初めて階段を下りた日
noteやTwitterにも書いている通り、2019年12月から吉祥寺の「ブックマンション」で棚を借りて本屋「books on the grass」を開いています。
本日の記事では、わたしがブックマンションと出会った話、そして棚を借り始めるまでのことを書きます。
◾️やっぱり本屋のイベントで
ブックマンションの存在、そのオーナーである中西さんを知ったのは、ある本屋でのイベントがきっかけでした。
2019年10月20日に下北沢の「BOOKSHOP TRAVELLER」で開催された「棚貸し本屋サミット」
イベントには「せんぱくBookbase」「BOOKSHOP TRAVELLER」「BREWBOOKS」の方々も登壇されており、「本」や「本屋」に対する想いを色々と聴くことができた楽しい会でした。
イベント後、それぞれの本屋を実際に「お客さん」として訪問し、最終的には「ブックマンション」で棚を借りることにしました。
◾️ブックマンションで「部屋」を借りるまで
なぜ、ブックマンションだったのか?
その場所から広がる可能性にワクワクしたから。
そして、タイミングもよかったのだと思います。
初めてブックマンションを訪れた2019年10月26日。
店番中のオーナー中西さんと閉店まで1時間も話し込んでしまいました。
しかし嫌な顔をせず、色々と丁寧に説明してくださった中西さんが印象的でした。
実は、10月20日のイベントでは、中西さんが「本」に対して一番クールな印象を持ちました。
たくさんの本をお持ちで、たくさん本を読まれていながら、本に対して熱く語る様子はなく。
そのニュートラルな感じが、ブックマンションの居心地の良さを醸し出しているのかも…
ただ、"本屋をはじめたい"と思っている多くの人たちに、それを実現できる場所を提供し、一つの方法・手段を示されていること、また、新しい仕組みを考えて実行されていることに尊敬の念を抱いています。
こうして、イベント参加から一週間後にブックマンションを訪れ、そこから一ヶ月後に棚を借りることを決めました。
あの日、バツヨンビルの階段を下りたことで、わたしの「本屋」としての物語を、「本」を介した交流をはじめることができました。
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