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上嶋家文書

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名張と能楽 第四回 『上嶋家文書』の紹介 江戸時代の系図か昭和になって創作されたものか

名張と能楽 第四回 『上嶋家文書』の紹介 江戸時代の系図か昭和になって創作されたものか

 今回紹介する『上嶋家文書』とは、昭和32年11月以降に伊賀市在住で、郷土史家であった久保文雄(本名:文武)が学術雑誌に投稿した観阿弥・世阿弥に関する江戸時代の系図類を言います。
 観阿弥の母親は楠正成の姉であり、観阿弥の奥さんは播磨の永富の娘で、名張の竹原大覚の養女となった人だという系図で、当初から能楽学界では認められず、日本史の研究家や小説家や梅原猛に評価されるという運命の系図でした。
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