志達書店

無人書店の実現へ。テクノロジー導入を進めるアリババの最新書店とは|志達書店

【一言で言うと】キャッシュレスや顔認証入場。無人書店を実現するべくテクノロジーを取り入れるアリババの最新書店

基本情報

主に展開する国:
設立:2018年5月7日
店舗数:1店舗(2019年9月時点)
ジャンル:書店
売上高:非公開

なにが特徴か

アリババグループの天猫(Tモール)がデジタル書店「志達書店」を今年5月にスタートさせた。天猫は、中国No.1 ECプラットフォームであり、2018年の累計流通額は97兆円に達する。志達書店は6000冊以上の本を取り扱い、店舗内においてはキャッシュレスとなっている。この書店は、顔認証で入店し、レジを通さず退店するだけで決済完了する仕組みとなっている。さらに、Tモール等から獲得したデータを、ビックデータとして活用し本を推薦する際活用する。

1. 顔認証で店舗内入場

店舗入り口にある、QRコードをスキャンしアリペイ上で自分の顔を登録すると、店舗に入る事が出来るようになる。アリペイアプリの無い人も店員のサポートを受けて入店することが可能だ。顔を登録するだけで、レジで決済する必要は無くなり、本を持ち退店ゲートの前に立つと、レーザーが自動で本を認識し、さらにカメラが顔を認識する事で決済が完了する。
尚、無人店舗とアリババは掲げているが、実際にはサポート要員として店員はいるようだ

2. 顧客のデータをもとに来店客に本を推薦

書店内にあるタッチスクリーン上で本の在庫があるかの検索が可能だ。さらに、天猫での購買履歴や閲覧履歴を基に、タッチスクリーン上で本を検索すると、AIがおすすめ商品を勧めてくれる。オンラインの買い物と違い、実際の店舗なので、在庫さえあれば手にその場で取り読む事が出来る。ただし、データ解析に基づく店舗での書籍の推薦はまだ始まっていないといった情報もあり、これから徐々に店舗内の機能を拡充していくとみられる。

Banner Photo by Unsplash

関連ニュース

Amazon GOやBingo Boxだけじゃない。無人店舗の現状と可能性
https://orange-operation.jp/posrejihikaku/self-checkout/11862.html


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?