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最終出社日まであと5日

こんにちは、おむなつきです。
残りの出社日があと5日となりました。
朝起きて同僚と顔を合わせ夕方帰ることを5回繰り返すと、私のこの会社での仕事人生が終わるなんて信じられない気持ちです。
私は元来泣き上戸なので来る最終出社日に必ず泣く自信がありますね。。
今回は、退職を告げてから今日に至るまでをお話したいと思います。

気まずさと寂しさの日々

4月30日に退職を告げてからは、新卒採用担当として面接に出ることはなくなり、
会議にも顔を出すことは少なくなりました。
技術系採用をメインにしていた私は、技術系の社員の方から、
「最近一線に出てないですけどどうしたんですか」なんて声を掛けられたり、、
まだまだ社内の人には言えない時期だったので「そうですかね」と濁す日々。

同じチームの採用担当にもしばらくの間は伝えられず、「あの人なんで面接入らないんだろう」と、多分、思われる日々。
大変気まずい期間を過ごしました。この頃は付箋でバレないように最終出社までの残り日数をカウントダウンをしていました。

5月末、ようやく周りの採用担当にも伝えられるようになり、
「やめちゃうの、、さみしいさみしい」と言ってくれました。
私も周りの人は好きで、最終出社日からパタリと会わなくなるなんて、私も同じくさみしいさみしい。

上司の一言

そんなある日、上司から呼び出しがあり、おむなつきさんの退職については手続き進めてます。とひとしきりの事務連絡。
ここからは、おせっかいなので、話半分で聞いてほしいと、一層真剣な表情になり、

「ここまで一緒に仕事した縁で言うよ。離職期間が長引くことや個人事業主になることは考え直してほしい。」

「子供が欲しいんだよね、子供は親を選べないと言われるとおり、子供のためにできる限り安定していた方がいい。会社に所属していたほうが、保険とかメリットも多い。ちなみにおむさんの年では売り手市場だけど、離職期間が半年でも空いた途端、一気に書類が通らなくなる、この人は何かあると不信になるよ。」

「今おむさんは選択肢が3つある。一つ目に会社を辞めない、二つ目に転職活動をしない(現行案)、三つ目に転職活動を始めてみる。一つ目はもう厳しいね。是非三つ目の選択肢の少しでも始めてみることを勧める。なぜなら、うまく行かなくても三つ目に戻るだけで失うものはないから。とにかく後悔しないでメリデリ比較でもして決めてみたら。」

中途採用を担当している上司は、採用市場の現実と率直な意見を添えてくれました。会社を去る人間に対して真剣にアドバイスしてもメリットなんか何も無いのに、、本当にいい人だなと感動しつつも、自分の目の前に立つ現実を思い知りました。
そして、その日のうちに転職エージェントに登録して、転職活動について調べ始めました。

送られる会

送別会は部としては行わず、採用チーム内で行いました。歓迎や異動の際はいつも職位のある方が参加されるので、退職者の会にはさすがに出席しないかと自分の立場をわきまえたと同時に、気の置けない周りの人たちが集まってくれて嬉しかったです。
1つ上の先輩から挨拶も振るから考えといてねと言われたので、自分が感極まり泣かないかなと心配にも、、

送別会は大好きな餃子を堪能。必然的に私に一番料理が集まるので、お腹いっぱい。もうそろそろ挨拶?ってドキドキしながら、横目に気にする。料理が落ち着いた頃に先輩が上司に挨拶を振りました。
上司は最初は軽く冗談を言いましたが、すぐに真剣なトーンで一言。

「出会って1年。もう少し育てたかった。それをすごく残念に思っている。」

私はここでそう思っていただいていることに涙がこみ上げました。私は自分は不出来な人間だと嘆き、自信喪失してました。その後、このように続けてくれました。

「でもこのような決断をしたおむさんはリスクをとったということ。そんなおむさんに敬意を評したい。」

それは私の思いそのままでした。私は自分の人生に不安と少しの希望しかないです。安定した大企業捨てて無職になるので。ですから、上司の言う通り、リスクをとった結果となりました。その覚悟と行動に対して不安にならない日はなかったので、それを言葉だけでも応援してくれる姿にボロボロと涙が落ちました。

その後、私からも一言!となったので、以下を伝えました。
「皆さんに負荷をかけることは本当に申し訳ないと思っている。
でも、私だけの人生ではなく、これからは二人分の人生を生きる、真剣に考えてこのような行動をとりました。次も決まってないし、サバイバルな人生です。
数年後に報告できるように頑張りたいです。」

退職した後のこと

会社を辞めた私が次に力を注ぎ込む先はデータ人材育成スクールでの勉強です。
6月から受講が開始し、一ヶ月目は自己分析や目標設定を行います。
二ヶ月目から本格的にデータサイエンス、データエンジニアリングの講義が始まっていく流れです。

初回、スクールの先生になるべく先回りで勉強して早く転職できるようにしたいと相談とお願いをしました。基本的に働きながら通う人が多く、私は無職なので他の人よりもペースは早められるはずという思いがあったからです。とは言え、未経験領域のことを始めて勉強するので、私の今後の計画や熱意を一心に伝えました。

翌日、先生からは講義開始月を一ヶ月早めていただけるように運営側で調整したとの連絡があり、前倒しで講義が受けられるようになりました。一層勉強に邁進せねば。

振り返ると、こうしたいという人生に対して、自分でアクションして未来を変化させる感覚でした。社会人になって能動性が薄れてしまった私には、久しぶりに学生時代のようなワクワク感を抱きました。こういう人生も悪くない。

その後、改めて自分の人生について考えました。
志を同じく奮闘してきた会社の仲間との別れ、応援される身、無所属で不安定な生活、何者になるかも明確ではなくスクールでこれから勉強する私。
プライベートでは今月入籍し、いつも支えてくれる人と正式に夫婦になる私。

本当に目まぐるしすぎる!と思いながら、予定調和もなく、全て自分の意思で責任で物事が進んでいくことを、素直に楽しんでいこう、とそんな気持ちです。

来週は一つ一つの仕事を噛み締めて、最終出社日を迎えます。
泣きすぎませんように!(>_<)

おむなつき

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