フィギュアというジャンルは無くなるのか?

ガレージキットでの表現や販売が主な時代から始まり、今となっては塗装済み完成品のフィギュアが一般販売される時代。
またはプライズ品であったり、小さいサイズで商品のオマケとして付属していたりと、フィギュアを見かける・手に入れる機会は昔と比べて断然増えました。

アニメなども巷の広告などで見かける機会が大幅に増えており、時の流れを感じます。
四半世紀前が1999年ですので、玩具やアニメはオタクが楽しむものから、一般的に楽しむ嗜好品の1つへと昇華されたとも言えると思っております。
良い時代だ。

しかし昨今は円安により製造単価が跳ね上がったことなどで、上代が以前と比べてかなり高くなったな…と企画をしていても感じます。
またアクリルスタンドのような新たな嗜好品も現れたことで、人々の楽しみ方は千差万別。なので、こちらの方が良いという方もいらっしゃるでしょう。
このままではフィギュア業界自体が尻すぼみになってしまうのでは無いか?と思ったことはあります。

以前、他社のトークイベントに参加させていただいた際に、「フィギュア業界は今後どうなってしまうのか?」といった話題を交わすタイミングがありました。
現状が昔と比べて多彩な表現。複雑なパーツ数と組立。カラフルかつきめ細やかな塗装が出来るようになったと進化を感じつつも、製造単価が上がっていけば上代もどんどん上がってしまい、購入する層が減ることで業界が先細りするのではないか?と。

その時、自分は上記にあるような思いがありながらも
「とはいえ、ここまで普及し一般化したフィギュアを愛する人は増えております。
今は様々な概要もあって商品代は上がっていますが、その時代に合わせた仕様や、またその時できる新たな技法や生産方法などを工場側と協力して駆使し、より良いモノを作り続けることで、お客さんも一緒にこの業界は今後も盛り上がり続けると思います。」
みたいなことを発言させていただきました。

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