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下書きに埋もれていたnote

2022.04.彼と過ごす2度目の春。

相変わらず喧嘩はするけど、お互いに上手ないなし方を覚えてきたみたい。
止めてほしいことは傷つかないタイミングで傷つかないトーンで言い合えるようになった。
お互いが何をして欲しいのか、少し察することができるようになった。
それでも喧嘩のタイミングが悪いと、会えない期間は不安になります。
どうやら私だけじゃなくて彼も不安になるみたい。

彼は、未来の事は全く考えていないみたい。
もちろん“いつかは”と思っているみたいだけど、考えてはいない。

ある日、仲良く喧嘩しながら接客する夫婦が切り盛りする、美味しい焼き鳥屋さんで「アルバム作ろう」と彼が言った。
どうせお酒の勢いで言っただけ。と思った私は、彼が「アルバムを作ろう」とぼんじり片手に言ったことをしばらく忘れていた。

それから数日後、ノートを探しに行こうと誘われ出かけた。
4つの雑貨屋や文房具屋を巡った。
結局、選び抜いて決めたノートは無地のcampusノート。
この話をすると、女の子は口をそろえて「えーーー」という。
「えーーー(せっかくのアルバムなのに、どこにでも売っている普通のノート?しかも、一日かけて探し回ったのに普通のノート?)」という事だ。
気持ちがわかるし、私も喉まで出かけて言わなかった 笑
彼が一生懸命に探して、悩んでいる姿をみていて、すごく幸せだった。

帰ってきてからしばらくノートは開封されることもなかった。
ほどなくして、彼は両手いっぱいのレシートを手に家にやってきた。

「今日はアルバムをつくるぞ!」
そう言って、初デートの日に行ったキリンが写った動物園の入場券を貼った。


2023.2  アルバムは2冊目に突入。

限定表紙のスケッチブックに最初に貼られたのは、セントレアではしゃぐ私の写真だった。