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最終出社日

こんにちは。おむなつきです。
先日、4年と3ヶ月勤めたエネルギー企業の最終出社日でした。

退職を告げてからこの日までは気まずかったり不安に駆られたり、色々気持ちが錯綜しました。
今日は、どのような最終出社日を過ごしたかについて書いていきます。

普段と変わらない始まり

今日でこの時間帯のこの電車に乗るのが最後かぁ、このローソンの朝食パンもしばらく食べなくなるなぁなんて考えて、出社。
いつもと変わらずPC開いてメールチェック。変わることは、少しだけ綺麗な自分のデスクだけといった状態で、本当に何も変わらない一日の始まりでした。

挨拶周り

最後に会ってお話ししたいと思う人をざっと数えてみると、100人ほどいました(驚)
人事は本当に人と関わる機会が多いと実感します。そのため、100個ほど地元のお気に入りのお菓子を用意し、いざ、挨拶周りに出かけました。

午前中、一番初めの挨拶が一番言葉に詰まったかもしれません。自分が言い慣れていないのか、何か秘密を打ち明ける気分。
同期は驚きと少しの同情の表情。そして、「ゆっくり休んでね」と多くの人が言ってくれました。
執務室をまわる中で新入社員の姿も。自分を採用してくれた人が入社3ヶ月で会社を去るってショッキングだよなと思いつつ、話しかけて少しだけ会話しました。
「入社してくれてありがとう。頑張ってね。」
この気持ちが全てでしたので、最後にこの言葉を伝えられて良かったです。

一日をかけて会うべき人に会っていく。私は本当に周りの人に退職のことを言っていなかったので皆を驚かせている、同時に、転職もしないので心配もさせているだろうなと思いました。
また、かなりの人が「戻って来れる制度も今はあるよ」と言ってくれました。私は出戻りしないことを固く決めているので、言われる度に「もうこの人たちと一緒に働くことはないんだ」と痛感しました。

最後の瞬間

自分の部署を最後に挨拶しました。
本当に当日まで伏せていたので、突然すぎる別れに伝えながら私も気がおかしくなりそうでした。これって現実?

本当に定時ギリギリまでかかって挨拶終え、採用チームのみんなで最後に写真を撮りました。「この会議室とか、人の居心地の良さ、空気感とか、全部最後?信じられない」と思いながら、シャッターに映りました。

私は仕事でバタバタしがちなのですが、この日も案の定本当にバタバタして、庶務の方に書類廃棄を依頼したり、退職メールもお知らせしたい全員を宛先に入れる事さえ間に合わないという羽目に。。自分の机を拭きもせず、そのままの状態で走って去る事になりました泣

これから退職する方へは、①お世話になっている方には早めに伝える、②最終日にバタバタしないように計画的にデスク整理や挨拶周りをする、基本的ですがこちらお勧めします泣

最後は、採用チームの皆が私をエレベーターまで見送ってくれました。バタバタしたおかげか、涙より汗がたくさん出ました。「さよなら。」

そして、電車に乗るまでの帰路でたまたま上司と居合わせて、最後に会話しました。
別れ際、「めげずについてきてくれてありがとう。お疲れ様でした、頑張ってね。幸あれ。」と言ってくれました。

超厳しい上司の笑顔が見て涙が出そうになりました。
本当にこの人の下に入れたら成長できたろうな、惜しいなと思う反面、自分の人生のために決断したんだ、前を向け、頑張れ自分!と奮い立つ気持ちが同居しました。

これから長い勉強期間になります。モチベーションも毎日高くは続かないと思います。それでも、上司や同僚が私にくれた言葉はどれも温かくて、勇気が湧いてくるものばかりです。この言葉を思い出して、頑張ろうと思いました。

新卒で入社した会社を退職して思うこと

この4年と少しは、休む暇もなく働きました。
特に採用担当になってからは、22時まで働く日が続きました。遅く帰ってきても次の日の朝には満員電車に揺られながら「あれしなきゃ、これしなきゃ」と本当に仕事のことばかり考えていました。
一転、今の私の目の前にはやれと言われてやるものは何もありません。自分の人生のために必要なことだけを選んでいい、本当に貴重な期間です。
実際、所属や仕事を失った虚無感や寂しさも心の中にあるのですが、本当にこんな気持ちは早く捨て去って、もう自分の第二章に早く進みたい!!!

自分が学生の頃に選んだ会社はあの頃のベストでした。間違いなくいい会社でした。
これからは新しい道を応援してくれている沢山の人の期待に応えるべく、キャリアブレイクを有意義に過ごします!

おむなつき

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