンバーへの誠意は仕事で示したいと思うようになった。 作業量が少ないうちは即レスしながら担当する作業をこなせていた。しかし、作業量が増えていくにつれて、業務時間中に作業を終られなくなってきた。 ふと、思った。 即レスするため「仕事に集中」できていない

          新卒2年目道半ば チームへの誠意は即レスではなく仕事で示す

          シンガポールで何食べた?3泊4日ごはんlog

          シンガポールの食は3泊4日では足りないほどの多様さ 3泊4日8食にて、ガイドブックで紹介されている名物料理はひととおり味わうことができた。 しかし、街やフードセンターを歩けば、「どんな味だろうか」「この料理また食べたい」と心惹かれる食べ物に出会い続けた。 シンガポールドルを手元に残して帰国。 あの味を確かめにまた行こう!

          シンガポールで何食べた?3泊4日ごはんlog

          モノへの愛着と折り合うツール ~メルカリ考~

          モノへの愛着 捨てられない モノへの愛着が強く、捨てることに抵抗がある。 特に「捨てる」判断が難しいのは、本と服である。 もう読まないだろうな もう着ないだろうな そう思いながら、ゴミ箱に入れることができない。 モノへの愛着を持ちやすいたちであり、必要がないということは分かっているのにゴミにするのは忍びない。 メルカリだと手放せる メルカリは、不用品の売買を行うCtoCフリマアプリである。 利用者数は1,7501万人にのぼり、日本屈指の有名スマートフォンアプリケーシ

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          いざ、お隣の国へ 〜韓国旅行スナップ〜

          たまたまテレビで見かけた韓国アイドルを検索したことをきっかけに、数年前から動画を通して韓国文化にのめり込んでいた。 2023年10月、ついに現地韓国に旅行へ。 街並み 食事 街行く人の姿 「お隣の国」という表現は、まさに日本と韓国を示すのに適切なのだと知った。

          いざ、お隣の国へ 〜韓国旅行スナップ〜

          初めての味 2023年9月

          近ごろ、「初めて食べる味」にはまっている。 いわゆる定番料理ではない、人生初の味に出会うことがたのしい。 特に、味覚的に多彩で、初めてなのについつい食べ進めてしまうような、次の一口を予想しながら食べるような料理に、好奇心が満たされる。 最近初めて食べた料理は以下のとおり。 バインミー バインミーとは、ベトナムのサンドイッチである。 パンはパリッとした表面で噛み応えはあるが、バケットよりは軽い。 具材は肉や魚や野菜など、お店によって様々である。 とはいうものの、私は1

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          「だが、情熱はある」が参考にならない私たちへ ~「コントが始まる」~

          ほとんどの人においてまったく参考にはならないドラマ「だが、情熱はある」 日本テレビ 2023年4月期 日曜ドラマ「だが、情熱はある」は、 毎話、水トアナウンサーの印象的な口上ではじまる。 全12話、口上は全く同じではなく、 その回の内容に合わせて少しずつ変わる。 しかし、後半部分は12話を通して全く同じである。 全話を通して、冒頭で「ほとんどの人において、まったく参考にはならない」ことを宣言しているのである。 そして、その通りである。 オードリー若林正恭(髙橋海人)

          「だが、情熱はある」が参考にならない私たちへ ~「コントが始まる」~

          背中を押されて、カウンセリングを受ける ~植本一子『愛は時間がかかる』~

          対処の仕方が分からない、つらい気持ちを抱えているなら、 植本一子『愛は時間がかかる』を読んでみていただきたい。 わたしは『愛は時間がかかる』を読んで、 カウンセリングを受け始めた。 先日から、心理カウンセリングに通い始めた。 心理カウンセリングを受けることを考えてはじめてから、3年が経っていた。 はじめて、心理カウンセリングを受けることを考えたのは、就職活動がきっかけだった。 自分の強み・弱みや志向を考える一環として、 幼少期から現在までの出来事を書き出す「人生の棚卸

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          おもしろく、を求め続ける意思「谷川俊太郎 絵本★百貨展」

          「谷川俊太郎 絵本★百貨展」  PLAY!MUSEUM(東京都立川市)で、 2023年4月12日(水)~7月9日(日)の期間、 「谷川俊太郎 絵本★百貨展」が開催されている。 https://play2020.jp/article/shuntaro-tanikawa/ 心地よく騒がしい美術館 美術館公式HPの「子どもから大人まで誰もが楽しめる美術館」との言葉どおり、 子どもも大人も入り混じって、美術館らしからぬ、心地よい騒がしさのなかで、様々なことを展示から感じて楽しむ

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          角田光代と「水曜どうでしょう」 ~バックパッカーエンターテインメント~

          バックパッカーが好きだ。 正確には、バックパッカーのエンターテインメントが好きだ。 最小限の荷物で世界中を旅する人。 その姿を想像するだけで、わくわくする。 角田光代『いつも旅の中』 ~未知の世界への好奇心~ 私がバックパッカーという言葉を知ったのは、 角田光代がきっかけだった。 角田光代は『八日目の蝉』などの作品で知られる人気作家である。 彼女は、20代のころから東南アジアを中心とした世界各地を旅している。 角田光代の『いつも旅のなか』(角川文庫)という作品は、

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          自分の感情をなだめすかさない

          疲れたとき、弱気になったとき、しんどいときに、 誰かと一緒にいると、愚痴がこぼれ出てしまうことがある。 そんなとき、こんな風になだめすかされることが多々ある。 「毎日通勤している人に比べれば・・・」 「僕が以前やっていた仕事に比べれば・・・」 「教育を受けるお金がなかった人に比べれば・・・」 納得はできないけれど、 私が持っているものの価値に気付かせようとしてくれている、 励ましの一形態なのだと理解できる。(理解しようとする。) でも、怖いのは、そうした言葉を内面化して

          自分の感情をなだめすかさない