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お昼前の小休止にTVで努力家中年ストーリーが始まればソレは。な回

北海道にお住まいのかぎっこさん(仮名)は家業の酪農をご主人と経営しつつ、家事と育児をこなしてきました。忙しさに埋没しながらも必死で毎日を過ごす日々。
ようやく子育てがひと段落し、仕事がやっと軌道に乗ってきた。そのタイミングでなんと疲労でご主人が‥!!

いやぁ見ちゃうよねー、健康食品のCM。
途中までちゃんとドキュメンタリーに仕上がってて、物語も単純にいきなり本人が‥じゃなくて、先にパートナーが倒れて切実さが募ってく。でもこの辺で気付くんだよね、あっコレ青汁だwって。
最近じゃその様式美が一周回って楽しくなってきちゃって、ドラマ部はドラマで全力で楽しめるし、満を持しての青汁登場には待ってました!コレが無けりゃ始まらない!!ってなってる。青汁は買わんけど。

‥‥‥。

さあ!そんな貴方に、今日は『お笑い芸人 ティモンディ』のご紹介です!


ティモンディは野球の強豪校、愛媛・済美高校で野球部だった芸人さんで、オレンジ色の高岸宏行と青いスーツの前田裕太のコンビ。
最近だと高岸が去年の大河ドラマに出演したり、BCリーグでプロ入りしたりと何かと話題になっていますが、実はソレは魅力の一角に過ぎなくて「この掃除機はゴミを吸い取ります!」って段階なのですよ。
だから、どう吸うのか、扱いが難しく無いのか、ゴミパックは有るのか無いのかをちょっとだけ言わせて欲しいなって。覚えなくていーからちょっと頭の片隅に置いて行って欲しいかなって!

ヒルナンデスでのコスプレ。
別に男物の衣装や自分達のカラーとか地味な色も選べたのに、敢えてのどピンクチャイナ。見た目に訴えるフィジカルの強さが凄い。


先ずコンビの応援の方(コレは高岸がボケツッコミに囚われておらず、最初に芸人を志した心情である「人を応援したい」と言う考えをそのまま表したモノ)高岸は野生のヒトである。

養殖の我々と感覚がバグってる場面が散見され、しかもスケールが大きく、推進する力が強いから無意識に他人を巻き込んで引っ張ってく台風のような芸風だ。
ティモンディと多く共演しているオードリーは、2人共高岸のこの性質を良く理解して、楽しんで巻き込まれてくれているように見受けられ、イキイキと輝く高岸が見られる。まるで主人との散歩中に主人の先輩に会って予想外に遊んで貰える事になった大型犬のように。(逆に高岸のキャラを超えて進路方向を逸らしてしまう芸人さんも居て、そう言う時高岸はちゃんと尻尾を股の下に隠して行動する。ただし言動は台風のままだからソレはソレで面白いw)

ソレと野生だけあって勘が鋭く間違った選択が少ない。ティモンディの冠番組でも良く企画されてるが、材料も作り方も知らない料理を滅茶苦茶な手順と思い付きで作っても何故か美味く出来ているってのはもう彼の特殊技能と言って良い。

要するに高岸は人間離れしているんだ。それなのに笑顔を絶やさず、人の悪口を言わず、良識もある。そう言うチグハグ感が高岸の面白いトコだなと個人的には思ってる。

さっき高岸は間違いを選ばないような事を言ったけど、実は少し違くて。間違った選択と言う概念が無くどれを選んでも自分の考え方次第で正解に成るってマインドが根底に有るから、他人から見たらソレは失敗だろうって思うようなコトでも経験が自分の実になるから成功だ!って言い切っちゃう。
失敗を失敗と捉えず粘り強く戦え、苦しい試合展開でも諦めずにチャンスを待てる。
コレは主人公の性質だ。高岸にはドラマを作り出すチカラが有るのだ。

ニノさんの町ブラで韓国学生服コスプレ。
頭のハートもちゃんと付けてた。ロケ先から衣装を提示された次の瞬間にはしれっと着替えてる。お笑いで良くある「やだよ〜俺似合わないから〜」的な事が一切ないのが2人らしい


相方の前田は、高岸が出来ない部分を全てをカバーするユーティリティ性の高いプレイヤーだ。

趣味や特技の面で、野球っつー馬鹿デカい一つの引き出しの高岸に対して、スポーツならサッカーにも詳しいし、映画・本・ゲーム等のエンタメも網羅。加えて裁縫や絵画みたいなモノ作りにまでフットワーク軽く興味が幅広い。
雛壇に2人で座れば、高岸に良いトスを上げる為にどんな低いボールの下にでも滑り込んでいくし、大喜利等のスタンドプレイが必要な場面でもしっかり対応する。

