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世界は『フラ』を待っている!/【番組企画案】テレビドラマ「メリー・モナーク㏌大原田」(#創作大賞感想)

<企画概要>

人間が、己の心映えをダイレクトに伝えるための身体表現
それが舞踊=ダンスです。
世界中のどこをみても、ダンスの存在しない国や地域はありません。それぞれがそれぞれのアイデンティティを保ちながら、脈々と受け継がれ続けています。
なかでもハワイに伝わる「フラ」は舞踊のみならず、演奏や歌、神への祈りなどを包含する総合芸術として知られています。
日本では20年ほど前に映画「フラガール」の大ヒットでその魅力が広く知られるようになり、以降、全国各地で「フラ」を学ぶ教室が存在するなど、愛好者の裾野はゆるやかに広がり続けています。

その色褪せることのない「フラ」の魅力を、現代日本での「ファミリードラマ」の中で再発見できるのが、とき子さん作の小説「メリー・モナーク㏌大原田」です。この作品のテレビドラマ化を提案いたします。

「メリー・モナーク㏌大原田」推しポイント

<「フラ」を媒介とした、家族再生の物語>

ハワイ島で毎年開催される「フラ」の祭典。
それが「メリー・モナーク・フェスティバル」です。

「メリー・モナーク」とは英語で「陽気な君主」を意味する言葉で、禁止されていたフラを復活させたカラカウア王にちなんで名づけられたとのこと。
この「メリー・モナーク」を、日本のある一家が極めて個人的な目的のためにぶちあげようというのが、作品の縦軸です。

「フラッシュダンスがしたいんだ」
「もしかして、フラッシュモブ?」
「いいじゃない、フラッシュモブのサプライズ、家族総出でフラダンス!」

「メリー・モナーク㏌大原田」より抜粋

作中から抜粋したこれらのセリフを見る限りでは、陽気なだけのコメディにも見えますが、実は深刻な事情が冒頭で明らかにされます。
それは一家の母の「余命宣告」
衝撃の事態を受けて、母以外の家族3人は母のために『フラッシュモブでフラを踊る』という目的のために一致団結します。

<魅力的な家族の個性>

主人公となるのは「大原田」家の4人。

【大原田真咲(俺)】
……大学生。空手サークル「舞空」で空手パフォーマンスに励む脳筋男子。
【大原田花乃(姉)】
……かつて親友とともに伝説のフラユニットで活躍するも、実力の差を感じて夢を諦めた過去を持つ。
【大原田真太郎(父)】
……先日定年退職。ステレオタイプの亭主関白。妻の余命宣告を受け、自分の出来ることを探し始める。
【大原田美花子(母)】
……55歳。花乃がフラを学び始めた時に自らも憧れを抱くが、夫の理解を得られまま時が過ぎてしまった。そのことが尾を引き、夫には怒りを抱いている。

<大原田一家をサポートするキャラクターも>

真咲とともに空手サークル「舞空」に在籍する江田友也は、性格のいいイケメン。真咲の愚痴を聞いたり、家事を手伝ったり、とこまめにサポート。
かつて花乃とフラユニット「花花」を組んでいた工藤円花は、実家に「フラ教室」を開設するなど現在も一線級の踊り手として活躍中。花乃との因縁は解消されるのか。

「放送曜日・時刻」案など

2026年4月期 金曜日 午後8時~
(創作大賞に参加されている「テレビ東京」様のドラマ枠を想定)

作品の中でのクライマックス、大原田家の「メリー・モナーク」が実行されるのが5月。そのあとのエピローグが6月と想定して、この時期を選定いたしました。

<出演者>※個人名での記載は避けます
大原田真咲=アイドル系ダンスユニット所属で、天然系のA氏。
大原田花乃=アイドルグループ出身で、俳優業にまい進するBさん。
大原田真太郎=演劇・テレビドラマ・映画と幅広く活躍する60歳のC氏。
大原田美花子=トレンディドラマ主演経験のある50代のDさん。


最後に

どき子さん作の「メリー・モナーク㏌大原田」を推したいあまり、創作大賞の審査を待たずしてテレビドラマ化を提案するという、すっとぼけた記事を書かせていただきましたw
コロナ禍という災厄を機に、これまでの社会構造が大きく転換したいま、真正面から家族の絆に向き合うドラマが見たいと思っていますし、「メリー・モナーク㏌大原田」のプロットは、それにふさわしい力を内包していると感じています。

さあ、みんな!
まずは読んでおくれよ!


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