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プロジェクトの振り返りはYWT!KPTとの違いとは?

こんにちは!on株式会社、広報担当のデミです!

プロジェクトの振り返りによく使う方法といえば、「KPT(Keep・Problem・Try)」を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか?実際、多くの企業や組織で「KPT」が採用されています。

しかし、onでは「YWT」という方法を用いています。今回は「YWT」とは何か、なぜ「YWT」を用いているのかをご紹介します!

1. YWTとは?

YWTは「Yatta:やったこと」「Wakatta:わかったこと」「Tsugi:次やること」の頭文字を取ったものです。英語ではなく、日本語というところに少しびっくりしませんか?

実はYWTは「日本能率協会コンサルティング」が提唱し、日本で開発されたフレームワークなのです。

2. YWTとKPTの違いは?

YWTとKPTの大まかな流れは同じです。

まず、(1)よかったことや続けることを明確にした後、(2)問題や課題について話し合います。最後に(3)今後どうしていくべきか考えるという、三段階で構成されています。

YWTとKPTの大きな違いは、「どこを軸にしているか」です。
KPTは「問題を解決すること」に重きが置かれていますが、YWTは「経験と学びを生かして成長につなげること」を大切にしています。

2-1. YWTのやり方とポイント

文字だけ眺めていてもピンと来ないと思うので、実際のやり方とポイントをご紹介しますね。

(1)Y(やったこと)
まずは、プロジェクトで自分が“やったこと”を客観的にすべて書き出します。「振り返り」と聞くと、問題点ばかり書き出してしまいがちですが、よかった点も書き出します。

ここでのポイントは、「工期が予定より短くできた」「こういうトラブルが生じた」など事実のみを書くことです。「楽しかった」「残念だった」など主観的な意見は入れないようにしましょう。

(2)W(わかったこと)
次に事実をもとに自分が考えた“わかったこと”を書き出していきます。難しく考えず、やったことから学んだことや、気づいたことを書きましょう。

ここでのポイントは、表面的ではなく掘り下げた“W”を洗い出すことです。

例えば、“Y”で洗い出した「◯◯を作った」から「◯◯が作れるとわかった」ではなく、「△△したので、〇〇の作成がスムーズにできた」まで深掘りします。

(3)T(次やること)
“W”で明確になった学びをもとに、今後どのように生かしていくか考えていきます。

よかった点は今後も引き続き行うことはもちろん、問題点は改善するためにどうすべきか対策を立てます。“T”では「次はこんなことをやってみたい」と、メンバーが提案することも大切です。

3. なぜonはYWTを選ぶのか

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最近行われたYWTでは、オンラン上にボードを設置し、プロジェクトに参加したメンバーがそれぞれのYWTを出し合いました

YWTは、誰かを責めたり、後悔したりする場ではありません。次のプロジェクトをよりよいものにするためには、よいことも課題も含めて経験から学ぶことが大切です。

また、職種の垣根を越えて、プロジェクトに関わったメンバー全員で振り返りを行うことは、よりよいチーム作りにもつながります。フルリモートで顔を合わせる機会が少ないonにとっては、とても貴重なコミュニケーションの一つでもあります。

ただし、YWTとKPTのどちらにもメリットとデメリットがあり、どちらかが絶対によいということではありません。プロジェクトの規模やメンバーに合わせて使い分けるのがいいでしょう。

4. まとめ

今回はonで振り返りに利用しているYWTについてご紹介しました。

よりよいサービスをお客さまに提供するには、チーム内で学びを共有し、次の課題を見つけることが欠かせません。YWTを行うことで、メンバー全員で意見交換ができ、チームの絆を深めることにもつながります。

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