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自分で爪切り。お願いする時は的確に…

自分で爪切りしてみました。

右手で爪切りを持つから、左手は大丈夫だけど、問題は右手だよね。
なんて軽く考えていたら大間違い。
何事もいざやってみると、想像とは違う事が多し。


まずは左手の爪を切ろう。
掌を下にして、
左の親指と人差し指は割と力が入るから、身を切らないように用心しながらパチッパチッでOK!
想定外の事態はその後、
中指からは奥手の方が見づらい。
持ち上がり難い腕をかろうじて持ち上げて、爪切りをあててみるものの、爪がつかまえられずに指差が爪切りと一緒に後ずさり…

力が入らないってそうゆう事なのねと、妙に感心しつつも、なんとかならんかと。

今度は掌を上にして、爪切りを当てようと試みる。
爪切りのカーブと爪のカーブが合わない。
爪切りをひっくり返して持ってどうにか
パチッ…パチッ ε-(´∀`*)ホッ


ここまでを一番話しやすい療法士さんに伝えたら、
顔をしかめながら
「わー 怖いわ… それ  笑」


その後も大切な事を忘れていました。

なんとか左手の爪を切ってさて右手。
握力0の左手の活躍は望めないので、誰かにお願いしようとナースステーションへ。
あいにく誰も居ない。


直ぐ側に広がるダイニングに居たご婦人(患者さん)
「あの…爪を切って貰えますか…?」とお願いしたら、

「わー!ダメダメと」
周りのおじさん達(患者さん)も
「看護師さんにやってもらいな。呼んできてやるよ!ああ、介助士さん看護婦さん呼んで来て!!」 

ちょっぴり大騒ぎに。
そこではたと気付きました。
血液サラサラにする薬飲んでるから、血が出たら大変なんだと。

少し違うのですが、急性期病院で介助士さんが点滴のジョイントを車椅子に引っ掛けて壊した時の事を思い出しました。
みるみる血液が逆流して、私はもう床を見る事すら出来ない惨事が起きたんだった。
パーッとたくさんの看護師さんが集まって来て、床を拭く背中だけを呆然と見てたっけ…

あの時のようにはならない迄も、もしもの事があったら一般の患者さんを巻き込む所でした。
ほんと断って下さって良かった。

何日か前に言われた、爪を切りたい時は、爪を切る看護師が居るからいつでも言ってね。の意味の重大さにやっと気付きました。



と、更にここまで療法士さんに話したら
「そうなんだよね。爪を切る看護師がいるらしいね。爪切る専門って… 謎だよね  笑」
良く気づきましたね。って、顔で言われました。


その後の会話
「そんな訳で、Amazonで電動爪切りを見つけたの。」


「ああ、前に話した赤ちゃんの爪を削るのみたいなのでしょ?』


「うううん、もっとパワフルなので、爪切りの刃がスクリュー状になってて、ライトもついててコンパクトなの。」


「いやいや、それ どう考えても怖いな。流血したらヤバいよ。」「ダメでしょ〜 笑」


「そっか…ここに居る間は看護師さんにお願いするしか無いか…」

「それか、赤ちゃん用の電動ヤスリなら肌が傷つかないからソレだね。」


こんな感じで爪切り問題は解決となりました。
今回の教訓は、
『人を頼る時は適切に。』

リハビリの時に爪が出てると気持ち悪いのです。
浮腫が取れてきてシワシワになって来ちゃったなあ
嬉しいような、悲しいような…



療法士さんが仰っていたのは、
孫殿も愛用しているコチラ

私が思っていたのは、紹介文では『肌を傷つけず』と書いてありましたが、実物を見ずにオッケーを出すのは医療従事者として躊躇われたのだと思います。
なのでリンクは貼らず。
気になるようでしたら検索で出てくるので見てみて下さい。

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