「Give」は幸福度を上げる。お返ししたくなる「返報性の法則」とは。
今日は3月14日。ホワイトデーですね。
2月14日バレンタインデーへのお返しの気持ちを表す日、とされています。
今や、バレンタインデーもホワイトデーも性別を問わないイベントへ変化しているので、今日のお菓子売り場は老若男女で賑わっていました。
「お返しの気持ちを表す」
相手から受けた好意や贈り物などに対して、「お返しをしたい」と感じるのは人間にとってごく自然な心理です。
これを心理学では「返報性(へんぽうせい)の法則」と言うそうです。
この心理を用いたテクニックは、販売などの現場でも見られます。
食品の試食、化粧品などのサンプルがその例です。
「試食したから買わないと…」
「サンプルもらったから買った方が良いかな…」
こういう経験、ありますよね!
返報性の心理を期待し過ぎる販売は、買い手の気持ちのプレッシャーになることがあります。
どうしたら気持ちよく、相手へ提供することができるでしょう。
販売や営業のテクニックとして使う時にも、バレンタインデーなどで相手へ何か贈る時にも、
「相手を喜ばせたい」
という純粋な気持ちが大切です。
販売や営業などでは、「顧客満足」や「顧客第一」という言葉で表されるでしょうか。
「Give&Take」という言葉がありますが、
「Give」=相手に何かを提供する時に、
「Take」=取る、掴む、
つまり見返りを求めすぎると、下心が透けて見えてかえって逆効果。
販売の場面では「買って欲しい」という気持ちが強すぎると、それを察したお客様は、スーッと引いてしまいます。
「Give&Take」ならぬ「Give&Given」
贈ったら、贈られる。
日本語の「情けは人のためならず」ですね。
私たちが心から、素直な気持ちでGiveすれば何かの形で必ず返って来るのだと思います。
友人の喜ぶ顔、お客様の喜ぶ顔、が見られれば、とても幸せですね。
最後にお題をひとつ。
「人の喜ぶ顔を見るためにやっていることは?」
これを意識すると、幸福度がアップするそうです。この問いをテーマに、是非、ご自身との対話、仲間との対話を楽しんでみてくださいね。
By Naoko(Well-beingダイアログカード 認定ファシリテーター)
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