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#4 ラッセル 幸福論 #読書感想文

バートランド・ラッセル  (1872年5月18日 - 1970年2月2日)は、イギリスの哲学者、論理学者、数学者であり、社会批評家、政治活動家である。


・イチゴが好きな人はきらいな人の知らない快感を知っている。フットボールを見て楽しむ人は、その分だけ楽しまない人よりすぐれている。読書を楽しむ人は、そうでない人よりも、なお一段とすぐれている。人間、関心を寄せるものが多ければ、多いほど、ますます幸福になるチャンスが多くなり、ますます、運命に左右されることが少なくなる。かりに1つを失っても、もう1つに頼ることができる。

楽しいことや自分が好きなことが多い方が確かに幸せなのかも知れない。幸せになる打率は上がるだろう。その為にはまず行動しなくてはならないということになる。でも本当に大切なのはその面白さを見つける姿勢なのかも知れない。それを好奇心といっても良いのかも知れない。私もなるべく同じ本や映画を見ないようにはしているが、それは慣れてくると高揚感や感動が少なくなる気がするからだ。振り返ってみても一番最初に見た時の印象が強く残っているのは確かだ。同じことをする時はそれがどのようなものか分かっている。ただその行為は精神の安寧を目的にしているのかも知れない。初体験を望むのは好奇心からで趣味や娯楽の領域かも知れない。似ているようで感情の出発点は全然違う。

・仕事は、だから何よりもまず、退屈の予防策として望ましいものだ。といのは、おもしろくはないが、どうしてもしなければならない仕事をしているときに感じる退屈などは、日々何ひとつすることが無い時に感じる退屈と比べれば、ゼロに等しいからである。もう1つ長所は休日になったときにそれがずっと楽しいものになる。

仕事をしている時よりも休日で退屈にしている時の方が体が重く感じる時がある。それはメンタルがフィジカルを上回っている証拠かも知れない。決して無理をしろと言っているわけでも無い。心と体の結びつきを解く事は出来ないが、精神的なものの伸び代は無限にあるような気がする。人間の思いの強さがいかに作用するのかを私は理解している。メンタルは変える事ができるものなのか?できると思う。今メンタルが弱いもしくは私は自分はメンタルが弱い人だと思っていても、精神世界では無限に強くなれる。それが時として現実世界で形になって現れてくる時もあるので、常に自分の心の中はポジティブに綺麗に穏やかにしていたい。それが自分の人生を創り上げるから。

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