日本の政治に足りない3つのモノ(2-4)

 前回(2-3)は、久しぶりに投稿したので、タイトルを見ると、1つだけ浮いていますね。真夜中に投稿したこともあり、ついつい、文学的に書いてみたくなってしまったのです。
 とはいえ、内容は、思いっきり、いつも通りの現実主義でしたが。笑

 戦略を読みたい読者様には、明らかに刺さらないタイトルですよね。改めて、マガジンを作る際には書き直します。これも人間臭さということで。わがままをお許しください。


 それでは、前回のあらすじ(2-3)です。日本が世界を統一するには、少しでも早く、「力」を持たなければならない、というお話をさせていただきました。
 そして、独裁者がいつまでも強権を握ろうと暴走する理由など、「力」の流れとはどういうものかというお話や、能力の高い方が忌憚なく能力を発揮できるように、「個人」と「役割」を2つに分けなくてはいけないというお話をしました。
 また、システムを変えなければならないというお話や、その変え方は、スマートデバイスを利用するというお話もさせていただきました。
 こうして書いていくと、内容を詰め過ぎましたね。2記事に分けるべきでした。 

 今回の記事は、読む方によっては、FAANGを超える企業を生み出すことができる情報です。おそらく、この本の中で、一番お金儲けができるお話です。けれども、一流の実業家以外の方にとっては価値がわからないですし、この「情報」を使用することも出来ないでしょう。

 日本の世界統一戦略を始めるには、まず、大実業家から始めることが一番スムーズだと思っていますし、現実的です。ただ僕は、本当は、政治家の方や国が、この戦略を始めて欲しいと思っております。

 新しいプラットフォームの作成は、莫大な雇用と、先行者利益を生み出します。これだけでFAANGのように、約30兆円を生み出す産業をおこすことが可能です。もし、これを国がおこなえれば、その分、国の予算が潤いますし、「力」が増大しますからね。実業家に先におこなわれてしまったら、企業の買い取りは高くつきます。
 政治家の方。難しいとは思いますが、期待だけはさせてください。


 第2章「日本の基本戦略編」もこれで最後です。第3章「日本の個別戦略編」は、より具体的で面白いお話になります。

 いつも読んでくださって本当にありがとうございます。

 本日もよろしくお願いします。


愚かな王様

 さて、今回は、国に「力」をつけるにはどうすれば良いのか、というお話をします。他の国なら使える戦略が日本では使えない分、日本でしか使えない戦略もあります。
 ここでは、今の日本に足りないことを3つ上げて、その後で、前回の記事にあげた、スマートデバイスを使った新しいプラットフォームのシステムについて、お話させていただきます。

 まず、日本は国民主権です。ということは、国民は王様だ、とも言えます。王様が国を動かすのだとしたら、国は国民の意思で動くものでしょう。

 ところが、今の僕やあなたは、日本政府に政治を任せきりだとは思いませんか。「政府は何にも仕事をしていない」、「政府のお給料は血税だから返せ」と言うのは簡単ですが、実は、現在の政府の方々も、かなり多くのお仕事をこなしていらっしゃいます。
 調べてみると分かるのですが、大量の資料を山のように作成し、様々な委員会を立ち上げて、実行に向けて動いていらっしゃいます。
 つい昨日は、安倍晋三さんが半年まるまる休んでいない、なんていうニュースもありました。本当に尊敬に値します。

 けれども、何をしているのかが一切わかりませんよね。

 そこが問題なのです。政府の、特に官僚の方々はいわゆるエリートです。頭の良さが僕たちとは違います。高校生の頃から、自分の将来のことを見越して、毎日10時間以上も勉強できる方なんて、頭が良すぎます。頭が良すぎるし、東大に入って、官僚になって、と進んでいくと、彼らの周りも全員頭の良い方ばかりです。

 ただし、周りのみんなも頭が良すぎるが故に、自分の周りのどこにも、頭の悪い方はいません。
 その結果、頭の悪い方たちがどのくらい頭が悪いのかということをあまり想像できません。言葉が理解できない、文字が読めない方のことを、よく理解できません。貧乏がどのくらいの貧乏なのかがよくわかっていません。

 つまり、国民のために働くには、常識が違いすぎるのです。

 そして僕たち国民も、義務教育が終わって社会に出てからは、世界や日本の「情報」を知るための勉強なんて、全く強いられていません。その結果、世界のことなんて何もわからず、ただ、自分の周りの社会だけが世界の全てだと思い込んでしまいます。

 社会主義ならば、それでも良いでしょう。けれども、日本は国民主権ですよね。王様が自分の国と国を取り巻く情勢を知らないだなんて、どうしようもない愚物だと思いませんか。

 歴史を多少なりとも知っている方ならご存知だと思いますが、滅んだ国の王様たちは、ほとんど勉強もせず、大臣に政治を任せっきりで、自分の政策も持とうとしない、その場限りの遊びを謳歌した愚物ばかりでしたよね。
 あなたは「馬鹿だなぁ」、「どうしようもないな」と彼らのことを罵倒していたと思います。

 しかし、今の僕やあなたはどうでしょう。愚かな王様と全く一緒の状態ではないでしょうか。

 僕たちは、民主主義と謳っている以上、もっと情報を得て、「感情」と「情報」を分けて、日本の選択が、全人類の幸福にとって正しいのかどうかを学ぶ必要があるのです。良い王様になる必要があるのです。

 つまり、今の日本に足りないものは、

感情と分けられた正しい情報
王様と大臣で意見を交換できる連絡方法
王様に力をつける教育

の3つです。


 そのために使うのが、先ほど、みなさんにお配りすることにしたスマートデバイスです。これから、3つの問題点を解決できる、3つのプラットフォームの提案、実現可能なDX戦略のお話をいたします。

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