BRODY日向坂46"四期生大集合"スペシャルを読んで

 2022年9月21日に日向坂46四期生が加入してから一周年が経った。
 この特集が発売されるのを知った時、すぐさま予約した。しかし届くまで待ちきれず、本屋を探すことにした。
見つけた本屋に迷うことなく真っ先にお店に入り、向かった雑誌コーナーでお目当てのその雑誌を発売日に手に入れることができた。
だから今、手元に2冊ある(なんぼあってもいいですからね状態)。

できるだけ早く読みたかった。
四期生が何を思いながらこの一年を走ってきたのか知りたかったから。


表紙をめくって最初に目に飛び込んできたのは、
4回目のひな誕祭で披露された『ブルーベリー&ラズベリー』で象徴的な四期ポーズを決めているワンシーン。
その下には"you’ll never walk alone."とあり、
この四期生特集のキーワードになる"絆"を意味していることがわかった。

それからページを進めると、四期生ハウスにUFOが落ちてきて?わちゃわちゃ楽しそうな四期生。
宇宙規模のスケールさえもしっくりきちゃってる。トランシーバーを持つ陽子ちゃんが陽子ちゃんしていてめっちゃ好き(...語彙力)。
 四期生全員での特集はまだそこまで多くはないけれど、一人ひとり違うカラフルな衣装を着て、
笑い声が聞こえてきそうな写真からは四期生の個性が見られました。
私は"似てるような全然似てない"四期生が持つその「色」にも惹かれたんだと思う。

 この特集を読んで、加入した時期は違えど乃木坂五期生や櫻坂三期生を意識して四期生はもがいてきたことが語られていた。
四期生がグループに貢献できていないと感じていることに、そんなことないよって強く思うし、言いたい。四期生はいつだってグループに真っ直ぐでがむしゃらだと思う。
 それは今までのライブを通して見た四期生の姿からも感じてた。特に福岡公演で一旦区切りを迎えた全国ツアー「Happy Train Tour2023」での四期生は衝撃的だった。
 とりわけ『One choice』でセンターに立って踊った陽子ちゃんの姿は頭から離れない。
先輩の代わりにセンターを任されるということのプレッシャーは私が想像していた以上に計り知れなかったんだと、ライブ後日に投稿された全国ツアーへの彼女の想いが綴られたブログを読んで思い知りました。
丹生ちゃんや丹生ちゃんのファンへの想い、四期生という立場だからこその迷い、色んな感情で揺れていたんだと。
 でも、陽子ちゃんは真っ直ぐで、その瞬間を楽しんでいるひとだと思う。
ライブでもMVでも、自分なりに楽曲をイメージして、歌詞を自分の中に落とし込んでその曲の世界観を届けようしてくれてるんだって感じることがあるから。そういうところも大好きで。
大阪公演で見た時は緊張しているように感じたけれど、公演を重ねるごとに陽子ちゃんの成長は目で見てわかるくらい凄まじかった。
福岡公演最終日、大阪で見たときの彼女はもうステージにはいなくて、その時間を心から楽しんでいるように見えました。
『One choice』でセンターに立って踊る陽子ちゃんは輝いてて、陽子ちゃんにしか表現できない『One choice』だったと思う。
 この時に先輩とハイタッチしたり、久美ちゃんとジャンケンをしてたり、その楽しそうな姿を見て、ブログでも綴られていたとおり先輩や周りの人たちに支えられて活動していたんだなって伝わってきました。
 日向坂46の温かさを四期生も受け取っているし、先輩も伝えている。先輩メンバーの言葉や存在が四期生にとって大きな支えになっていて、
先輩にとっても四期生の加入はお互いに良い刺激になってると思うんですよね。
平尾帆夏ちゃんからの陽子ちゃんとすみれちゃんへの言葉が仲間同士その姿を見ていたからこその言葉だと思うとグッときました。

 全国ツアーの裏側で、リハ期間中に四期生全員が集まって話し合う時間を作ったりして、先輩達が踊ってきた『One choice』や『期待していない自分』のようなこれまでの楽曲を四期生なりに試行錯誤しながら届けようとしてくれていたことを知って、心の奥底が熱くなりました。
振り返れば、おもてなし会の時に披露した『ドレミソラシド』や『こんなに好きになっちゃっていいの?』、4回目のひな誕祭での『青春の馬』も、これまでの日向坂の楽曲を四期生なりに解釈して彼女達の色に染めて届けてくれていたなって。
まだ出番が少ないからこそ、一曲一曲に懸ける四期生の本気をステージでぶつけてくれていました。
けやき坂の楽曲でも彼女達は本気だった。
 全ツの『期待していない自分』でそれぞれがセンターに立って披露した四期生の感情の剥き出し感は強かった。
会場は緑色や四期生のメンバーカラーに染まっていて、私は推しメンの色にして見ていました。
どんなことに対しても当てはまると思うんですけど、例えば音楽を聴く時、新曲にしても、今までの背景を背負ってその作品を聴いているような気がする。だから人によってグループや曲に思い入れは違うと思う。でも、この曲を披露したことへの色んな声を目にして、なんでそんな言い方を四期生がされなくてはいけないんだろうって悲しくなった。
会場で四期生の全力なパフォーマンスを見て、
四期生だから選曲された曲だったと思ったから、
向けられた声に対してモヤっとした曖昧な感情を抱いた。
全ツ福岡公演2日目で平尾帆夏ちゃんの「私たちはどんな声にも負けません。期待していてください。」の言葉を聞いた時、胸が苦しくなった。
周りからの声は"比較"という形で向けられて、彼女達のもとに届いてしまっている。
それでも四期生は乗り越えようとしていて、"四期生12人の魅力"を伝えようと戦っている。
日向坂46のことを想って、ひたむきにグループに真正面から向き合っている。
 四期生ってどこかちょっと不器用だけど、内に秘めた熱い気持ちと髪が乱れようとおかまいなしながむしゃらさがあって、"寄り添ってくれる"とはまた違って"応援したくなる"。
アツくて、お互いに支え合うのは常であって、
"個性"を強く意識しながら高め合える関係性があるんだと思った。
四期生は他の坂道グループを意識してもがきながらも、語られる言葉から彼女達の「負けん気」と同期と支え合う「四期生の絆」を感じました。

もうすぐ一ヶ月に渡る坂道グループの期別ライブ『新参者』も始まる。
全国ツアーで何公演か足を運んで、公演を重ねるごとに四期生一人ひとりがパワーアップしている姿を会場で目の当たりにした。
それは目を奪われるほど鳥肌もので、"同じライブなど無い"ことを客席にいながら直に感じたツアーでした。『新参者』はおもてなし会以来の期別ライブ。この公演でどんな姿を見せてくれるのか楽しみでしかないです。
きっとおもてなし会や全国ツアーとはまた一味違う"日向坂46四期生"を見せてくれるはず。

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