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クラク

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或る女の話。人生色々、苦楽。彼女は煙のように跡形もなく消えて仕舞いました。
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#なりたい自分

お姫様ごっこを始めてみたけれど(2)

前回までのあらすじ:もっと幸せになろうと思った私は、友人の薦めでお姫様ごっこを始めてみたのであった。 (4)そうだ、お姫様になろう。 書生との同居生活が上手くいかなかったのは、きっと「お姫様」と「執事」じゃなかったからだ。 やっぱり本に書いてある通りに「お姫様」と「執事」でやるべきだった。 そう考えた私は、書生との関係を解消した後、すぐに姫へとジョブチェンジし、老執事を雇うことにしました。 若い書生に「何も解ってない」と見下してしまったので、年長者の言うことなら、素直に聞

お姫様ごっこを始めてみたけれど。(1)

(1)お姫様ごっことはなんぞや。 お友達の強い薦めがあったので、「1日5分のお姫様ごっこ」という本を買って読んでいます。 自分の本音=潜在意識を「姫」として、 自分の建前(義務感や常識など)の顕在意識を「執事」として名付けて、 自分の本音を表に出せるようになって、自分を大切にしているうちに、好きなことや楽しいことが起こるようになる、という内容の本です。(まだ半分ほどしか読んでいないので、読み違えがあったらごめんなさい) 「お姫様ごっこ」とは、この脳内お姫様と脳内執事の一