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教える仕事を敢えてしない理由

どうも、omuraisuです。最近は重い腰を上げてアルバイトに向けて動き出しました。半年だけでやれるアルバイトって何があるんでしょうか。

さて、今回の内容は就職活動を終えてから書こうと思っていた記事です。なんかタイミングが偶然、教員採用試験の倍率がどうのこうのという報道が出てからになりました。甘えだとか何だとか言われるかもしれませんが、自分のキャリアを決めるのは私なので、甘えでも一切構いません。

教員免許を取った背景

具体的なきっかけを覚えていませんが、教職を目指すことは自然な流れでした。教育学部じゃなくて教職課程で免許を取ることについて考える部分はありました。予備校時代に出会った教員志望の子達が全員教育学部に行ったので勉強する内容、実習経験、指導に関するノウハウは劣るなぁ…と思う部分はありました。
ちなみに、日本語教育について学ぼうと思ったきっかけはハッキリ覚えていますが、それについては「高校1年生の時からなりたかった日本語教師の資格を得るまで#1高校生編」から。

教職課程の学びについて

ぶっちゃけ、取る科目が他の学生より多くて大変でしたが、それ以上に面白くてタメになる授業が多くて勉強になりました。本当に。
教育心理学や生徒指導についてが一二を争うレベルで印象的でした。学習塾でバイトしていたので、学んだことを即実践できて良かったです。また、教授の方針からか分かりませんが、色んな映像資料や実践例を見せたくれたので1回授業を聞けば頭に残るくらい興味深いものだったと思います。
ある意味印象的だったのは、とある授業で「地域住民・保護者対応に関するビデオ」を見せられた時ですね。はっきり言ってモンペ対応に関するものです。見たのが大学2年生だったので、一瞬辞めてしまおうかと思うくらい萎えました。

実習について

指導案作るの大嫌い人間+(自分は底辺だけど)出身校=実習校が進学校だったので、ずっと行きたくなかったです。567のせいで危うく行かないのが実現しそうになったのですが、グループワークは時間制限付き、授業計画大幅修正、授業時間短縮、と「実習嫌だぁぁぁぁ」と思う暇なく過ぎました。

実習小話:教授のありがたいご意見


実習前に、大学で自分が担当する項目の冒頭部分だけ模擬授業をするという、いわばリハーサルみたいなものをやりました。その際、同期からありがちだけど有益なアドバイスや質問をいただいていたのですが、とある教授から「インタビュー記事の特性を活かした授業じゃないよね」と指摘され、心が折れました。指導計画を練り直そうとしても全くアイデアが思い浮かばず、実習で指導教官に「教授にこうやって言われたんですけど、私にはアイデアが思い浮かびません…先生(指導教官)ならどうやりますか??」と泣きつきました。指導教官に「なかなかえげつないこと言う教授さんだね」と苦笑いされました笑

実習の感想

手応えがなかったわけではありませんが、「特になし」が本音です。日本語教師アシスタントのように、「やりきった!」「こういうことが今後の課題だ!!」とは思えませんでした。これが一番教師になろうと思えなかった理由ですね。もちろん、指導教官、実習生を受け入れてくれた担当クラス、一緒に頑張った実習生達、母校の総務部等実習に関わった方々には多大なる感謝をしております。

小話:教師のバトンとニュージーランドで出会った先生達

私が大学4年になってすぐに話題になった「教師のバトン」。もちろん見ました。同期の中でも見て、「教員採用試験の勉強の息抜きで見たのにモチベーションが下がった」と感想を残す人もいました。私が通っていた大学の中での話しにはなりますが、「教員のやりがいをこれ以上アピールする」よりも「教員の待遇を改善させる」ことが何よりも教師の卵を増やす手立てになるというのが教授の意見です。
大学2年生の時に現地の公立学校で日本語教師アシスタントをしていた時、「最近は残業続きだったけど今日は早く帰れる!!」と先生が言っていたので普段の退勤時刻を聞いたら生徒の下校時刻と一緒でした。あと、授業準備に時間を掛けている姿が印象的でしたね…某ダークミステリー漫画が好きで映画を見に行く時もあるそう。

まとめ:教える仕事をしない理由

  • 教員の待遇が悪すぎる

  • 教えることへのやりがい・目標が見つからない※特に高校教諭

  • 教えられるスキル・経験がない※日本語教師・高校教諭

待遇のことについては教育関連だったら公立学校じゃなくても当てはまる問題だとは思います。待遇で教師という仕事を考え直す同期は少なからずいました。特に567対応で現場(学校)はめちゃくちゃバタバタしていました。
教えられる経験がない、というのは、私が目指す教師像に関わります。私はなんだかんだ遠回りの人生を歩んでいると思っていて、その経験を伝えられるのが教師としての一番の強みになるのでは?と考えています。それを考えたとき、社会人経験を持っていないのに社会人としてあれこれ想像や又聞きで語るのは納得できない自分がいるのも事実です。高校で教えるなら、3年後には就職する人もいるので社会人経験があっても損はないでしょう。それに、日本語教師として働くとしてもビジネスの場やフォーマルな場面で話すことを経験していないのに教えるのも難しいかなと思っています。上手く説明できませんが、教師になるために足りない部分があるからそれを補うという若干ポジティブな理由です。

最後に

教職で学んだことは凄く勉強になりました。それを学んで終わりにせず、実践するつもりです。夏休み期間だったり実習を終えたりして今後どうしようかなと考え始めた教師の卵に少しでも参考になれば幸いです。

おしまい。



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