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バイバイしたくないな、くらいが一番しあわせだったりする

セブンのアイスってこんなに美味しかったっけ?

平らげたあとの木の棒を持ってじーんとしてきた指のしびれまでいとしい。

すきなひとと食べる夜道のアイスほど美味しいものはないよね。
部活帰りとか、下校中とか、疲れた帰り道に染みるセブンティーンアイスとはまた別のしあわせ。


ハードって言葉じゃ片付けられないほど精いっぱいな1日を終えて、
満身創痍な身体を奮い立たせて向かったのだけど

大正解だった。

過去に戻って自分に伝えるなら、どんなに疲れてても絶対行けよ!間違いないから!って言いたい。そのくらい。


朝頑張って準備して出社前にお店に寄って行こうと思ってたんだけど
初めての出社で電車乗り過ごして諦めたわたし、Good Job!!


常連さんもおことわりしながら待っててくれた特別営業、今日も夢みたいだったなぁ。
イベントで余った美味しいジェラートの最後の一口を食べたり、
残り物の福を頂いたり、
疲れてそうだから好みの、いつもより濃い目の、多い目の飲み物を準備してくれたり。
これは愛ってことでいいですかね!!推しよ!!さらんへ!!


流石に今日は21年度を、なにはともあれシメた日だったから普通のサラリーマンに擬態して、弐ノ弐みたいな美味しい居酒屋でかんぱーい!がしてみたくて(お酒は飲めないのだけど)
「今日は絶対行くんだ!あそこ、ひとりでも入れる店かな?」って相談したら
「ええね〜何年ぶりやろ俺も行こう」って言われたの聞き取れなくて
「ええやろ〜行ってくるわ〜」と私。

「戻って作業あるから1時間くらいで帰るけどいい?」
「あ?一緒に?え!なにそれめっちゃ嬉しい行こう!」って。

なんて心地の良い阿吽の呼吸。…?話し通じてないから違うか。


そないな感じで幸せチャージタイムを早く切り上げることもなくしっかり堪能させていただき

栄養素と食事のスタンスを語らいながら
21時過ぎから弐ノ弐に向かった。
(自ら進んで火曜日に居酒屋に行くなんて、社会人になってから初めて。)

(栄養素と食事のスタンスってなんやねん、よね。そこが通じるのがいい。しぶい。)


お店のおいしいチョイス、はぜーんぶおまかせ。
私にとっては何よりの全幅の信頼の証。
ひれ伏している。彼の選択に。

食べられないもの、一向に覚えてくれてるのか謎だけど絶対選ばない感性が好き。
たまたまって言ったらそれまでだけど。笑


餃子はメシかツマミか論争をして、
ひとくち餃子の良さを語って、
上海の鼎泰豐で食べられる空芯菜炒めみたいだ!とわいわいする。(たのしい、すき。)

ヴィーガンの彼の、極たまにの動物性タンパク質摂取を決行し、

世界のどこでどうやって生きてきたのか、そんな話をした。
(私の育った中国の港町に、彼が違うタイミングでひとりで行ってた事実、尊い。)

これからどうやって世界のどこで生きていきたいか、そんな野望の話をした。
(私は彼がどこにいても会えるようにやっぱり夢を叶えないといけないと思った。)



あーー、しあわせだ。

LINEも知らないのにPayPayで友達になった(笑)


結局1時間半しっっかり楽しんで
帰り道、「酒は薄かったけどそれ以外は満足できました?めっちゃ美味しかったね!」と作業場前でお別れしようとしたら
「萌ちゃんと過ごす時間が楽しかったからもうええか!歩いて帰ろう!」

最オブ高。


ひとりで帰るには暗いし寂しかったんよ。
というわけで冒頭に戻るわけです。

彼の高校時代の話を聞きながら
(推しの学生時代の話を推しから直接、推しが幸せそうに話してるのを推しの隣で聞けるなんて思い出しただけで鼻血)
(しかもめちゃくちゃガチモンの《やんちゃ》で笑う)

セブンでアイスかお!ってパルムとミルクレア買って(もらって)
ひとくちずつ、「おお、それもおいしいねぇ」って言ったり
車のハイビームがLEDなのはダサすぎるとか、
同時にマスクブンブン振り回しながら「人いないしいいよね」って話したり。
シアトルズベストコーヒーの最高さを「まっずw」(決して貶していない)で表す火曜日の夜。

花を贈るに値するか、の価値観が一緒で嬉しかった。彼の方が花にかける額が桁違いで笑ったけど。
お店の軒先に飾られた花を見かけたら、日本のどこであれ、今まで以上に血なまこに彼の名前を探そうと思う。


「楽しかったね!また行こうね!おやすみー!」
と、彼の口からでた言葉だったと思う(嬉しすぎて記憶が飛んだ)

しごと一筋な手とハイタッチして帰宅路についた。
大濠公園の水面に映る夜景と空がきれいで全部夢みたいだ。

少し名残惜しいけど、今がバイバイのいいタイミング。
今日も素敵な一日にしてくれてありがとう推し。あいしとうよ!


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