地方は保守的で排他的なのか。
私は愛媛県で生まれ育ちましたが、社会人になり20代半ばで関東に出てきて働いています。
現在は小さな会社を経営しており、本社は東京都豊島区にあります。
創業当初は関東エリアを中心に事業展開していました。
約2年前(2021年)に、地元愛媛県で飲食事業を始めました。
愛媛で事業を始めてみて「地方が保守的で排他的」という側面を全く感じなかっと言えば嘘になります。
語弊を恐れずに言えば、
・仕事の進め方ひとつにおいても、形式、制度、踏襲というワードに連想されるような出来事にやりにくさを感じることもありました。
・人間関係においても、すぐに点と点は繋がるし、縦にも横にも上下にも、あるいは斜めにも複雑に絡みあっている。
・「関東に出て行った人間は、愛媛のことを大事に思ってない。」というようなことを言われたこともあります。
しかし。しかしです。
よく考えてみると、
私は「誰にも頼まれてないのに勝手に」愛媛で仕事をしているだけ
です。
それなのに。
愛媛の方に多くの支えをいただいて、仕事ができています。
私は愛媛にいる人、愛媛で関わってもらえる人がいなければ、何の価値も生み出せない。
もっと言えば、勝手に愛媛で仕事を始めたのに、応援してもらってさえいる。
急に地元に戻って来たやつが勝手にやってるのに、応援してもらえているというのは、むしろ挑戦を見守ってくれるあたたかい風土があると感じます。
2年程続けてきて、そういう感じ方をしています。
今後、状況は変わるかも知れません。
先のことはわかりません。
そもそも、私が愛媛に縁もゆかりもない人間だったら、また感じ方も変わったかもしれません。
飲食店やジムといった店舗ビジネスをやっているから、こういう内容を書いているつもりはありません。
現在の本音というか、素直に感じていることです。
タイトルの「保守的・排他的」の話についてですが、愛媛の人に聞いたら、10人中9人が「そうだよ(保守的で排他的だよ)」と答えます。(大本調べ)
ただ、何かをするときに全てを最初から否定されるような街ではない、というのは分かりました。
なので、首都圏はこう、地方はこう、と単純に決めつける考え方が一番危険なのかもしれません。
様々な考え方がありますし、私など、もはやおっさん。
今後は、新しい価値観がどんどん生まれていくでしょう。
私が今感じていることなど、取るに足らない一瞬の出来事。
それであれば、今、正しいと思うこと、価値があると思うことに全力で取り組むべきだと思いました。
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