見出し画像

【本の紹介3】営業の魔法―この魔法を手にした者は必ず成功する(中村信仁)

今回紹介する本は、中村信仁さんの「営業の魔法」という本です。
営業マンにとっての、営業の心構えとかノウハウがまとめられた本です。

この前に紹介した木下さんの本と同様に、ストーリー仕立てになっていて、

営業が苦手な若者が偶然喫茶店で出会った営業の先達から、営業のノウハウを教えてもらう、あわせて、人生の生き方も教えてもらい、成長していくというような物語がベースです。

本の中で、先輩により語られる、営業の心構えとかノウハウは、シンプルで、かつ、数も11つと多くないです。だからこそ、記憶に残りやすく、厳選されている感があり、読後感が心地よいです。

印象に残った点は、、、

「あなたは誰を幸せにしたいのか」という問いを、常に自分に投げかけること、が考え方の基本。
自分の商品やサービスを買って欲しいというのが出発点ではないこと。
別の言い方だと、「お客様の問題を解決するお手伝いをする」という考え方が営業の基本となるとのこと。

また、沈黙が怖いから何か喋ってしまうことについては、「自分の恐怖心よりも相手が考える時間の大切さを優先する」という考え方が大事とのこと。
人は、小さな選択と決断を繰り返して頭の中を整理するから、「間という沈黙」も大切であるとのこと。

そのほかも、

自分は公務員なので、今の仕事では、営業をする機会はありません。10年ほど前に、人事交流で民間企業(IT大手)で勤務したときに、3か月間、研修として営業をしました。トラウマになりそうなほど大変だったけど、この営業の経験から得るものも大きかったです。この本を読んでいて、当時の苦労を生々しく思い出すことができて、ある意味、良かったです。

このかつての営業の経験は、直接的ではないにしろ、今の仕事や、普段の生活においても、なんか繋がっている、役に立っている、という気がします。そういう営業の心構えやノウハウが言語化されていて、自分の中に落とし込むことができた、確認できたという意味でも、読んでよかったと思います。

また、営業という他分野のことを知るという点で、この本でも、似たような本でも良いのかもしれませんが、公務員の方にもおすすめです。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?