今年読んで面白かったマンガn選

2019年、2021年に続いて実施してきた企画が今年もついにやってきました。

今年読んだもののうち面白かったマンガを紹介しようという自己満足な企画です。

物理的な本棚のキャパに限界が見えてきたという至って普通の事情があり、今年はついに電子書籍でいくつかの作品を読み始めました。

その結果、マンガを読むハードルが急激に下がり、6月くらいから3,4ヶ月は毎日1冊マンガを読もう企画を継続していました。
(※なお、現在この企画はスプラトゥーン3やポケットモンスタースカーレット・バイオレットの発売に伴う多忙化により、断念しています。復活させる気はあります。あと普通に研究関係も忙しい


本企画の対象となる作品は、

「自分が今年読んだ作品」

これだけです。


ではいきましょう!

■隣のお姉さんが好き

2021年版の当企画でも紹介したのですが、今年になって単行本が発売したということで再度紹介。もう最高です。読んで誰も不幸にならないラブコメ。現在発売中の2巻までをまとめて読むと、たーくん・心愛さんの心情の変化がとてもよくわかります。
実はこの作品につられて、藤近先生の『好きな子がめがねを忘れた』も全巻読んだんですが、こちらも最高です。
人の気持ちの変化を描くのが極めて上手な作家さんなので、誰が読んでも面白く、様々な感じ方があると思います。

■辺獄のシュヴェスタ

前から気になっていたのですがもう紙版がなかなか手に入らない作品で、電子書籍に手を出したことをきっかけに読みました。
主人公エラの生き様・信念がこれでもかというほど伝わってくる作品なので、読者であるこちらの精神が弱った状態で読むとちょっとキツイかもしれないです(多少グロテスクなシーンもあるし)。
とはいえ複雑な伏線等はなく6巻で綺麗に完結し、物語の強さとしては凄まじいものを感じる作品でした。
中世ヨーロッパの雰囲気をもう少し知っていたらより面白く読めたと思うので、そのあたりに興味がある人にもおすすめです。

■金色のガッシュ!!2

これまで読んだ作品の中でも(思い出補正込みですが)5本指に入るほど好きな作品の続編ということで、今年一番楽しみにしていた作品かもしれないです。
人気作の続編は世の中にたくさんありますが、本編と比べるとやはり面白さは一・二段劣る印象だったのでした。しかし、ガッシュ2はむしろ本編と同等かそれを上回る面白さでした。
読む前は「ガッシュが王様になった後にどういったストーリーを展開するのかな」と思っていましたが、本編のシステムをうまく使ってあの時のワクワクを再現してくれます。
登場人物たちの成長を見れるのも感慨深く、今後がかなり楽しみな作品の一つです。

■これ描いて死ね

中高生のときにこれを読んでいたら、たぶん自分でもマンガを描いていたと思います。
登場人物がかなりコミカルに描かれている一方で、彼らが直面する厳しい現実や試練も描かれており、そのギャップで飽きることなく読むことができる作品です。
研究をする大学院生として「大学院生応援マンガ」はいくつか紹介できるようにしているのですが、今後はその一つとしてこの作品も提案できそうだなと思っています。

■BLUE GIANT

これも前から気になっていた作品だったのですが、読み始めた途端面白すぎて一瞬で全巻単行本で揃えてしまいました。
主人公の大が超真剣に世界一のジャズプレーヤーを目指す姿を見ているとこちらも頑張る気になるのですが、大ほどの熱意や行動力を持ち合わせていない自分が少し嫌になったりもします。そういう意味では少し人を選ぶ作品かなとも思います。
とはいえ、作品の世界そのものを楽しむという面で考えれば絶対におすすめしたい作品です。劇場アニメも楽しみです(アニメ化される話の結末を知っているので今から泣く気しかしない)。

■おやすみカラスまた来てね。

今年7巻で完結した大人の恋愛マンガです。私は基本は少年マンガを中心に読むのですが、数年前に知人の紹介でプリンシパルを読んで以来いくえみ綾先生のファンです。
いくえみ先生も人の感情を描くのが大変うまく、そのためか女性向けマンガ特有のふわっとした内容や構図が苦手な人でもかなり読みやすい作品だと思います。
大人向けの作品なので、登場人物たちが(ギャグタッチで描かれる部分も多いものの)みんな現実的なところも読みやすく感情移入しやすい理由かなと思います。こちらも読んでいて誰も不幸にならない作品。


と、ここまで6作品を紹介しました。

他にも面白かった作品はたくさんありますが、キリがないのでここではこれでおしまいにしようと思います。


2023年もたくさんマンガを読むぞ!(目標は平均して1冊/日)

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