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美味い飯を食おう

久々に落ち込んだというか、精神的に疲れたというか、いや、考えてみれば久々でもない。むしろよくあることだ。

パブリックイメージと自分の内面にある黒いものや劣等感がどんどん分離されていって、自分がどれなのかよく分からなくなっている。実際、どれも自分であることに他ならない訳だし。

「あなたって~な人だよね」という言葉は褒め言葉でもありつつ、呪いでもある。そして、自分の無能さだったり黒い感情だったりを目の当たりにすると心底落ち込む。

「いや、そんなの皆おんなじだよ」とか全く慰めの言葉にもならねえぜ。

いま、落ち込んでいるのは、私だ。

とか言っているけど、全く同じ悩みを抱えて落ち込んでいる他者を前にして、私はどう接するんだろうか。

でも、自分が言われてうわ~ってなる言葉はなるべくかけたくないな。うわ~言葉はNGだ。

あと、なるべく自分語りをするのもNGだ。

「私はこうだった、こうした」とか求めていない時に助言されると、より精神状態が悪化するケースもある。

なぜなら、私はいま、落ち込んでいるから。

この感じで行くと、自分が言われて、されて嬉しいことや声かけが有効な気がする。

…何だろう。でも、アレだな、あったかい出来立てのご飯とか食べたら結構元気出るな~。

私の場合、ひどく落ち込んだ時は、生きるのに精一杯で、ちゃんと朝に起きるとか、洗濯物を洗って干して畳んで、風呂にゆっくり浸かって、、とか基本的なことを丁寧にするのが効果的だ。そして何より、米を炊き、シンプルな汁物を食べることが一番効く。染みる。あとは、一回ちゃんと泣くことも大切だと思う。


皆がみんな、そうじゃないと思うけど、落ち込んだ時は美味い飯がいい。


「そうか、それは辛かったよね。美味い飯でも食べに行こうか。」


もっと色んな言い方があると思うけど、これの一択だ。


結局、病めるときも健やかなるときも、美味い飯食いたいだけなんですよね。


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