これが日本のUMAMIかりーvol.1
1日1食かりー生活6日目
【UMAMIかりー】
朝から渋谷トマト農園の直売所に並んできました
ここのトマトを買う時は戦争に行く気持ちで行かないと買えない。
オープンと共におばさん達が駆け走りビニールにこれでもかと言わんばかりにトマトを詰めていく。皆美味いトマトを見極める眼光がすごい、これではトマトも萎縮してしまうに決まってる
それまでして手に入れたトマトの味は?
と言うと絶品である
酸味がクランベリーのように鋭くクリアで甘さもくどくなく、とにかくウェルバランストマト
そういえば、うま味調味料の「味の素」は世界中で多くの人の支持を得ているがイタリアだけではそんなに受け入れられなかったという話を聞いたことがある
そもそも味の素の成分の殆どはグルタミン酸で出来ているため、グルタミン酸の含まれているトマトをよく使うイタリア人にはそのような塩とも砂糖とも呼べない未知の白い粉は不必要なのであった
そんなこんなで朝から最高に美味しいトマトを手に入れたので今晩はそのトマトの恵みグルタミン酸とかつお節のイノシン酸、干ししいたけのグアニル酸を活かしてUMAMIかりーをつくります
【材料】
ホールスパイス
クミンシード 適当
ブラックペッパー 適当
グリーンチリ 適当
マスタードシード 適当
パウダースパイス
コリアンダーパウダー 適当多め
チリパウダー 適当
ターメリック 適当
UMAMI
トマト 大2個
かつお節 片手で一掴み
干ししいたけ 2つ
香味野菜
玉ねぎ 1/2個
生姜 1片
ニンニク 1片
具材
手羽先 三本
ヨーグルト 適当
裏山のタケノコ 適量
黄、赤パプリカ 1/8個
人参 適当
サラダ油 適当
缶詰の白桃 適当
塩 適当
【下準備】
手羽先、ヨーグルト、パウダースパイスを混ぜて1時間ほど漬けておく
【作り方】
今日は非常に暑かったのでまずは目の前にあるジェイムソンを使ってハイボールを作る
氷で冷やしたグラスに30mlのジェイムソンと炭酸水、それと昨日のグリーンカレー風かりーで使った余りのライムを入れて完成
炭酸が抜けないようにバースプーンでゆっくり丁寧にステアする
マイルドなウィスキーとしゅわしゅわソーダ、ライムの清涼感がやる気を引き立たせてくれます
※包丁を扱う際は注意してください
それではかりー作っていきます
実はハイボール作る前に沸騰させておいた鍋にかつお節と刻んだ干ししいたけを投入
いい出汁だせよ〜
ハイボールを1口飲んだあとでホールスパイスとグリーンチリをフライパンにいれてひたひたになるくらいの油でテンパリングしていきます
スパイス達がしゅわしゅわしてきたらスライスした玉ねぎ、ニンニク、生姜を投入
強火で一気に焼き色をつけていく
柴犬のお尻くらいの色になって玉ねぎの隅が焦げそうになったら少し水を入れて一旦温度を下げ慌てずメイラード反応を待つ
そんなこんなでちょっと焦げた柴犬の顔の色くらいになりました
そしたらここにヨーグルトとパウダースパイスにつけておいた手羽先'sを投入
パウダースパイスが入っているのでなんとなく2分程度炒めておく
そしたら適当に切ったトマトも投入
本当は皮を湯むきしておくとマウスフィールがグンと良くなるだろうなぁと思いつつも皮ごと投入
後で水を入れた時にどうせ皮なんて剥がれるからその時に箸でちょんちょん取っていくTHE大雑把スタイルを私は選ぶ
潰してトマト自体に火を入れていく
火を入れた方がグアニル酸が1.8倍に増加すると遠い国の噂で聞きました
グルタミン酸だけではなくグアニル酸まで、、、
トマト恐るべし
少しトマトをぐつぐつさせたら前もって取っておいた出汁とレンジでチンした野菜、缶詰の白桃、ローリエを入れる。ガラムマサラと塩で味を整えて今日の仕事は終了
煮込みながら剥けてきたトマトの皮を取り除きます
あっという間に
UMAMIかりーの完成
パクチーを添えていただきます
初めにスパイシーさを感じつつも
後味には日本の文化UMAMIがゆっくりとした余韻をもたせます
プロが作ったらさぞかし美味しそうなんだろうな
トマトが少し多すぎて酸っぱかったのが今回の失敗点でした。
UMAMIかりーチャレンジは続きます、日本の食文化なので
本日もお目汚し失礼しました
ORIGAMI×LA MARZOCCOの貴重なマグに出汁を入れてみました。ロングアフターテイストです。
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