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本と育つ、本で育つ The world next door

幼い頃から本の世界に生きていました。
ページを開けば美しい、楽しい、わくわくする明るい世界がある。
日々は辛いことも多く、この社会は生きにくい。自分の周りの世界は美しくも無い。早く「今日なすべきこと」を終え、本を開いてその世界‟another world“で一分でも長く過ごそう。こんな気持ちで毎日を過ごしています。
読んで、想い描く。ありありと浮かぶ光景。もしかしたらこんな場所が世界のどこかにある「かも」しれない。私もそこで暮らすことができる「かも」しれない。その可能性が私の明日を生きる力になり、生きる希望です。
‟The world next door”。私の‟another world“は「異世界」ではなく、「現実にありそうな」世界です。私が生きる現実のすぐ隣にあって、 いつか何かきっかけがあれば本当に行ける「かも」しれない世界。
人生後半を迎えた頃から、私のこれまでを支えてくれた本への想いが溢れるようになりました。私の場合、想いは感覚ではなく文章として湧き出てきます。読んだ本の記憶、繰り返し読む愛読書たち、そして読書を通してあらためて眺める育児。本にまつわる想いを綴り始めた今日この頃です。

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