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大学生×出版~ビジネスはそこら中に溢れている~

大学生がビジネス本を出版するために奮闘している。学生ってビジネスと関係ある?そもそも本って一般人が出版できるの?資金はどうするの?文章作り・原価・印刷・表紙を考える、プロモーション活動、直接関わるのは全て女子大学生。ビジネス本出版のための活動をしながらビジネスを経験する学生にスッポトライトを当てる。

本当にビジネス=社会人?

ビジネスと聞いて、社会人のことだから学生には無関係だと思う人は多いのではないだろうか。しかし今回のビジネス本の対象はあくまで学生をメインとしている。こんな経験はないだろうか。アルバイト、仕事をしているとき、時間=お金に換算してしまい、その時間を耐えることでお金を稼げるという感覚になっていること。しかし、少しでも売り上げや給料がもらえるシステムを考えることができれば、働くことに対する意識は変わるだろう。ビジネス初心者にこのような感覚を持ってもらうことを手助けするのが、今回のビジネスモデルを解説するビジネス本だ。ビジネスは私たちの日常生活に強く結びついている身近なであるということを大学生に知ってもらいたいのだ。

学生へ新たな引出しを

今回のビジネス本の書籍化プロジェクトを行うのは、NPO法人学生ネットワークWANという団体だ。この団体は簡潔に言うと大学生に経験の場を提供する場所で、何か行動を起こしたい学生を支援する。その中で今回のプロジェクトのプロモーション部門の責任者として活動する寺田さんに、組織としてどうしてこのプロジェクトに関わるのか話を伺った。

1つの目的は前に話した通りビジネスモデルを知ってもらうことであるがそれに加えて、もう1つはWANの可能性学生手助けの引き出しを広げるためだという。私たちは「本ってどうやって作るのか?」と聞かれても答えられない人がほとんどだろう。本来、本の出版というのは簡単に経験できるものではない。しかしこのプロジェクトの学生は本の作成から販売までの全て過程に関わっている。このように自らが本を出すノウハウを身に着けることで、今度は他の何か行動を起こしたい学生を手助けでき、WANが学生の経験の場として成長できることも狙っている。WANは学生出版の先駆者となるのだ。

未完成のプロモーション

全て学生プロデュースということで気になるのが資金面だ。このプロジェクトはクラウドファンディングを利用している。ここで難しいのは、クラウドファンディングの特徴である、出来上がったものがない状態で、プロモーション・販売促進していかなければならないということだ。ものがない状態でどうやってこの本の良さを知ってもらえるのかという部分やそもそもクラウドファンディングのシステムをよく知らない人が多いというのも苦労する点だという。しかし作成途中だからこそ本の内容だけでなく前にも述べてきたような、学生が手探りで前代未聞の挑戦をするこのプロジェクト全体を知ってもらい、プロモーションに繋がるのではと考える。このような中でビジネスの知識が少ない人、ビジネスという言葉に抵抗がある人が多くいることを改めて実感することも多くあるというが、さらにその人たちにもこの本が届くようにと熱が高まっている。

出版に向けて

このようにビジネス本書籍化プロジェクトのメンバーは、自らが本の作成・出版というビジネスに携わりながら、ビジネスをもっと身近に感じてほしいという思いを込めて、ビジネスモデル解説本の出版に向けて進んでいる。アルバイト、仕事、さらには就活に対してお金だけでなくビジネスモデルという軸を増やして向き合ってもらえることを目指している。現在は、本当に読んでほしい人たちに向けてより分かりやすい文章になるように修正を行っており、3月の出来上がりに向けて進めている。


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