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『webtoon』と『縦マンガ』

#50歳からの挑戦   の人です

軽い自己紹介するなら、親の介護、離職で浮世の住人に。50歳過ぎて絵を描き始めた人です。


そんなこんなで(別に何もないが)数年前から、マンガは縦スマホで読む時代になる、と思って縦カラー漫画の練習をしてきました。まだ縦に対応している投稿サイトも少なく、WEBTOONという言葉も知らず、ルールも知らず、好き勝手に描いていました。あくまで趣味の範囲で、なので温かい目で見てください。練習、インディーズ投稿作ですので無料です。よろしかったらどうぞ。

描いている途中も色々あって、『恋とはこういうものなのか』の最終話がまだ描けていないのが心苦しいのですが、今、ふと思うことがあります。

「WEBTOONはオールカラー縦読みで、分業で作るものである」との説明をよく見かけます。あれ?そうなの?

次々縦漫画が作られて、どこのサイトでも取り入れ、「FLIPTOON」「タテヨミ」「タテコミ」「縦スク」その他呼び名も各々です。WEBTOONはオールカラー縦読みで共同制作が基本だから、既存の作家一人の白黒マンガを縦にしたものはWEBTOONと言わないのでしょうか?

じゃ、私が描いているのは何?

カラー縦漫画を描いていて、思うことがあるのです。聞いて。

1.白黒でもいい
2.呼び方は『縦マンガ』と『webtoon』でいい
3.間は必要な分だけ

今、縦マンガのネーミング戦国時代で、βとVHSの争いを思い出すのですが(懐かしや)、取りあえず日本は個人執筆の白黒マンガがまだ主流なので、そのまま縦にして

・スマホで読める白黒、薄いカラーを「縦マンガ」
・カラーの韓国風な分業マンガを「WEBTOON」

と分けて呼ぶ、でいいじゃないでしょうか。つか、ちゃんと統一しようよ。バラバラすぎるよぅ。出版社さん達やってよう。

そしての「間は必要な分だけ」というのは、WEBTOONって(実はあまり読んだ事がないので大声では言えないが)コマとコマの間が長かったり、絵がもの凄く長かったりしませんか?自分で描いている時は「ここが見せ場だから間を長――くとって…」とか「これでもか――ってアップだ!」などと自分に酔っていましたが、後で見返すと、スクロールする指が疲れる疲れる‥。オートスクロールなら楽でしょうが‥。

それを考えると、日本の白黒マンガはコマ間がキュッとしてて、自分のペースで読めてすごく馴染みがいいのです。それで育ったせいか知りませんが、コマの使い方が秀逸でまるで映画館の画面を見ているみたいな作家さんも多く、無駄な間は必要ないかな?って思うんです。

で、勝手に自分で読みやすく、描きやすい縦マンガを描いたので見て欲しいなーって思ったので、貼っときます。


『アオの時代』第一話

続きはkindleで。無料です。


もっとセンス良くカラーを配置して使いたかったんですが、なにせ色彩の知識がないもので。へへへ。すみません。

どうでしょう?メイン線は黒、グレーと茶系。枠線などポイントでカラーを入れて。たたき台なので参考にしていただければ。

冒頭の数コマは茶のモノトーンの上にカラーレイヤーやテクスチャを乗せてあります。(ビルは使い回し)

コマ間隔も必要以上空けず、スクロールの手間を省く感じです。見せ場のコマは大きく、他は小さく。1話目なのでアップが多くなってしまいました。反省。でも、これなら分業しなくても一人で充分描くことができます。

原稿サイズは今はCLIPSTUDIOのWEBTOON原稿をそのまま使っていますが、使い勝手が悪いので、いずれオリジナルで作れたら、と思っています。どこかに投稿して見え方を探りながら描いていくので、連載途中で色々様子が変わると思います。

日本の縦マンガを世界に売り込むためには、まずある程度縦マンガの国内の整理が必要だろうと思います。セリフも最初から横にしてもいいし、使う色をデザイナーさんに何色かだけ決めてもらっててもいいと思います。文字サイズやフォントは決まっているのかな?サイトから推奨があっていいと思うし、あってほしいです。

個人意見ですが、私の『縦マンガ』のターゲット層は「30オーバー」の世代です。上は500歳です。若いスマホ世代はもちろんですが、40代以上で漫画を読む方々は沢山いらっしゃると思います。と、なるといくつか疑問点や提案が。

・老眼対応のフォントサイズは?
・目に優しい表示色は?
・BLにR指定を。「ライトBL」「ブロマンス」「Y」など呼び方も
・一話のコマ数、長さはどれくらいが理想か

と、プロのアドバイスが必要となってくるのです。

特に文字は大きくないと見えませんし、子育てにもかかるので、親子で見れる内容か、ジャンルを細分化した表記が必要です。特にBLはHシーンの少ない『ライトBL』との明記が急務だと思います。

まずは出版社、編集の方々に若い作家さんを引っ張ってもらって基本ベースを確立していただきたいのです。そして国が規定を。

縦マンガは日本では、まだまだこれからの分野なので、漫画家さん達ももっともっと意見を出し合って、切磋琢磨しあって、日本独自の『縦マンガ』を作り上げていって欲しいと願っております。

マンガはずっと進化していきます。日本の素晴らしい文化です。どんどん冒険しましょう!チャレンジしましょう!熱のある若い編集者さん達!作家さん達!応援しています。頑張って!

☟見てくれた方にお礼のイラストを描きました。

アンサーイラストはkindle第一話最後に。

※ホントはパソコンが重くてカラー漫画描けないのが1番の理由なんです。ははは。いつか新しいパソコン買えるまでモノクロで描きます。