今、推しのことを推せてますか?(前編)

みなさんお久しぶりです。オムさんです。

今日(正確には日付が改まってしまったので昨日)、とても驚くことがありました。
それは、久々に私の推しだった方の姿を拝見できたことです。(あえて名前は出さないつもりです。せめてもの配慮です…)
そこで今回は、私の思い出と後悔していることについて書いていきます。

1.知ることとなったきっかけ

あれは約5年前のこと。最初は普段私が聴いていたラジオにゲストとして出演してくれることでした。
当時の私はアイドルに興味があったわけではなかったですが、なぜかその日はかなり心待ちにしていたことを覚えています。普段はバンドなどがゲストで来ることが多い中、珍しいジャンルからのゲストだったためでしょうか?
その方の顔もよく知らないまま、放送を聴きました。ここで私は衝撃を受けます。「こんな考え方を持っているアイドルが存在するのか」と。あまりに地に足がついている。現実的である。私のそれまで抱いていたアイドルというものに対するイメージが完全に破壊されました。(まるで当時の谷川浩司名人です。)
そして最後のリスナーに向けたメッセージでこれまた印象深い一言を残すのです。
「バカになる」
一見よくわからないこのメッセージですが、意図を聞いて私は再び衝撃を受けます。「10代の頃だからこそ許されることがある。バカになれるのも10代のうちだけだ。」とこの言葉について語りました。「聴いているみんなも元気いっぱい楽しもう!」みたいな月並みな表現をしないところにまた魅力を感じたのです。その放送内でも話していましたが、こうした彼女の考え方、発言の内容というのは彼女のこれまでの人生による部分が大きいように思います。決して楽な生活ではなく、この業界に入ってきた理由も他の人とはあまりに一線を画している。そんな彼女の紡ぐ言葉だからこそ私の胸に残ったのでしょう。
かくして、大いに彼女に興味を惹かれることとなったわけですが、放送後に写真を見て完全に落ちます。そうです。見た目もどストライクだったのです。こうして人生最初の推しが決まり、オタク人生の第一歩がスタートします。

2.好きだったポイント

もちろん、ルックスが自分の中でどストライクだったこともあり、そこは間違いなく好きなポイントでした。しかし、最初に興味を持ったポイントがそこではなかったように、内面の部分に好きなポイントが多かったのです。
他の人とは違う独特な感性や考え方(特に笑いのツボはそうでしたね…)、精神的な強さ、誰とでも分け隔てなく交流を持っていたところ、照れながらもかわいいことをちゃんとやってくれるところ、しっかりしているように見えて実は抜けている部分があるところ、クールなイメージを持たれていながらも実は結構情に厚いところ、そして何より引き際の美学…
本当は一つずつエピソードとともに紹介したいのですが、それをするとまた一本記事が書けそうなレベルになりそうなので今回は泣く泣く割愛します。
とにかく、あなたと似たアイドルは私の知る限りでは存在しなかったです。今までの世間が抱いていたアイドル像とはかけ離れているかもしれない。でも確かに人間的な魅力にあふれていた。そんなあなたは他の誰とも重ならない唯一無二の存在感があって、グループに「色」を付け加える存在でした。「アイドルとしてのあなた」はもちろん好きでした。しかし、表舞台でのほんの一部分しか知らない私がこのようなことを言うのも少し違うのかもしれませんが、何より「人間としてのあなた」が大好きだったし、尊敬していました。
これだけ好きだったにも関わらず、当時高校生だった私はこの思いを直接伝えることもしなければ、あなたを推していたという事実を形に残すことすらしませんでした。私は後にこれを悔いることになります。

というわけで、前編はここまでとなります。本当は4つの見出しの内容を一回の記事にまとめるつもりでしたが、想像以上に長くなりそうなので二回に分割します…
次回は
3.できなかったこと
4.みなさんへ
について執筆する予定です。
したっけ~

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