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『過敏性腸症候群』ガス型でも、幸せになれる!ーおならを笑いに変える天才のポジティブマインドー


皆さんは、友だちの家でおならをしたことはありますか?

私は過敏性腸症候群ガス型でしたし、友達といるとおならが出ないか不安で空気嚥下症も同時に発症、さらにガスがお腹に溜まるという悪循環に陥っていました。

当然おならが出ます。

そういうときは極力すかします。『ブッ!!』と出てしまった場合は、『ごめんおならしちゃった~』と謝れれば良かったのですが…

恥ずかしさで頭が真っ白になり何も言えず、周りの人も気をつかって何も言わず…という、、
思い出しただけで、あぁ"~~~!!!!と叫びたくなるような状況になっていました。

そして、おならをしてしまうたび、
『みんな迷惑かけてごめん』
『本当はみんな私のこと嫌いだよね…優しいから一緒に居てくれるんだよね…ごめんね』
と、心の中で必死に謝っていました。


そんなことを繰り返していると、次第に友だちと遊ぶのも、話をすることすら怖くなり、孤立していきました。

今、同じような気持ちを抱えている人、同じような状況に苦しんでいる人に、ぜひこの続きを読んでいただきたいです。

わたしは大学二年生のときに、おならを笑いに変える天才に出会いました。
彼のポジティブ思考から、わたしは

『おならが出る出ない以前に、極度に人に嫌われるのが怖い』

のだと、自分の考え方の癖に気づきました。

みなさん、友だちは、おなら"ごとき"で離れませんよ。あなたを嫌いにもなりませんよ。

今回は、そのことをお伝えできればと思います。


1.おならを笑いに変える天才

わたしが天才に出会ったきっかけは、大学二年生で始めた塾講師のアルバイトでした。以下Dくんとします。

天才のイメージ図。特徴は入ってるけど似てない。

Dくんを一言で言うなら、『陽キャ』。
人モテするタイプで、友だちはもちろんたくさん、塾では女子生徒のハーレムができていたり、12時間箱詰めで働いたあとにオールで遊ぶなどの、THE陽キャでした。

彼と仲良くなった私は、あれよあれよと遊び人ルーティンに巻き込まれ、春休みはもう一人のお友だちAくんと、毎日わたしの家で泊まりで遊んでいました。
トランプやゲームをして、アニメみてお酒飲んで語って、眠くなったら寝る…というような、楽しい春休みを送っていましたが……

毎っっっ回、Dくんがおならするんです。

バッッ!!!!
ブッッ!!!!
バリィィィィ!!!!

と大迫力の音響。
しかもめっちゃくさい。

しかも、自分のおならの臭さに
『へぁぁぁああ!!!!』とか奇声をあげて笑いを誘ってきます。

まあ、1発2発なら笑って終わるのですが、
平均6~7発。多いときは10出ます。

わたしはIBSだったので、嫌悪感は出ず、こいつ天才か??と思ってみていたのですが、Aくんはさすがに苦笑い。(あまりにも臭いので)

『せめて他の部屋でして!』と注意しますが、『いや~、おなら先輩の家に来ると何故かおならが出るんだよネ!😉』
と受け流し、もう一回

ブリィィ!!!!


…みなさんは、できますでしょうか。おならがしたくなったら、スカしたりせず、思いっきり出す。そして悪びれる様子もない。

『こんなことをしたら嫌われる!!!』と思うかもしれません。しかし、わたしは今もDくんが大好きです。
そして、それはAくんも同じです。Aくんは現在、なんと週5で、1時間かけてDくんの送り迎えをしてあげているそうです。嫌いだったらこんなことしませんし、『楽しいからいいんだけ
どね!』と言っています。

さらに、私はDくんにこんなことを言いました。
『わたしの家で出てよかったよね!塾でこんなにおならしたら生徒から嫌われちゃうもん』

これに対し、Dくんは
『嫌われはしないでしょ~。「何か今日めっちゃおなら出るんだよね」って言ったら、みんな 「え~!D先生だいじょうぶ?」って心配してくれるはずだよ』

このマインドの違いにわたしは驚愕しました。
そして、新たな発見をします。

わたしは、おならをしたら「嫌われる」と思うばかりで、「心配される」という、極々当たり前の考え方ができていなかった。

と、このとき気づいたのです。

2.全ての苦悩は『嫌われるのが怖い』から始まる

最初に、わたしは
『おならが出る出ない以前に、極度に人に嫌われるのが怖い』
と書きました。

これは、今でも友だちに指摘されるほど、わたしの中に深く根をおろしています。

こうなった原因には、育ってきた環境、家族との関係があります。
わたしは小さい頃から高校3年生まで、『わたしはお姉ちゃんよりも好かれていない』と考えていました。
「誰に好かれていないのか?」は、この世の全ての人間です。
父・母、近所の人、学校の友だち……
お姉ちゃんのことを知らない人も、お姉ちゃんに会ったら、私よりも好きになる、私のことはどうでもよくなる。だから、
わたしは好かれ続けるために、頑張らなきゃいけない。役に立たなきゃいけない。
と考えていました。

そうなると、反対の『嫌われる行動』をするのが、極端に怖くなります。"おなら"という、一般的にはしたないものとして扱われていることをしてしまったらー。嫌われるかもしれない。
必要ない人間になってしまうかもしれない。

みなさんにも、似たような経験があるのではないでしょうか。

わたしは、おならによって青春がぶっ壊れたのではありません。
もともと心の中に地獄を抱えていたから、青春がぶっ壊れたのです。
『自分を大切にしてくれる人は誰もいない』
『助けてくれる人は誰もいない』
そんな状態だったから、地獄になったのです。

ですが、本当に『自分を大切にしてくれる人』はいなかったのでしょうか?

