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一話10分でインプット「教育×音声メディア VOOX」ユーザーは増える?マネタイズは?



こんにちは、思考力特訓中の恩田です。

本日は、教育×音声メディア「VOOX」を取り上げ思考(妄想)を展開いたします。

VOOXの特徴は、

・「スキマ時間を活用して、スマートにインプットしたい」と考えるビジネスパーソンの学びを支援することを目的とした音声メディア

・アカデミアからビジネスの最前線まで、各界の第一人者であるプロフェッショナルの方々がVOOXオリジナルの音声コンテンツを提供

・1話あたり10分のエピソードを聴くことで気軽に自己研鑽を行うことができる

などなど。


VOOXは音声メディアです。

音声市場は雨後の筍のごとく次から次へ新種のサービスが出てきますよね。

最近だとClubhouseへの大注目が記憶に新しいですが、少し遡るとVoicyやSpotify、Audibieなど音楽配信やオーディオブック、プラットフォームといった、さまざまな形で登場してきています。


そんな最中ですがVOOXは

「ユーザーを増やせるのか?」
「マネタイズはできるのか?」

これが、本日のテーマです。


あと、実際にリスナーとしてVOOXを聴いてみました。
その感想は最後に書きますね。


1.VOOXのユーザーは増えるか?

まずは音声市場から。

音声市場と言えば古くから代表的なのはラジオですが、昨今はインターネット配信にシフト。

利用者も増加中のようで、国内音楽配信サービス利用者数は2023年には2930万人に拡大すると言われているようです。

また、アマゾン傘下の音声コンテンツのAudibleも有料会員が増加中で、日本はコロナ渦で2倍成長とのこと。

いずれにしても音声市場は追い風で当面は成長期と言えるでしょう。

そうなると市場は上向きなので、ユーザーの選択肢にVOOXが入るか?

が焦点ですね。

この点を考えると、
「VOOXの顧客は誰か?」
「その顧客に喜ばれそうなコンテンツを提供できるか?」
この2点が考えるべきポイントになると思います。

顧客は教育メディアなので、「ビジネスマン」「ビジネスウーマン(キャリアウーマン)」が想定されます。

その中でも成長意欲がある人。

コンテンツは顧客に刺さる内容であることが大前提。

これを踏まえ現段階のラインナップを見ると、

かなり良いのではないでしょうか?

講師には、

任天堂wii開発者の玉樹さん。

ビジネスの未来の山口周氏。

など。

他にも興味の惹かれる方、内容が多々あります。

あと、「1話10分」という時間配分も良い気がします。

ビジネスマンの隙間時間活用に適してますね。

しかし、先行しているVoicyやAudibleも教育コンテンツには力を入れてきています。

VOOXが教育専門として特化できるか?

いかに競合と棲み分けするか?

もしくは共存するか?

ユーザー増を成すにはこのあたりを突き詰める必要がありますかね。


2.マネタイズできるか?

現状、β版ということで無償提供中。

今後、どのようにマネタイズしていくのか?

普通に思いつくのは、

広告収入であればターゲティング広告。

ユーザー課金であれば、無料から有料コンテンツへの誘導。

恐らく、VOOXもこのどちらか(広告orユーザー課金)、もしくは両方は当然考えているでしょう。。

ただ、マネタイズモデルを決める前にVOOXのビジネスモデルを決めることが先決かと。

VOOXの強み・特徴を生かしたビジネスモデルを決めて、次にそのビジネスモデルに適したマネタイズモデルを選ぶ。

というわけで勝手ながら私なりに「ビジネスモデル」検討してみます。

VOOXに適しているのは以下3つの何れかかと思います。

① 音声プラットフォーム
② 音声コンテンツ
③ 上記①②を掛け合わせ「プラットフォーム」×「コンテンツ」

平たく言うと、

場所貸し・マッチングで稼ぐのか?(プラットフォーム)

商品を売って稼ぐのか?(コンテンツ)

その両方か?(プラットフォーム×コンテンツ)


一つずつ見ていきます。

まずは①プラットフォーム化について。

VOOXの現状ですが、これは音声コンテンツ(メディア)の印象を受けます。

自前でメディアを用意し、そこにオリジナルコンテンツを流しています。

ただ、日経文庫とコラボしているようですし、出版社やビジネススクール等にプラットフォームとして「マッチングの場を提供する」というやり方もできるかなと。

出版社としては音声による本の紹介。

この紹介から本の販売機会(売上)の創出。

ユーザー側は、「音声」で「10分」で「本の内容」を理解できる。

読書時間の確保が難しい、忙しいビジネスパーソンには受け入れられそう。

ビジネススクールも「生徒」と「スクール」のマッチング機会をVOOXが作る。

ただ、プラットフォームとなると、双方にとって魅力的な場になっていることが必須。

現行の豪華講師陣がいかにその立役者になってくれるかですかね。


次に②音声コンテンツ

やり方は、

「現状通り、自前メディアでオリジナルコンテンツをユーザー向けに提供」

「VOOXコンテンツの魅力度を上げて、他のメディアでコンテンツ提供」

などが考えられるかなと思います。

他のメディアでのコンテンツ提供のイメージは、CS放送、スマホアプリにラインナップされている映画やアニメ専門チャンネルのイメージです。

これら専門チャンネルはスカパーやdtvにコンテンツを提供しています。

VOOXも音声・教育の分野で特化し教育専門チャンネル的なポジショニングで複数のメディアにコンテンツを提供する。


例えば、Voicyへのコンテンツ提供。

Voicyは月間アクティブユーザーが250万。

3ヶ月で2.5倍増加しているそうです。

Voicyは学べるコンテンツも増えているようですので親和性はあるかと。

ただ一番稼げるのは「③プラットフォーム×コンテンツ」と思われます。

何よりもプラットフォームとコンテンツの両方で稼げますからね。

この状態にするには、前述したプラットフォーム化とコンテンツ化のプロセスを進め、それぞれで収益化を図れる状態にすること。

以上、VOOXはどれを選択するか?

私の読みが全く的外れの可能性も大ですが。。。


いずれにしてもビジネスモデルが決まればマネタイズは、

広告課金、ユーザー課金(マッチング含む)の何れか?

その双方か?

また、課金は都度払いか、継続定額課金(サブスク)か?

など考えやすくなると思います。

以上、私なりの思考の妄想でした。


3.実際に聴いてみての感想

山口周さんのアート思考を聴いてみました。

ちょうど、同氏の著書「ビジネスの未来」を読んでいたので、本とVOOXでの内容が重なり合い、理解が深まりました。

そういう意味で単にオーディオブックを聞くより、著者の方に本に書かれていることを改めて解説していただくことは有益と感じました。

VOOXが今後もそういう機会を提供してくれるとありがたいですね。

最後までお読みいただきありがとうございました。





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