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中学時代の部活 その2

前回。中学校の部活がどれだけ大変だったかつらつら書きました。

おかげさまでなんとかやれました


じゃあ、辞めたのかというと、辞めてません。きちんと中学3年の中体連を以て引退しましたし、なかなか会うことはできませんが、部活の同期とも仲は良いです。総じて楽しかったと言うべきでしょう。

楽しく思えたポイント①指導者がいた


「いや、顧問じゃん」と考えたくなりますが、私は顧問=指導者という考えは古いと思っています。土地柄かも。
顧問が卓球をずっとしてきている方だったので、毎日ではありませんが個別指導をしてくださいました。「バックが下手くそだ」とか言いながら下回転もろくに出来ていないのに、ひたすらバックハンドの練習をさせられました。あと、サーブも教えてくれたのかも。バックハンドは凄く上達して、1年もしたら自分の武器になりました。
先生方はその競技をやったことがなくても顧問に回ってしまうことがあるので、今になって考えると私は凄く恵まれていました。外部の専門的な指導者が来てくれる環境が整うと良いなぁ。

楽しく思えたポイント②同級生が多かった


合唱部にいた時は同期が1人しかいませんでしたが、卓球部では7人もいました。倍増(笑)。
最初のうちはやっぱり知らない人だったので打ち解けなくて大変でしたが、時が経つにつれてお互いの人となりを知り、仲良くなりました。

楽しく思えたポイント③できたら嬉しかった


何かを始めるうえで一番やりがいに感じる部分かもしれないです。
先輩から1点取った時、サーブが決まった時、相手が取れないボールを打った時。そういう瞬間を迎える度に「面白い!」とのめり込みました。

楽しく思えたポイント④精神的余裕があった


実は転校直後、母からこう言われていました。
「教室に行って授業受けろとは言わない。保健室でもどこでも良い。毎日、学校の敷地内に入ってくれればそれで良いから」
私にとってこの言葉は本当に支えでした。学校の敷地内に入ればこっちの勝ちという神ゲー。教室で6コマ授業を受けて給食食べて、その上部活までやったらボーナスポイント付きまくりです(笑) 部活がどれ程つらくても、自分の中にあるハードルは越えているという安心感みたいなものがあって、心の中に余裕が生まれていました。

小話


大学で教職の講義を受けていましたが、母の言葉は問題を抱えている児童生徒の対応に通ずるものがあるなと感じました。不登校が想像しやすいと思うので、不登校を例にすると。
不登校の子に対して学校に行くというのはかなりのハードルです。最終的なゴールを学校(教室)に行くことだとすると、最初にすべきは「時間割の確認」です。それが出来るようになると「明日の授業に必要なものを鞄に入れる」ことを目指します。そして、「登校時間に合わせて起きる」「家を出る時間に玄関まで行ってみる」「学校まで行ってみる」「敷地内に入ってみる」「保健室や別の教室に入る」のように、かなり細かいステップを経て最終的に「学校に行く」というゴールが達成される、らしいです。4年前の記憶なので誤っている可能性もありますが…
学校の敷地内に入れば万事解決!という母の言葉があったおかげで、私の中学生活はなんとかなっていたのかもしれません。

部活のその後


中学を卒業して、私は高校で卓球を続けませんでした。理由は「学校見学で市内の強化指定選手がいたから」です。強い選手がいたことにビビってました。あとは、「高校に面白い部活があったのでそっちに入りたかったから」です。
高校も高校でかなり大変な思い出がありました。引退する時に先輩や顧問に言われたのが「この子は辞めちゃうんじゃないか」でした。常に黄色信号だと思われていたっぽいです。なので、部活の先輩に会うと高確率で「成長したね」とお褒めの言葉がもらえます(笑) なんとかやっていけたのはやっぱり中学の部活があったからだと思います。人より半年分スタートが遅れても、不器用な自分でも努力次第でやっていけるということを分かっていたし、「中学生の私ができたことを高校生の私ができないとかありえなくね?」みたいなプライドもありました。部活は苦しい思い出のほうが多いですが、やっていて良かったと今では思います。

部活に対して思うこと


私は部活賛成派です。部活(課外活動)でしか経験できない人間関係であったり成功体験であったり、そういったものを一概に排除するのはもったいないと思います。ただ、今の部活をそのまま残すのは違うと思います。
教職課程にいた人間としては、部活がかなり教員の負担になっていることは否めません。ちろっと触れましたが、外部の専門的指導者、もしくはOGOBの力を借りながら、顧問の負担を減らしつつ、授業では学べない経験を培って欲しいなと考えています。色々考える要素はありますが、これがテーマじゃないのでこの話はおわり。

いつになく真面目な着地点でした。おしまい。

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