答えは、ノーです。


3.おならをスルーしてくれる人は、あなたを大切に思っている人

何故、気づかないふりをしたのか?
という事になります。
それは、「人前でおならをするのは恥ずかしい」という認識があるからですよね?
要するに「気づかないふり」をする事によって、あなたをかばったわけです。

https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q14114772169

是非、リンク先に飛んで、全文を読んで欲しいと思います。

わたしは、とにかくおならをしてしまうことが申し訳なくて、申し訳なくてたまりませんでした。
しかし、『嫌われたら怖い』というのは、結局自分のことしか考えていないんですよね。
※(辛い状況にあって自分のことしか考えられないのは当然です)
相手を見たら、おならをスルーしてくれたのですから、何でもないよとかばってくれたんです。嫌ってないじゃん。むしろ大切に思われてるじゃん。
それなのに、『申し訳ない』と、一人でどんどん離れていってしまったことは、それこそ申し訳ないことをしたと、反省しています。


4.「あなたを大切にしない人」は、「あなたにとって大切じゃない人」。無視してヨシ!

とはいえ、これを読んでいるみなさんは、ただ自分の妄想で病んでいるわけでは当然ない。
おならが原因で、嫌な思いをしたり、傷ついたり、してきたと思います。

私もそうでした。高校生のときは、男子にクスクス笑われたのが原因で、その後全ての笑い声が、自分を嘲っているように聞こえました。

そこで、アドバイスしたいのは

「あなたを大切にしない人」は、「あなたにとって大切じゃない人」


ということです。

クスクス笑ってきたクラスメート、咳払いして睨んできたバスや電車で乗り合わせた人、睨んできたバイト先の客……
あなたを傷つけてきた人は、あなたにとって大切な人ですか?

大切じゃないなら、無視してヨシ!!!


どうせこの世の全ての人とは仲良くなれません。必ず嫌ってくる人や、悪口を言ってくる人は現れます。

わたしを笑ってきた男子どもとは、もう何の接点もありません。会うこともないでしょう。

所詮、あなたの人生を通りすがっただけの人。
気にすることはありません。
大切じゃない人を気にするあまり、大切な人から離れていってしまったら、ましてや自殺してしまったら…

あなたを大切に思っている人は、とても悲しみます。どうでもいい人を気にして、大切な人を傷つけるのは、どう考えても間違ってます。

まずは、あなたを大切にしてくれる人に相談してみてください。
家族や友だち、学校の先生、保健室の先生やカウンセラー…
きっと、その人たちはあなたを心配してくれます。気遣ってくれます。
学校の関係者であれば、何らかの配慮をしてくれたり、あなたが人生を楽に生きられる方法を考えてくれるでしょう。(わたしは実際にしてもらいました)


また、自分には大切にしてくれる人はいないというあなた。誰もいないというあなた。

わたしがいます。

わたしは、あなたがとても心配です。

わたしは、あなたの苦しみも悲しみも、全て受け入れられます。バカにすることもありません。絶対に、笑ったりしません。

そして、それはわたしだけではない。
この世には素敵な人間がたくさんいるし、そんな素敵な人たちが集まる場所が、ごまんとあります。
今いるそこから抜け出して、新しい安心できる場所を探してください。そこに移動してください。

あなたは何も悪くありません。ありのままの自分を大切にしてくれる場所で生きればいいのです。

支えてくれる人は必ずいます。

受け入れてくれる人は必ずいます。

あなたを傷つける人からは離れてください。

自分を大切にできる場所で、大切にしてくれる場所で、生きればいいのです。


まとめ

あくまちゃんと天使ちゃん

いかがだったでしょうか。
おならが出まくるという点は同じでも、Dくんとわたしでは、心の中がまさに天国と地獄ほどに違っていました。

それはやはり、
『自分は当然大切にされるだろう』という『安心感』の違いだと思います。

これは、Dくんが特別周りの人に好かれているからではありません。極々当たり前に、みんなが互いを大切に思っているのです。
わたしは当時、それに気づくことができませんでした。

最後に、やらかすたび友だち(Aくん)に鬼謝罪をしていたわたしに、かけてくれた(怒られた)言葉を伝えます。

『人はそんな小さいことで、友だちを嫌いになったりしない。だからそんなに謝らなくていいよ。』

みなさんにも、こんな風に友だちに怒られて、ああ、これからは、『嫌われるかも』って、ビクビクしないでいいんだーって瞬間が、訪れて欲しいです。

ありのままの自分で、安心していられる居場所を、一緒に見つけましょう。

おなら先輩

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