(私は前田の大喜利が好きで、前々年のオードリーさんぜひ会って欲しい人が居るんです。年末スペシャルでTVではカットされてしまった許可制大喜利が凄く良かった。自チームパネラーの大喜利回答にダメ出しする監督役になって、相手チーム監督のオードリー若林さんと一緒に『イマイチな答えを連発する味方への対応』と言う、ずっと同じお題の大喜利を答え続けていたのにはずーっと笑ってしまった)

前田の素晴らしい所は(1ファンの勝手な考えだけど)その場その場で足りない役割を見つけ出し対応できるトコだと思ってる。ロケに濃いメンバーが何組か呼ばれていて、現場が混迷しそうな時は敢えて喋らない選択が出来る。(前後編のロケで前半喋って無いけど後半は普通に喋ってたりする)
ボケが少ないと思ったらボケに回るし、この人味方少なそーだなーと思った人物に前田がフォローを入れいたコトもあった。

前田は、研究者で、プロデューサーで、しかも突き詰めて行くような職人型の部分まで有りエグい程の多面性。
ソレを穏やかな笑顔や鼻の頭のシワ、それとちょっとの毒でくるむと前田になる。

もう一つ重要なのは高岸が前田に全幅の信頼を寄せている事。
TVデビュー当初、高岸はピンでの出演には精彩を欠くようなトコがあったけど、ソレは高岸が先ず前田を笑わせようとしてるからだと思う。
高岸の笑いは、正月に久々集まった親戚に嬉しくてハシゃいで楽しませたい子供みたいな超身内的なモノで、前田は相方っちゅう最も身近で、野球部時代共に地獄を見てきた親友だから、前田が笑うかどうかが大事な基準になっているのだな、と感じる。


そんで、この2人が合わさった時どうなるか。ってコトなんだけど。
ココが私がティモンディの1番好きな箇所で、他の芸人さんに無い彼ら独特の間、みたいなのが有る。

片方(大体前田)が出した質問へのアンサーに知らんぷりして違う行動を起こしてたり、1つの行動が終わった時に明らか長過ぎな待ちの時間を入れたり。2人の間で、視聴者の呼吸を外してしまうよーな奇妙な時間が流れるコトがある。

似ているのは漫画・進撃の巨人のギャグパートが持ってる「あれ?コレ笑うトコかな‥」て混乱含んだ笑いの場面と、オードリーの漫才で2人顔を見合わせて、へーっと笑い合う瞬間で、ティモンディはこのへーっの前のちょっとの間をずーっとやってる。
漫才中とかそこんトコ関係無く町ブラロケでもスタジオでもずーーっとだ。

想像でしか無いけど、コレ思った以上に難しいんで無いか?と思うんよね。
見てる側の意表を突くと言う共同作業をすると考えて2人でソレをやるってなったら、そんな常に息ぴったりさせんのは至難のワザなんよ。

だからそれは高校時代に同じ釜の飯を食い、同じ風呂に入って剥き出しの互いを見せ合い済みの、兄弟とか幼馴染みとかとはまた違った、ソレもう練習じゃ無いから!訓練だから!っつー名は野球部、実はグリーンベレーで培ったチーム戦の為の絆(仲の良さとはまた別次元ぽい)が有るからこその『間』だと思う。

彼らは得意の野球で世に出ている印象が強いけど、その実今まで挙げた特異性が有り、野球と言う勝負球が無かったとしても絶対に売れていたと思う。
当時日本イチ練習のキビしい高校で揉まれていたのだから根性も半端なかろーし。

彼らの冠ハレバレティモンディでの小学生コス
基本どんなコスプレも(青っ鼻描かれよーが)似合ってしまうのが2人の面白さ。コンビで珍妙なカッコしてんのに「何かありました?」みたいな顔してんのがまた。



あー、まだ言いたいコトいっぱいあんだけど‥。
2人共子供好きで、子供と絡むとほっこりした空気でTVの画角がいっぱいになる事(4月から天才てれびくんのMCです)とか、傷付けない笑いとか言われがちだけど実は高岸は加骨の人で、その人が成長する為なら傷付ける事も厭わない(ただし本人が耐えられるかどうかは配慮できる)事も言いたいんだけど、こん位にしとかなきゃな。字数いつもよりかなりはみ出ちゃってるし。

「この年齢になるとたくさんのエンタメに触れるにも時間や体力が無くて‥でもティモンディさえあれば、スポーツ・映画・読み物、全て摂取出来るんです。やっぱり推しがある生活は違いますね。やりたい事をやる気力が湧くし、助かってます!」

「ウチは野菜嫌いの子供も皆、水代わりにゴクゴク飲んでます!お陰様で家族全員健康です。
ありがとう青汁。ありがとうティモンディ!」


過去にこーゆー記事↓も書きました。前田と1部高岸の声について言及してます。良かったらどーぞ

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