13歳のフィリピン留学 #4
別々で過ごす初めての夜
息子の寮では、出るときに必ず名前と時間を記入します
門限は夜の10時
玄関ホールにはいつも警備員さんが常駐してくれているので安心です
息子が滞在する部屋は4人部屋
日本人の大学生、コウタくんと一緒です
コウタくんは、石川の大学から来られているのだとか
日本人同士だから、安心かな
一方わたしたちはショッピングモールを挟んだ向かいのコンドミニアムに滞在します
父のマレーシア赴任時と同じようなコンドミニアム
1戸ごとにオーナーがいて
家具や調理器具など生活できる状態に整っています
リビングダイニングとベッドルームの二部屋
シャワールームとトイレ
とても綺麗です
懐かしい想いにかられながらも
ダブルベッドしかない…
主人のいびきに耐えられず
またまた睡眠不足のまま翌日を迎えます…
3日目
今日は留学初日
朝の九時にエンデラン大学に集合です
息子も一人で寮から大学まで歩いてきます
ところが
双方ともに道に迷いました
結局ここでもお世話になるグーグルマップ
何とか間に合い
トレーナーさんと落ち合います
本日からスタートするのは
Yさん経由で一緒のKさんと70歳くらいの日本人のおじさん(すごい!)
Kさんは31歳で、某不動産会社から語学研修でフィリピンに来られました
研修が終わり次第インドネシアに赴任するそうです
Kさんとは昨晩のカジノでご一緒したので
息子も知ってる方と一緒で安心したよう
トレーナーさんの話はわかっているのかな…
いよいよ語学留学の始まりです
わたしたちは息子と別れて
朝食を食べにショッピングモールへ
このエンデラン大学のある場所は
BGC(ボニファシオ・グルーバル・シティ)と言って
もともとアメリカ軍基地だったところを新しい都市として開発したとのこと
各国の大使館や外資系企業などの高層ビルが立ち並び
警備についてもかなり厳重です
その一角にあるショッピングモール
ベニスグランドキャナルモールが生活の拠点となります
まぁ、このモールがですね
広いのなんのって
結局私たちが滞在していた3日では
中の構造が覚えられませんでした
寮側の出口、コンドミニアム側の出口、大学側の出口
それぞれの方向が違うので、その都度確認するのですが
中にある人工川に沿っていくと
なぜかキツネにつままれたような状態に
お店の数も数え切れないほど
食べるところも沢山あるので
このショッピングモールだけで充分生活できます
簡単な朝食を済ませたあと
息子の授業の見学に行きます
月曜から金曜まではこのモール内にある教室で勉強します
土曜のみ大学の方で授業を受けるそうです
早速様子を見に…
午前中はグループレッスン
お題が与えられて、そのことについて考える時間をもらい発表する
という流れみたいです
聞かれたことはなんとなくわかるようですが
伝える、ということが難しいようですね
中学一年生
学校で学んだ単語の数はそんなに多くない
行く前にはYさんおススメの単語帳で勉強していたようですが
実際にその場面にならないと
やはり実感しないのでしょう
時々私の顔を見ながら苦笑いしています
同じグループにKさんと
日本人の大学生の女の子二人、それからマレー人の全部で5人
わたしたちはそっと部屋を出ました
このあと16時まで英語と向き合う息子にそっとエールを送りながら
私はこの旅行で食事をとても楽しみにしていました
ここでしか食べられないものを食べたくて
それなのになぜかお昼ご飯は
ワタミです…
主人は30年近く飲食関係の仕事をしています
日本の大手フランチャイズのほぼすべての企業さんとお付き合いがあります
わかっているのですけど
市場調査らしく
だけどここに来てまで日本食??
結局この日の夜も
次の日の夜も
日本食!
美味しかったけど
美味しかったけれども、これだけは本当に残念…
そしてワタミでのご飯の後もですよ
主人が日本でセッティングしたアポイントに付き合うことに
なんでやねん!
Yさんも行きたいって言うので
三人でマカティのオフィス街へ
お会いしたのは
30年以上前から日本企業の現地誘致のコンサルティングを行っている方と
フィリピンでフリーペーパーを発行している方
フィリピンにおける日本企業の進出状況や
フィリピンの内情など
現地におられるからこその内容の濃い話をたくさん聞くことができました
またこの辺りはあとでまとめて書きます
その後はまた大学へ戻ります
Yさんが大学の構内を案内してくださることに
息子も合流して散策します
思ったよりも狭かったです
サッカーの練習も見に行きたいと
連れて行ってもらいましたが
この大学には大きなグラウンドが無いようで
体育館のような屋内施設で
女子サッカーが行われていました
息子は少し残念そうでした
さて、そのあとは
またマカティの方へ出かけて
ちょっとお洒落な日本食レストランへ
このフィリピンで私達がはまったもの
それはビールです
サンミュゲルのそれもライトの方
沖縄のオリオンビールに近い味わいですが
とてもスッキリしていてフルーティなのです
ずっとこのビールを飲んでました
お土産にも買っていきました
日本でもまた飲みたくなって
ネットで買いました
もしフィリピンに行かれたら
是非飲んでください
お腹いっぱいになったわたしたちは
タクシーで
ベニスモールに向かいます
次の日の朝ご飯を買いに
マーケットに寄って
息子を寮まで送ってお別れです
残すところあと一日となりました