くその足しにもならないblender講座02(AI denoiser比較)
生まれてこのかた、マズいお好み焼きに出会ったことがない伊藤です。
さて、今日はblender cyclesにおけるdenoiserの比較を書いていきます。
【Intel denoiser/cycles denoiser/なし 3種類】
早速ですが、昨今の3DCGレンダリングソフトにおいて、デノイザーと言う機能がとても充実してきています。少し前は、設定値を上げ、一晩かけてノイズを減らす男気レンダリングも多かった気がしますが、最近はデノイザー機能のおかげで、PCスペックが低くても比較的短時間で同品質に仕上げることが可能になってきていると思います。
具体的に以下3種類比較していきます。
①Intel Open Image Denoiser
blender2.81から搭載されたのが、Intel Open Image Denoiserです。この機能では、デノイズデータにチェックを入れて、compositingに以下のノードを組むだけで、レンダリング時にデノイズ処理をしてくれます。(※cycles default denoiserのチェックは外します)
これが非常に優秀で、設定によってはとても綺麗に短時間で処理をしてくれます。
以下わかりやすいチュートリアルなのでご覧ください(英語)
reference: https://www.youtube.com/watch?v=Pw-OxOHHu5I
②cycles デフォルトデノイザー
blenderのcyclesではデフォルトでデノイザー機能がついていますので、そちらを設定すると、レンダリングしながらノイズを軽減していってくれます。一番簡単で便利なので是非試してみてください。
(※方法:cyclesデノイザーのチェックを入れる)
③オリジナル(デノイザーなし)
設定を上げて行かないと、どうしても粒々が目立ってしまうのですが、設定をとことん上げて長時間レンダリングをすると、非常に生っぽい美しい絵に仕上がります。用途によっては非常に有効的な表現方法ですね。
(※方法 : cyclesデノイザーのチェックを外す)
以下、Cyclesでデノイザー機能を使ってレンダリングした結果の比較です。(サンプル20)
いかがでしたでしょうか。
デノイザーの欠点としては、マテリアルの木目などがボケて残念になりやすかったりもするので、試しながら調整するのが大切かもしれませんね。
ご自身の用途に合わせて、お好みのデノイザー、お好みの設定を探ってみてください。きっと幅が広がるかと思います。
お好みお好み言うてるから。食べたい。
以上。かつお節伊藤でした。再見!