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肉食と草食の狭間

都市部にも野生動物が出没するようになった現代で人間と自然はどう付き合えば良いのか、この本がとても参考になった。

人間の生活形態によって野生動物に対する感情が違うというのが面白かった。
狩猟してる人にとって野生動物は生活の糧で神からの授かりもの。
農業してる人にとって野生動物は農作物を荒らす害獣で駆除すべきもの。
狩猟と農業の両方をしてる人間の野生動物に対する感情は狩猟の人と同じ。

動物性のモノは食べない!と頑張ってる方々が過激な肉食批判を繰り出す光景と同じようなものを感じた。
野菜や果物を作るためには害獣・害鳥・害虫がたくさん殺されてるよ!

野生動物についてわかってることは少ない。
人間のちっちゃな知識だけで自然をわかったつもりになるのは傲慢だ。
草食動物と思われていたノウサギは肉を食べていた。

ミツバチが生きるためには肉が必要だった。

笹ばかり食べてるパンダもクマ科の肉食動物だ。

それぞれの生き物が必要なものを美味しくいただけるのが豊かで調和のとれた世界なのか?
質の悪いモノばかり食べて体に毒を蓄えてる現代人が野生動物の食料になるのはよろしくないと思う。
自然に対する畏敬の念のある狩猟的肉食と対極にあるのが悪魔崇拝者が人間の子供を虐待して食べる行為だと思う。
家畜肉でも子供のほうが美味しくて好まれてますけど。

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