呟き日記 vol.20 虚像に呑まれてたまるか!

夢見心地な夜寝から目覚めて、再び眠れない夜。

最近のこと、ぽつりぽつりと。

眼鏡を新調しようと数ヶ月越しに眼科へ行ったけど、ほとんど状態が変わってなくて『良い眼鏡ですね』と女医さんに褒められる。『それは、ここできちんと検査をして精密な度数などを測ってもらったからですよ』と心の中でそっと呟く。
面倒なことほどきちんとすると、永く保てるということだ。そう思えたこと、大事にしよう。

引き続き江國香織作品を読んでる。
エッセイと小説を行ったり来たり。たのしい。
江國さんのほめ言葉は「贅沢なかただったんですね」らしい。なぜ過去形かといえば、火葬場でじぶんの骨を壺に納めてくれる人(細やかな解説付きで)から言われたいとのこと。おもしろい。
わたしはなんだろうかと考える。ほめ言葉として思い浮かぶものはないけど、「最期まであなたらしかった」と思ってくれる人がひとりでもいてくれたら本望かな。言われてうれしい言葉は昔からずっと「おもしろいね」なんだけど。

江國さんの小説で他にも読みたいのがあって出版社を調べようと検索をかけたら、意図せず作品の感想など出てくる。
最近江國さん、なぜかホットワードだな〜と思っていたのは、東京タワーが廉くんでドラマ化されてるからだと気づく。その関連のいわゆる口コミ的なものもたくさん出ていて、さっと目を通すだけでも胸がつかえる感じがする。
この世の中、口コミってそんなに重要か?ずっとわたしの中にある違和感。どこ行くにも何するにもついてまわる気がしてる。多少は参考にするけど、それを鵜呑みにするほど信用はしてない。結局は、人それぞれの好みの話じゃんかってところに行き着く。
これからだって、信用しないんだからね。人々が創り上げた、膨らませすぎた風船のようなもののことなんて。

頻繁に日記(note)を書いてて思うこと。
心が落ち着いてないとか不安定かと言われれば、そんなことはなくて、まぁそういう日もあるんだけど、決して不健康ではない。
江國さんの"彼女たちの場合は(上)"で主人公が頻繁に日記をつけるシーンが出てくる。また日記つけてるの?と問われて『つけないと、なくなっちゃう気がするから』と答える主人公の気持ちと、わたしはおんなじなんだと思う。
起きた事実や出来事が変わるはずなんてないのに、『それでも、なくなっちゃう気がするの』と真っ直ぐに言い放ったその言葉に、胸がすく思いになる。


日々日々、気づきの連続。


今日もそれスノの舘様(SnowMan)のダンスで死ぬほど笑って、職場に来たあなた、力仕事大丈夫?!な外見のぶっ飛び行動連続な佐川(配達)のおじちゃんに死ぬほど笑って、なんかたのしかったな〜で終われた日。我ながら、毎日愉快すぎる。笑いのツボ浅いってしあわせなことかもしれな〜い。