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サラスヨ日記

いつから足りなくなったのか、、
分からないくらいには、だいたい生活費が足りていなかった。
頼みの綱は、子供手当・児童扶養手当と、途中から支給されだした特別児童扶養手当。
それと、ボーナス。こうみると、足りてると思うだろうが、中々にそうはいかない。

世の中には、色々なハラスメントがある。
私もその一つをまともにくらって、1年ほど休職したことがある。その時のことを考えると、子供2人と私の3人。よく生活できていたものだと思う。 
人はその日死にたいと思っても、1時間後には案外腹の底から笑ってることもある。
私の場合は、子供2人のおかげだろう。彼女たちのおかげで、毎日生きてる。
今、1番足りてないが、幸せな気持ちは今が1番、毎日更新し続けている。まぁ、そういうことにしとこう!

人にはそれぞれ、「あの時は、苦しかったなあ。」ってときがある。大なり小なり。
私の中での足りないベスト3を考えてみたが、今のところ1位は、、、、、

思い出せない。
これが本当に思い出せない。出すことができないのだ。だから、3、4もなく、いつでも今がベスト1なのだ。ちなみに、貯金もない。もはや笑うだろう。
あれだけ、手当をもらっていてなんで貯金のひとつもできないのかって?
分かっていたら苦労はしないんだ。でも、子供たちのためには、苦労も惜しままいし、無いお金も無理矢理でも引きずり出す。
当たり前と思うが、なかなかそう出来ない世の中であることが、最近のテレビニュースで伺い知れる。

毎月給料から、5千円が定期に入るが、通帳がアプリになったおかげで、毎月次の給料前には、ポチッと指一つで降ろせてしまう。なんて簡単便利になったんだろうか。私が貯金できないのは、このおかげだろうかとポチッとしながらいつも首を傾げている。
なんと足りない上に、意思が弱いんだろう。

これで、給料の前取りでも貯金が出来ない訳がわかったであろうか。自慢ではない、恥を偲んでサラシテいるのだ。
ちなみに、保険の貸付も借り過ぎていて、もう貸せる金額が1万円未満のため、貸付できませんとLINEでお断りを頂いた。
アプリとは無情である。
勝手に恨んですみません。私が、いけないのです。

気を取り直して、コーヒーとクッキーでも食べながらホラー小説を読んで気分転換だ。
私は、ホラーやファンタジー、江戸時代の小説が大好きだ。映画も好きだが、数年はもっぱら本ばかり読んでいる。ある著者の江戸に関した本が私の中でピッタリはまり、空前の読書熱が再燃したのだ。

思い通りにいかない現実、足りないお金、ままならない生活から唯一抜け出せる本の世界は、現実逃避するのにはピッタリだった。
とくに江戸時代などの小説はおもしろい。面白いほど当たり前に貧しいのだ。“食う”ために銭を稼ぐ。子供も大人も年寄りも、稼ぐ。それがだいたいの庶民のあり方なのだ。それを考えると、今の生活は贅沢極まりないのだろうか?と、考えることもしばしば。
なんせ生活様式、お金の価値、物などの物価もろもろ違うのだから比べることはできないかもしれない。しかし、江戸時代に惹かれるのはなんでだろう。江戸に生きた人々を尊敬するし、小説は、史実に基づいたものから、妖ものまで読んでいるが、物語はもちろん面白いのだけど、生きる元気ももらえるのだ。
私も、腐らず生きていこうと。
足りなくても、なんとかしてきた。家族は笑ってる。私もまだ笑顔になれる。
まだぼちぼちいける。

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