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omusubiのご近所さん

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omusubi不動産の近辺でおきていることと、入居者さん、その人となりを紹介します
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すべては、妥協のない品質で提供するために。元クリニックからまちの人たちが集うピッツェリア「UCCIARE !!!(ウッチャーレ)」が誕生するまで

東急多摩川沿線に位置する、矢口渡。地名は南側を流れる多摩川の矢口の渡し(昭和24年に廃止)に由来し、当時は貴重な渡船場として活躍していました。現在は住宅と中小規模の工場が混在するまちとして、人々の暮らしが営まれています。 そんな矢口渡の住宅街のなかに今年の2月、ピッツェリア「UCCIARE !!!(ウッチャーレ)」がオープンしました。もともとはまちのお医者さん「田宮医院」として、地域の人々の健康を支えてきた場所です。代表の硲さんはなぜ、矢口渡のこの場所でピッツェリアを開業す

元理容室から、みのり台の新しい拠点「しるばあ」へ。各店のオープン経緯から、このまちの魅力についてをお聞きしました。

みのり台に新しい拠点「しるばあ」がオープンしましたomusubi不動産の松戸事務所から徒歩1分の場所に、みのり台の新たな拠点ができました。名前は「しるばあ」。ここはもともと、地元の人に親しまれる「理容シルバー」が営まれていた場所でした。 元々近隣には20年以上続くオーガニックレストラン「CAMOO」をはじめ、素材を活かしたジェラート屋さん、天然酵母のパン屋さんなどこだわったお店がある地域。 特にみのり台は、この数年で新しいお店の出店も重なり、コーヒー豆の焙煎にこだわったカ

2DKの和洋室を、開放的な1Kに。“枠に収めず、自分の「やりたい」を、追求したほうがいい。” 〈38.88m²・千葉〉|「DIY」という選択肢。

omusubi不動産では、DIYが可能な物件を多く取り扱っています。日頃のお問い合わせでも、よく「DIYができるお部屋を探している」というご相談をいただくのですが、なかにはDIYに興味があってもやったことがない、という方もいらっしゃいます。 実際にDIY物件を契約してくださった方が、その後どのようにお部屋作りをたのしまれているのか。この連載では、お客さまのおうちにお邪魔し、DIYのこだわりやどんなものを参考にしていたかなどをうかがっていきます。 記念すべき第一回は、過去に

アパレルブランドNIGELLAの永冨さんに聞く。ものづくりに対する思いとomusubi不動産のユニフォーム制作の裏側

「omusubi不動産でユニフォームを作りませんか?」。元アパレルデザイナーであるomusubiスタッフ・おおのうさんからの提案で、一年前にユニフォーム制作プロジェクトがはじまりました。誰と一緒にユニフォームを作っていただくか考えたとき、真っ先に浮かんだのがNIGELLAの永冨さんだった、と代表のとのづかさんは言います。 今回は、プロジェクトのメンバーであるおおのうさん、さのさん、とのづかさんとともに、omusubiのユニフォームを作るまでのお話、NIGELLAさんがものづ

間借りカフェ「One Table」から、次のステップへ。都内でも大人気の「LIVING Coffee and Bagels」が、松戸・みのり台でお店をオープンする理由

いつか自分のお店を持ってみたい。だけど、今はフルタイムで別の仕事をしているし、そもそもどうやって自分のお店が持てるようになるのかわからない……。そんな方は、もしかしたら、まもなくお店をオープンされるLIVING Coffee and Bagelsさんからヒントをもらえるかもしれません。 LIVING Coffee and Bagelsを運営しているなおゆきさんとあゆみさんも、はじめは他の仕事をしながら、都内の間借りカフェや「One Table」で出店をしていたと言います。ど

【カミヤミスジクラマエ インタビューvo.3】山野邉彩美さん

蔵前のなかでも、ちょっとディープな「三筋」エリア。2022年の9月、この地に新しい文化の発信地となる「カミヤミスジクラマエ」が誕生しました。ここで入居されているのは一体どんなお店・人なのか。このインタビュー企画にて、各階の入居者の方にこの場所を選んだ理由、ご活動の経緯などをお聞きします。第三回は、3階で新しく陶芸のアトリエを構える山野邉彩美さん。読んだらきっと、三筋が「ちょっと気になる」から、「行ってみたくなる」まちになるはずです。 節目の年に、自分のアトリエを持つことを決

【カミヤミスジクラマエ インタビューvol.2】deps.小島めぐみさん

蔵前のなかでも、ちょっとディープな「三筋」エリア。2022年の9月、この地に新しい文化の発信地となる「カミヤミスジクラマエ」が誕生しました。ここで入居されているのは一体どんなお店・人なのか。このインタビュー企画にて、各階の入居者の方にこの場所を選んだ理由、ご活動の経緯などをお聞きします。第二回は、2階でうつわのお店を営業されているdeps.の小島めぐみさん。読んだらきっと、三筋が「ちょっと気になる」から、「行ってみたくなる」まちになるはずです。今回はカミヤミスジクラマエ担当の

【カミヤミスジクラマエ インタビューvo.1】NOMURA SHOTEN 野村空人さん

蔵前のなかでも、ちょっとディープな「三筋」エリア。2022年の9月、この地に新しい文化の発信地となる「カミヤミスジクラマエ」が誕生しました。ここで入居されているのは一体どんなお店・人なのか。このインタビュー企画にて、各階の入居者の方にこの場所を選んだ理由、ご活動の経緯などをお聞きします。第一回は、1階で酒屋さんと角打ちバー「NOMURA SHOTEN」を営業されている野村空人さん。読んだらきっと、三筋が「ちょっと気になる」から、「行ってみたくなる」まちになるはずです。 高校

これまでにない新しい”大家さん”像をつくっていく「ほのぼのあかぎハイツ」 (後編)

松戸・稔台エリアにある家族ぐるみの運営が人気のあかぎハイツ。大家さんである赤城芳博さん(よっちゃん)真樹子さん(まきちゃん)のインタビュー記事を、前後編でお届けしています。 DIY可能賃貸になったことで、あかぎハイツやよっちゃん自身について起きた変化について、お話していただいた前編。後編では、あかぎハイツに新しい風をもたらしているまきちゃんの存在、そしてこれからのあかぎハイツについてお話を伺っていきます。 「あかぎハイツ」の名前がついたマーケットが人を呼び込む 殿塚:あ

ほのぼの「あかぎハイツ」はオーナーさんが手づくりでリノベーションするマンション(前編)

毎日の帰り道、住んでいるマンションの景色が見えるだけでなんだかほっとする。玄関を開けるとほのぼのする空間が出迎えてくれる。 自分の家がそんな雰囲気のところだったとしたら、それはとても居心地が良くて幸せなことなのではないでしょうか。 omusubi不動産が長らく募集させて頂いている「ほのぼのあかぎハイツ」は、まさにそんな物件です。築40年以上、レトロなレンガや、四季折々の植栽が目を楽しませてくれるエントランスが特徴的なこのマンション。 でも、一番このマンションをほっとする空

絵と共に、どんな出会いも楽しんで生きる。画家・北見美佳さん

突然ですが、あなたが子どもの頃将来なりたかったものはなんですか? 絵を描くことが好きな人の中には、「画家」だった人もいるかもしれません。 omusubi不動産の入居者さんのひとり、北見美佳さんの職業は画家です。 「野獣派」の画家、山川茂さん(当時86歳)に師事し、2016年に独立。以来、国内外を旅し、その場所にまつわる絵を描き続けています。 いつも明るく、様々な出会いを楽しんでいる美佳さん。美佳さんが画家になったきっかけや大切な師匠である‟ムッシュ”との思い出、これから

大人も子どもも笑顔になるパン屋さん・パンとおやつのマルサン堂(つぼみハイツ)

静かな住宅街の中にある、白い外壁が印象的なマンション「つぼみハイツ」。omusubi不動産が管理するそのマンションの1階からは、香ばしいパンの香りが漂ってきます。 「パンとおやつのマルサン堂」(以下マルサン堂)さんは、昨年末にオープンしたばかりのパン屋さんです。 並ぶのは、食パンやコッペパン、ドライフルーツのパンなど様々な種類のパン。中には「ベトナムのフランスパン」など、なんだか気になるネーミングのパンも! パンと一緒に並ぶのは、ドーナツやスコーンなどのお菓子たち。思わ

表現者として生きるために、地域や周りの人たちとつながっていく。絵描き・野々上聡人さん(後編)

omusubi不動産の入居者さんであり、絵描きとして活動をしている野々上聡人さん(通称・ののさん)。 海外での生活を経て、現在は松戸に暮らすののさんに、自分の作品や、ののさんにとっての‟つくる”ということについて伺っています。 互いに出身地も年齢も同じ、omusubi不動産代表の殿塚とのトークは、友人の会話のように自然体で進んでいきました! 後半では、表現者としての在り方や社会との繋がり方や、不動産屋とアーティストという一見交わらなさそうな2人の立場の関係性についてお聞

息をするように描き、ものをつくる。絵描き・野々上聡人さん(前編)

omusubi不動産の入居者さんには、作家やアーティストとして活動されている方が少なくありません。 絵描きの野々上聡人(ののうえ あきひと)さんもそのひとりです。 野々上さん(通称ののさん)と話していると、いつのまにか何かを手にしてものを作っていたり、絵を描いていたり。 そんな様子を見て、私たちはよく「ののさんって生まれたときから絵描きって感じだよね」と話しています。 今回は、互いに松戸出身で同い年のomusubi不動産代表・殿塚と、ののさんがトーク。ののさんにとって